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公開番号
2024179946
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-26
出願番号
2023099295
出願日
2023-06-16
発明の名称
ロータコアの製造方法
出願人
トヨタ紡織株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
H02K
15/02 20060101AFI20241219BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約
【課題】冷却流路の位置精度の低下を抑制しつつ、冷却流路の流路断面積の減少を抑制できるロータコアの製造方法を提供する。
【解決手段】積層ブロック形成工程において、ブロック体Bにおける第3ブロック23に隣接する第2ブロック22を形成する際には、下面11aから第2ブロック22における第3ブロック23との接触面までの間に積層されるロータ鉄心片Waの積層厚さが目標範囲内に収まるように、第2ブロック22を構成するロータ鉄心片Waの積層数を調整し、第3ブロック23を形成する際には、第3ブロック23を構成するロータ鉄心片Waの積層数を予め定められた一定数とする。
【選択図】図15
特許請求の範囲
【請求項1】
中心孔と、冷却媒体が流れる冷却流路とを有し、複数の鉄心片が積層された複数の積層ブロックを積層して形成されるロータコアの製造方法であって、
前記冷却流路は、前記複数の鉄心片の積層方向に延びる第1流路と、前記第1流路及び前記中心孔のそれぞれに開口する第2流路と、を含み、
前記複数の積層ブロックは、前記冷却流路のうち前記第1流路のみを構成する第1流路ブロックと、前記冷却流路のうち前記第2流路を構成する第2流路ブロックと、を含み、
前記複数の鉄心片を積層することで前記積層ブロックを形成する積層ブロック形成工程と、
前記第1流路ブロックと前記第2流路ブロックとを含み、前記ロータコアの積層方向における一端面を構成するブロック体であって、前記第1流路ブロックに対して前記一端面とは反対側から前記第2流路ブロックが隣接して積層されるブロック体を形成するブロック体形成工程と、を備え、
前記積層ブロック形成工程において、前記ブロック体における前記第2流路ブロックに隣接する前記第1流路ブロックを形成する際には、前記一端面から当該第1流路ブロックにおける前記第2流路ブロックとの接触面までの間に積層される前記鉄心片の積層厚さが目標範囲内に収まるように、当該第1流路ブロックを構成する前記鉄心片の積層数を調整し、前記第2流路ブロックを形成する際には、当該第2流路ブロックを構成する前記鉄心片の積層数を予め定められた一定数とする、
ロータコアの製造方法。
続きを表示(約 740 文字)
【請求項2】
前記ブロック体形成工程では、互いに隣接して積層される複数の前記第1流路ブロックに対して前記一端面とは反対側から前記第2流路ブロックが隣接して積層される前記ブロック体を形成し、
前記積層ブロック形成工程において、前記ブロック体のうち前記第2流路ブロックに隣接する前記第1流路ブロックよりも前記一端面側に位置する前記第1流路ブロックを形成する際には、当該第1流路ブロックを構成する前記鉄心片の積層数を予め定められた一定数とする、
請求項1に記載のロータコアの製造方法。
【請求項3】
前記ブロック体形成工程では、前記ロータコアの前記一端面とは反対側の他端面を構成する前記第1流路ブロックを含む前記ブロック体を形成し、
前記積層ブロック形成工程において、前記ブロック体のうち前記他端面を構成する前記第1流路ブロックを形成する際には、前記一端面から前記他端面までの間に積層される前記鉄心片の積層厚さが目標範囲内に収まるように、当該第1流路ブロックを構成する前記鉄心片の積層数を調整する、
請求項1または請求項2に記載のロータコアの製造方法。
【請求項4】
前記ブロック体形成工程では、互いに隣接した積層されるとともに前記他端面を構成する複数の前記第1流路ブロックを含む前記ブロック体を形成し、
前記積層ブロック形成工程において、前記ブロック体のうち前記他端面を構成する前記第1流路ブロックと前記第2流路ブロックとの間に位置する前記第1流路ブロックを形成する際には、当該第1流路ブロックを構成する前記鉄心片の積層数を予め定められた一定数とする、
請求項3に記載のロータコアの製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ロータコアの製造方法に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
