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公開番号2024172095
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-12
出願番号2023089616
出願日2023-05-31
発明の名称ポリオレフィン樹脂シート
出願人積水成型工業株式会社
代理人個人
主分類C08L 23/12 20060101AFI20241205BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約【課題】軽量かつ高強度および高剛性で、耐熱性や二次加工性に優れている、無機系バイオマス材料を配合したポリオレフィン樹脂組成物からなるシートを提供すること
【解決手段】樹脂組成物中の無機系バイオマス材料からなるバイオマス比率が5質量%以上であって、ポリエチレン樹脂を1.0~30.0質量%含み、残部がポリプロピレン樹脂であるポリオレフィン樹脂組成物からなる。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
樹脂組成物中の無機系バイオマス材料からなるバイオマス比率が5質量%以上であって、ポリエチレン樹脂を1.0~30.0質量%含み、残部がポリプロピレン樹脂であるポリオレフィン樹脂組成物からなるシート
続きを表示(約 52 文字)【請求項2】
無機系バイオマス材料は、貝殻および/又は卵殻である請求項1記載のシート。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、無機系バイオマス材料を含むポリオレフィン樹脂組成物からなるシートに関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
ポリプロピレンは、軽量かつ比較的高強度、高耐熱性であり、成形加工も容易であるなど優れた性質を持つため、日用品や自動車部材など幅広い製品分野において、世界中で活用されている。一方、近年、環境問題の対策として、プラスチック使用量の削減が求められている。その一環として、非可食で非枯渇資源であり、大気中のCO

を吸着、固定化し得る、木粉をはじめとするバイオマス材料を活用しポリプロピレンに複合化する材料が多方面で提案されている(例えば、特許文献1)。
【0003】
ところで、一般的にポリオレフィン樹脂に有機系バイオマス材料を配合した場合、比較的成型品の剛性が低く、二次加工性が悪い。一方、ポリオレフィン樹脂に無機系バイオマス材料を配合した場合、比較的成型品の剛性は高いが、柔軟性に欠け、脆い傾向を示すことが多い。しかし、無機系バイオマス材料は樹脂に高充填が可能であり、樹脂の使用量の面から考えると、無機系バイオマス材料は有用なリサイクル材料である。
【0004】
しかしながら、無機系バイオマス材料を配合したポリオレフィン樹脂を原料とする場合、厚みの薄いシート成形品へ無機系バイオマス材料を高充填することは困難で、得られたシート製品は反りや波うちが起こりやすく、かつ脆く、表面に無機物がブリードするために、抜き加工や印刷などの二次加工性が低下する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開平6-80832号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は従来の技術の有するこのような問題点に鑑みてなされたものであって、その目的は、軽量かつ高強度および高剛性で、耐熱性や二次加工性に優れている、無機系バイオマス材料を配合したポリオレフィン樹脂からなるシートを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記した課題を解決するための本願発明は、樹脂組成物中の無機系バイオマス材料からなるバイオマス比率が5質量%以上であって、ポリエチレン樹脂を1.0~30.0質量%含み、残部がポリプロピレン樹脂であるポリオレフィン樹脂組成物からなるシートである。
【0008】
無機系バイオマス材料は、貝殻、卵殻を含む材料から選択することができる。ポリエチレンは砂糖キビから発酵プロセスにより作られるバイオポリエチレンでもよい。ポリプロピレンは、ホモポリマー、ランダムコポリマー、ブロックコポリマーを混合したものが好ましい。
【発明の効果】
【0009】
本発明により、ポリエチレンと、ホモポリマー、ランダムコポリマーまたはブロックコポリマーであるポリプロピレンとを混合することにより、シート製品の物性をコントロールすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1は、DSC曲線の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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