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公開番号
2024175542
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-18
出願番号
2023093399
出願日
2023-06-06
発明の名称
ラゲッジシステム及びこれを備えた車両
出願人
トヨタ紡織株式会社
代理人
弁理士法人 HARAKENZO WORLD PATENT & TRADEMARK
主分類
B60P
7/06 20060101AFI20241211BHJP(車両一般)
要約
【課題】ラゲッジスペースに載置された荷物に応じて、スライドバーの停止位置の調整を行う。
【解決手段】ラゲッジシステム(10)のコントローラは、荷重センサにより第1ラゲッジスペース(6)に載置された荷物が有ることが検知された場合、スライドバーを駆動する駆動機構を制御して、スライドバー(20)を右方向に移動させるとともに、右方向におけるスライドバー(20)の停止位置の調整を行う。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
車両に備えられるラゲッジシステムであって、
ラゲッジスペースの載置面に載置された荷物の有無を検知する検知部と、
前記載置面に沿う第1方向に移動するスライドバーと、
前記スライドバーを駆動する駆動機構と、
コントローラと、を備え、
前記コントローラは、
前記検知部により前記荷物が有ることが検知された場合、前記駆動機構を制御して、前記スライドバーを前記第1方向に移動させるとともに、前記第1方向における前記スライドバーの停止位置の調整を行う、ラゲッジシステム。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
前記スライドバーは、前記載置面に沿う方向であって前記第1方向とは交差する方向である第2方向に延びる第1壁と、前記第1壁と接続し、前記第1方向に延びる第2壁と、を有する、請求項1に記載のラゲッジシステム。
【請求項3】
前記第2壁は、第1スモールバーを有し、
前記第1スモールバーは、通常位置と、前記通常位置よりも前記第1方向に延長された位置である延長位置との間を移動可能である、請求項2に記載のラゲッジシステム。
【請求項4】
前記スライドバーと前記第1方向にて対向する立壁に収納された状態である収納位置と、前記立壁の外部に延出した位置である第1延出位置との間を移動可能な第2スモールバーと、を更に備える、請求項1に記載のラゲッジシステム。
【請求項5】
前記第2スモールバーは、前記第1延出位置よりも前記第1方向とは反対の第3方向に延出した位置である第2延出位置に移動可能である、請求項4に記載のラゲッジシステム。
【請求項6】
前記スライドバーは、前記ラゲッジスペースに荷物が載置されていない場合、前記スライドバーの移動可能範囲において最も前記第1方向とは反対の第3方向側に位置する最離反位置に位置する、請求項1に記載のラゲッジシステム。
【請求項7】
前記コントローラは、
前記検知部により前記荷物が有ることが検知された場合、予め定められた条件を満たしたことを契機に、前記第1方向とは反対の第3方向に移動させる、請求項1に記載のラゲッジシステム。
【請求項8】
前記コントローラは、
前記車両が前記第1方向とは交差する方向である第2方向に傾いていることを検知した場合、前記スライドバーを前記第3方向に移動させない、請求項7に記載のラゲッジシステム。
【請求項9】
前記コントローラは、
前記駆動機構を制御して、前記載置面に沿う方向であって、前記第1方向とは交差する第2方向に前記スライドバーを移動させ、前記第2方向における前記スライドバーの停止位置の調整を行う、請求項2に記載のラゲッジシステム。
【請求項10】
前記スライドバーは、前記スライドバーと前記載置面に載置された前記荷物との間の前記第1方向における距離を測定可能な距離センサを有し、
前記コントローラは、
前記距離センサの測定結果が第1閾値よりも短い場合、前記第1方向における前記スライドバーの移動を一旦停止する、請求項1に記載のラゲッジシステム。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、ラゲッジシステム及びこれを備えた車両に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、車両のトランクルームに載置された荷物を固定する装置が開示されている。トランクルーム内には、空気袋が設けられている。荷物を固定する場合、エアポンプを駆動して空気袋内に空気が注入される。空気袋は空気の注入により伸長し、空気袋の押え板が空気袋の伸長と共に移動する。空気袋の押え板とトランクルームの後壁面との間にて荷物を挟み込むことにより、荷物はトランクルーム内にて固定される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平8-11622号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に記載の装置では、空気袋の伸長により押え板が移動する。空気袋に注入される空気の調整はスムーズに行うことができない。また、空気袋に定量の空気を注入したとしても、空気袋の伸長量が一定とならない場合がある。そのため、空気袋に注入される空気の調整を行ったとしても、荷物に対する押え板の停止位置の調整を行うことは難しい。
【0005】
本開示の一態様は、ラゲッジスペースに載置された荷物に応じて、スライドバーの停止位置の調整を行うことを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記の課題を解決するために、本開示の一態様に係るラゲッジシステムは、車両に備えられるラゲッジシステムであって、ラゲッジスペースの載置面に載置された荷物の有無を検知する検知部と、前記載置面に沿う第1方向に移動するスライドバーと、前記スライドバーを駆動する駆動機構と、コントローラと、を備え、前記コントローラは、前記検知部により前記荷物が有ることが検知された場合、前記駆動機構を制御して、前記スライドバーを前記第1方向に移動させるとともに、前記第1方向における前記スライドバーの停止位置の調整を行う。
【発明の効果】
【0007】
本開示の一態様によれば、ラゲッジスペースに載置された荷物に応じて、スライドバーの停止位置の調整を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本開示の実施形態1に係る車両の内部構成を示す模式図である。
図1に示すラゲッジスペースを後方から見た図である。
図2に示すラゲッジシステムを上方から見た斜視図である。
荷物が載置された状態のラゲッジシステムを示す斜視図である。
ラゲッジシステムの電気的構成を示すブロック図である。
ラゲッジシステムのコントローラによる制御の流れを示すフローチャートである。
ラゲッジシステムのコントローラによる制御の流れを示すフローチャートである。
図7に示すスモールバー調整処理の制御の流れを示すフローチャートである。
本開示の実施形態2に係るラゲッジシステムの構成を示す模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
〔実施形態1〕
以下、本開示の一実施形態について、図1~図8を参照して詳細に説明する。
【0010】
(車両の概要)
図1を参照して、本開示のラゲッジシステム10(図2参照)が備えられる車両1の概要について説明する。図1は、実施形態1に係る車両1の内部の構成を示す概略図である。また、説明の便宜上、図1等の矢印で示されるように、上下方向、前後方向、及び左右方向を定義する。前後方向は車両1の走行方向に一致する方向であり、前方は前進する車両1の走行方向に一致する。左右方向は、前後方向に直交する方向であって、前方を向くユーザから見た左右方向に一致する。左右方向は、車両1の車幅方向でもある。上下方向は、前後方向及び左右方向と直交する方向であり、車両1の高さ方向である。下方は、乗車したユーザに対して車両1のフロア側である。
(【0011】以降は省略されています)
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