回転電機に用いられるロータコアとして、複数の鉄心片が積層された複数の積層ブロックを積層して形成されたものが知られている。
特許文献1に記載のロータコアは、シャフトが挿入される中心孔と、冷却媒体が流れる冷却流路とを有している。冷却流路は、中心孔の外周側においてロータコアの積層方向における両端面に開口する第1流路と、第1流路及び中心孔のそれぞれに開口する第2流路とを有している。冷却媒体は、シャフトの内部から第2流路を通じて冷却流路に流入した後、第1流路を通じてロータコアの外部に排出される。
【0003】
ロータコアを構成する複数の積層ブロックは、冷却流路のうち第1流路のみを構成する積層ブロックと、冷却流路のうち第1流路及び第2流路を構成する積層ブロックとを含む。第2流路は、複数の鉄心片に形成された互いに形状の異なる貫通孔が連通することによって構成されている。
【0004】
特許文献1には、中心孔に開口する第2流路の開口部の位置精度の低下を抑制すべく、ロータコアを構成する鉄心片の積層数を調整する方法が開示されている。同方法では、まず、ロータコアの下面から開口部までの高さを測定する。その後、ロータコアの下面から開口部までの高さを、鉄心片を打ち抜くプレス装置にフィードバックして、当該高さが所定の高さとなるように鉄心片の積層数を調整する。このとき、ロータコアの下面から開口部までの間に積層される鉄心片の積層数が調整される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2021-114864号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ところで、特許文献1に記載の方法では、ロータコアの下面から開口部までの間に積層される鉄心片の積層数が調整されるため、第1流路及び第2流路を構成する積層ブロックにおける鉄心片の積層数が調整されることがある。第2流路は、複数の鉄心片に形成された互いに形状の異なる貫通孔が連通することによって構成されているため、鉄心片の積層数が変化することにより、第2流路の流路断面積が減少するおそれがある。その結果、ロータコアの冷却効率が低下するおそれがある。
【0007】
このため、ロータコアにおける冷却流路の位置精度の低下を抑制しつつ、冷却流路の流路断面積の減少を抑制することが望まれている。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するためのロータコアの製造方法は、中心孔と、冷却媒体が流れる冷却流路とを有し、複数の鉄心片が積層された複数の積層ブロックを積層して形成されるロータコアの製造方法であって、前記冷却流路は、前記複数の鉄心片の積層方向に延びる第1流路と、前記第1流路及び前記中心孔のそれぞれに開口する第2流路と、を含み、前記複数の積層ブロックは、前記冷却流路のうち前記第1流路のみを構成する第1流路ブロックと、前記冷却流路のうち前記第2流路を構成する第2流路ブロックと、を含み、前記複数の鉄心片を積層することで前記積層ブロックを形成する積層ブロック形成工程と、前記第1流路ブロックと前記第2流路ブロックとを含み、前記ロータコアの積層方向における一端面を構成するブロック体であって、前記第1流路ブロックに対して前記一端面とは反対側から前記第2流路ブロックが隣接して積層されるブロック体を形成するブロック体形成工程と、を備え、前記積層ブロック形成工程において、前記ブロック体における前記第2流路ブロックに隣接する前記第1流路ブロックを形成する際には、前記一端面から当該第1流路ブロックにおける前記第2流路ブロックとの接触面までの間に積層される前記鉄心片の積層厚さが目標範囲内に収まるように、当該第1流路ブロックを構成する前記鉄心片の積層数を調整し、前記第2流路ブロックを形成する際には、当該第2流路ブロックを構成する前記鉄心片の積層数を予め定められた一定数とする。
【0009】
同方法によれば、ブロック体のうち第2流路ブロックに隣接する第1流路ブロックの鉄心片の積層数が調整される。つまり、ブロック体のうち第2流路ブロックの最も近くに位置する第1流路ブロックの鉄心片の積層数が調整される。これにより、積層鉄心の一端面からの第2流路ブロックの位置精度が低下しにくくなる。
【0010】
また、上記方法によれば、ブロック体のうち第2流路ブロックの鉄心片の積層数が一定数となる。これにより、第2流路ブロックの鉄心片の積層数の変化に伴って第2流路の流路断面積が減少することを回避できる。
(【0011】以降は省略されています)
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