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公開番号2024172230
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-12
出願番号2023089805
出願日2023-05-31
発明の名称ポストブームのリブ構造体
出願人株式会社タダノ
代理人個人,個人,個人,個人
主分類B66F 9/06 20060101AFI20241205BHJP(巻上装置;揚重装置;牽引装置)
要約【課題】ポストブームとサポート部材との接続部分に集中する応力を低減化することができると共に、ポストブームとサポート部材との接続部分の強度をより高めることができるポストブームのリブ構造体を提供する。
【解決手段】ポストブームのリブ構造体は、ポストブーム2と、ポストブーム2の下端部から直交して延びて被支持部材を下方から支持するサポート部材5と、ポストブーム2の前側壁20と左側壁21により形成された第1角部22、且つ第1角部22の外面とサポート部材5の上面により形成された第2角部23の外側に配置され、ポストブーム2の延在方向に延びて第1角部22から外方に突出する第1リブ6と、第1リブ6が位置している第1角部22の内側に配置され、ポストブーム2の延在方向に延びて第1角部22から内方に突出する第2リブを備える。第1リブ6及び第2リブは、ポストブーム2の延在方向に垂直な断面視で同一の直線上に延びる。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
角筒状のポストブームと、
前記ポストブームの延在方向の下端部から前記ポストブームの延在方向に直交する方向へ延びて被支持部材を下方から支持するサポート部材と、
前記ポストブームの延在方向に垂直な断面視で前記ポストブームの一側壁と他側壁により形成された第1角部、且つ前記ポストブームの延在方向の断面視で前記第1角部の外面と前記サポート部材の上面により形成された第2角部の外側に配置され、前記ポストブームの延在方向に延びると共に前記第1角部から前記ポストブームの外方に突出する第1リブと、
前記第1リブが位置している前記第1角部の内側に配置され、前記ポストブームの延在方向に延びると共に前記第1角部から前記ポストブームの内方に突出する第2リブと、
を備え、
前記第1リブ及び前記第2リブは、
前記ポストブームの延在方向に垂直な断面視で、同一の直線上に延びている、
ポストブームのリブ構造体。
続きを表示(約 860 文字)【請求項2】
前記第1リブは、
前記第2角部と逆側に位置している外側面に、前記第2角部に向かって凹むR面部を有している、
請求項1に記載のポストブームのリブ構造体。
【請求項3】
前記ポストブームの延在方向に垂直な断面視で、前記第1リブ及び前記第2リブが延びる前記直線は、前記第1角部を中心にした前記一側壁と前記他側壁の間の中心角の二等分線である、
請求項1又は2に記載のポストブームのリブ構造体。
【請求項4】
前記第2リブは、前記第1リブよりも前記ポストブームの延在方向に長く延びている、
請求項1又は2に記載のポストブームのリブ構造体。
【請求項5】
前記第1リブの下方、且つ前記サポート部材の外側に配置され、前記ポストブームの延在方向に延びると共に前記サポート部材から外方に突出する第3リブをさらに備え、
前記第3リブは、
前記ポストブームの延在方向に垂直な断面視で、前記直線上に延びている、
請求項1又は2に記載のポストブームのリブ構造体。
【請求項6】
前記第1リブと前記第2リブとの間、且つ前記第1角部の内面に配置された第1板状部材をさらに備える、
請求項1又は2に記載のポストブームのリブ構造体。
【請求項7】
前記第1角部は、前記第1リブが位置している部分に、前記ポストブームの外部と内部が通じる開口を有し、
前記第1リブと前記第1板状部材は、前記開口を介して互いに接合している、
請求項6に記載のポストブームのリブ構造体。
【請求項8】
前記第1板状部材に連続する第2板状部材をさらに備え、
前記第2板状部材は、
前記第1板状部材よりも板厚が薄く形成されており、
前記一側壁と前記他側壁のうち、いずれか一方の側壁の内面に配置されている、
請求項6に記載のポストブームのリブ構造体。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ポストブームのリブ構造体に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
橋梁等の点検作業を容易にするために、点検が困難な位置に検査員が乗ったデッキを降ろすことができる橋梁点検車両が知られている。特許文献1に開示されているように、橋梁点検車両には、橋梁の点検作業時に、点検対象の橋桁の底面や橋台のある位置までデッキを降ろす伸縮式のポストブームが装備されている。
【0003】
ポストブームは、箱状に形成され、車体に搭載された上ブームの先端部から鉛直方向の下向きに伸縮する。ポストブームの下端部には、水平方向に延びるサポート部材が設けられている。そして、サポート部材の先端部には、水平方向に伸縮する下ブームが支持されている。下ブームは先端部にデッキを搭載しており、下ブームが伸長して点検対象の近傍にデッキを位置させることができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2018-177484号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
デッキと下ブームの自重及び下ブームが伸縮したときに発生する荷重による応力は、ポストブームの下端部とサポート部材の接続部分に集中する。そのため、ポストブームとサポート部材の接続部分が、応力により変形したりする懸念がある。この問題は、デッキと下ブームの大型化に伴ってより顕著になる。この問題を解決するため、単純に、接続部分を厚く大きくすることも考えられるが、全体が大型化し及び重量も増加してしまう。
【0006】
本発明の目的は、ポストブームとサポート部材との接続部分に集中する応力を低減化することができると共に、ポストブームとサポート部材との接続部分の強度をより高めることができるポストブームのリブ構造体を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記の目的を達成するため、本発明に係るポストブームのリブ構造体は、
角筒状のポストブームと、
前記ポストブームの延在方向の下端部から前記ポストブームの延在方向に直交する方向へ延びて被支持部材を下方から支持するサポート部材と、
前記ポストブームの延在方向に垂直な断面視で前記ポストブームの一側壁と他側壁により形成された第1角部、且つ前記ポストブームの延在方向の断面視で前記第1角部の外面と前記サポート部材の上面により形成された第2角部の外側に配置され、前記ポストブームの延在方向に延びると共に前記第1角部から前記ポストブームの外方に突出する第1リブと、
前記第1リブが位置している前記第1角部の内側に配置され、前記ポストブームの延在方向に延びると共に前記第1角部から前記ポストブームの内方に突出する第2リブと、
を備え、
前記第1リブ及び前記第2リブは、
前記ポストブームの延在方向に垂直な断面視で、同一の直線上に延びている。
【0008】
前記第1リブは、
前記第2角部と逆側に位置している外側面に、前記第2角部に向かって凹むR面部を有していてもよい。
【0009】
前記ポストブームの延在方向に垂直な断面視で、前記第1リブ及び前記第2リブが延びる前記直線は、前記第1角部を中心にした前記一側壁と前記他側壁の間の中心角の二等分線であってもよい。
【0010】
前記第2リブは、前記第1リブよりも前記ポストブームの延在方向に長く延びていてもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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