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公開番号
2024179948
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-26
出願番号
2023099297
出願日
2023-06-16
発明の名称
積層鉄心の製造装置及び積層鉄心の製造方法
出願人
トヨタ紡織株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
H02K
15/02 20060101AFI20241219BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約
【課題】積層鉄心の生産が滞ることを抑制できる積層鉄心の製造装置及び積層鉄心の製造方法を提供する。
【解決手段】製造装置は、ワークWにダボを形成するダボ形成部と、ワークWにかしめ孔を形成するかしめ孔形成部と、積層ブロック20を形成するとともに排出口164を通じて積層ブロック20を排出する打抜部とを備えるロータプレス装置160と、ロータプレス装置160の動作を制御する制御部190と、排出口164を通じた積層ブロック20の排出を検知する検知部210とを備える。制御部190は、検知部210が予め定められた検知時間内に積層ブロック20の排出を検知しない場合に、かしめ孔形成部の異常を判定する。
【選択図】図10
特許請求の範囲
【請求項1】
板状のワークに前記ワークの板厚方向の一方側に膨出するダボを形成するダボ形成部と、前記ワークから前記ダボを選択的に打ち抜くことにより、前記ワークに前記ダボが嵌入されるかしめ孔を形成するかしめ孔形成部と、ダイ及びパンチにより前記ワークから前記かしめ孔が形成された鉄心片と前記ダボが形成された鉄心片とを打ち抜いて前記ダイの内部において積層することにより積層体を形成するとともに、前記ダイに連通する排出口を通じて前記積層体を排出する打抜部と、を備えるプレス装置と、
前記プレス装置の動作を制御する制御部と、
前記排出口を通じた前記積層体の排出を検知する検知部と、を備え、
前記制御部は、前記検知部が予め定められた検知時間内に前記積層体の排出を検知しない場合に、前記かしめ孔形成部の異常を判定する、
積層鉄心の製造装置。
続きを表示(約 680 文字)
【請求項2】
前記制御部は、前記かしめ孔形成部の異常を判定した場合に、前記プレス装置の動作を停止させる、
請求項1に記載の積層鉄心の製造装置。
【請求項3】
前記排出口から排出された前記積層体を搬送する搬送機構を備え、
前記検知部は、前記搬送機構によって搬送される前記積層体の有無を検知することにより、前記排出口を通じた前記積層体の排出を検知する、
請求項1または請求項2に記載の積層鉄心の製造装置。
【請求項4】
板状のワークに前記ワークの板厚方向の一方側に膨出するダボを形成するダボ形成工程と、
前記ダボが嵌入されるかしめ孔を形成するかしめ孔形成部を用いて前記ワークから前記ダボを選択的に打ち抜くことにより、前記ワークに前記かしめ孔を形成するかしめ孔形成工程と、
ダイ及びパンチを用いて、前記ワークから前記かしめ孔が形成された鉄心片と前記ダボが形成された鉄心片とを打ち抜いて前記ダイの内部において積層することにより積層体を形成する積層体形成工程と、
前記ダイに連通する排出口を通じて前記積層体を排出する排出工程と、
前記排出口を通じた前記積層体の排出を検知する検知工程と、
前記検知工程における検知結果に基づいて前記かしめ孔形成部の異常を判定する異常判定工程と、を備え、
前記異常判定工程では、前記検知工程において、予め定められた検知時間内に前記積層体の排出が検知されない場合に、前記かしめ孔形成部の異常を判定する、
積層鉄心の製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、積層鉄心の製造装置及び積層鉄心の製造方法に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
回転電機に用いられる積層鉄心は、板状のワークから打ち抜かれた複数の鉄心片が積層されることにより構成されている。
積層鉄心の積層方向に隣接する鉄心片同士は、板厚方向の一方側に膨出するダボ同士がかしめられることにより結合される。積層鉄心の積層方向における一端には、ダボが嵌入されるかしめ孔を有する鉄心片が配置される。
【0003】
特許文献1には、複数種類のダイ及びパンチを有する製造装置を用いて、ワークに対してダボとかしめ孔とを選択的に形成した後、当該ワークから鉄心片を打ち抜いて積層する積層鉄心の製造方法が開示されている。かしめ孔を有する鉄心片は、当該鉄心片の直後に打ち抜かれたダボを有する鉄心片に結合される一方、当該鉄心片の直前に打ち抜かれたダボを有する鉄心片とは結合されない。このため、ダボを有する鉄心片を所定数積層する度に、かしめ孔を有する鉄心片を打ち抜くことにより、所定の高さの積層鉄心が形成される。
【0004】
積層鉄心は、新たな鉄心片が打ち抜かれる度にパンチによってダイの内部に順次押し込まれる。ダイの内部に位置する積層鉄心同士は、かしめ孔を有する鉄心片を境界として互いに結合されていないため、積層鉄心は、パンチによる押し込みに伴ってダイの下方から外部に排出される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2022-87347号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ところで、ワークに対して常にダボを形成し、ダボを選択的に打ち抜くことによりかしめ孔を形成する場合には、かしめ孔を形成するためのパンチが破損すると、ワークにかしめ孔が形成されなくなる。これにより、全ての鉄心片にダボが形成されるようになる。この場合、積層鉄心同士が互いに分離されることなく結合されるため、積層鉄心がダイの下方から外部に排出されないおそれがある。これにより、積層鉄心の生産が滞るおそれがある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するための積層鉄心の製造装置は、板状のワークに前記ワークの板厚方向の一方側に膨出するダボを形成するダボ形成部と、前記ワークから前記ダボを選択的に打ち抜くことにより、前記ワークに前記ダボが嵌入されるかしめ孔を形成するかしめ孔形成部と、ダイ及びパンチにより前記ワークから前記かしめ孔が形成された鉄心片と前記ダボが形成された鉄心片とを打ち抜いて前記ダイの内部において積層することにより積層体を形成するとともに、前記ダイに連通する排出口を通じて前記積層体を排出する打抜部と、を備えるプレス装置と、前記プレス装置の動作を制御する制御部と、前記排出口を通じた前記積層体の排出を検知する検知部と、を備え、前記制御部は、前記検知部が予め定められた検知時間内に前記積層体の排出を検知しない場合に、前記かしめ孔形成部の異常を判定する。
【0008】
同構成によれば、検知部が検知時間内に排出口を通じた積層体の排出を検知しない場合に、かしめ孔形成部の異常が判定される。このため、例えば作業者が、鉄心片にかしめ孔が形成されていないことに気付くことができる。このため、作業者は、プレス装置のメンテナンスを早期に行うことができる。したがって、積層鉄心の生産が滞ることを抑制できる。
【0009】
上記課題を解決するための積層鉄心の製造方法は、板状のワークに前記ワークの板厚方向の一方側に膨出するダボを形成するダボ形成工程と、前記ダボが嵌入されるかしめ孔を形成するかしめ孔形成部を用いて前記ワークから前記ダボを選択的に打ち抜くことにより、前記ワークに前記かしめ孔を形成するかしめ孔形成工程と、ダイ及びパンチを用いて、前記ワークから前記かしめ孔が形成された鉄心片と前記ダボが形成された鉄心片とを打ち抜いて前記ダイの内部において積層することにより積層体を形成する積層体形成工程と、前記ダイに連通する排出口を通じて前記積層体を排出する排出工程と、前記排出口を通じた前記積層体の排出を検知する検知工程と、前記検知工程における検知結果に基づいて前記かしめ孔形成部の異常を判定する異常判定工程と、を備え、前記異常判定工程では、前記検知工程において、予め定められた検知時間内に前記積層体の排出が検知されない場合に、前記かしめ孔形成部の異常を判定する。
【0010】
同方法によれば、検知時間内に排出口を通じた積層体の排出が検知されない場合に、かしめ孔形成部の異常が判定される。このため、例えば作業者が、鉄心片にかしめ孔が形成されていないことに気付くことができる。このため、作業者は、プレス装置のメンテナンスを早期に行うことができる。したがって、積層鉄心の生産が滞ることを抑制できる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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