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公開番号
2024171768
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-12
出願番号
2023088968
出願日
2023-05-30
発明の名称
印刷装置、印刷方法及びプログラム
出願人
キヤノン株式会社
代理人
弁理士法人谷・阿部特許事務所
主分類
B41J
21/16 20060101AFI20241205BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約
【課題】追い刷り印刷にてレジストレーション補正を実施する場合において十分な印刷可能領域を確保する。
【解決手段】 連続シートに画像を形成する印刷装置であって、前記画像の形成位置を示す前記連続シート上の第一マークを検知する第一検知手段と、前記第一検知手段が検知した前記第一マークが示す前記形成位置に、前記画像に対応する複数の色版を重ねて印刷し、当該複数の色版それぞれに対応する複数の第二マークを前記連続シートに印刷する画像形成手段と、前記連続シート上の前記複数の第二マークを検知する第二検知手段と、前記第二検知手段による前記複数の第二マークの検知結果に基づき、前記色版毎のずれが解消するように前記色版の印刷開始タイミングを調整する制御手段と、を備え、前記複数の第二マークは、シート幅方向において前記第一マークと少なくとも一部が重なるように前記連続シートの端部に印刷される、ことを特徴とする。
【選択図】図7
特許請求の範囲
【請求項1】
連続シートに画像を形成する印刷装置であって、
前記画像の形成位置を示す前記連続シート上の第一マークを検知する第一検知手段と、
前記第一検知手段が検知した前記第一マークが示す前記形成位置に、前記画像に対応する複数の色版を重ねて印刷し、当該複数の色版それぞれに対応する複数の第二マークを前記連続シートに印刷する画像形成手段と、
前記連続シート上の前記複数の第二マークを検知する第二検知手段と、
前記第二検知手段による前記複数の第二マークの検知結果に基づき、前記色版毎のずれが解消するように前記色版の印刷開始タイミングを調整する制御手段と、
を備え、
前記複数の第二マークは、シート幅方向において前記第一マークと少なくとも一部が重なるように前記連続シートの端部に印刷される、
ことを特徴とする印刷装置。
続きを表示(約 1,600 文字)
【請求項2】
前記第二検知手段は、前記複数の第二マークの検知結果に基づき、前記複数の色版のうち基準色の色版に対する基準色以外の色版のシート搬送方向における相対位置ずれ量を算出し、
前記制御手段は、前記第二検知手段が算出した前記相対位置ずれ量の分だけ前記ずれが解消するように、前記色版の印刷開始タイミングを調整する、
ことを特徴とする請求項1に記載の印刷装置。
【請求項3】
前記第一検知手段における検出範囲と前記第二検知手段における検出範囲は重複し、
前記複数の色版の数がM個のとき、前記画像形成手段は、シート搬送方向に隣り合う前記第一マークの間にM個の前記第二マークを並べて印刷し、
前記第二検知手段は、検知したマークの色に基づき動作モードを切り替えることで、検知したM個のマークを前記第二マークとして、前記相対位置ずれ量を算出する、
ことを特徴とする請求項2に記載の印刷装置。
【請求項4】
前記第二検知手段は、
前記基準色以外の色のマークを検知した場合に前記動作モードを非検知モードから検知モードに移行し、
前記検知モードの下で検知したマークを、M個の前記色版それぞれに対応する前記第二マークとして、前記相対位置ずれ量を算出する、
ことを特徴とする請求項3に記載の印刷装置。
【請求項5】
前記基準色はブラックであり、前記基準色以外の色はシアン、マゼンタ、イエローである、ことを特徴とする請求項2に記載の印刷装置。
【請求項6】
前記第一検知手段における検出範囲と前記第二検知手段における検出範囲は重複し、
前記複数の色版の数がM個のとき、前記画像形成手段は、隣り合う前記第一マークの間にM個の前記第二マークをシート搬送方向に並べて印刷し、
前記第二検知手段は、検知したマークの間隔に基づき、検知したマークが前記第二マークかどうかを判別して、前記相対位置ずれ量を算出する、
ことを特徴とする請求項2に記載の印刷装置。
【請求項7】
前記第一検知手段における検出範囲と前記第二検知手段における検出範囲は重複し、
前記第一マークの長さと前記第二マークの長さは異なり、
前記複数の色版の数がM個のとき、前記画像形成手段は、隣り合う前記第一マークの間にM個の前記第二マークをシート搬送方向に並べて印刷し、
前記第二検知手段は、検知したマークの長さに基づき、検知したマークが前記第二マークであるかどうかを判別して、前記相対位置ずれ量を算出する、
ことを特徴とする請求項2に記載の印刷装置。
【請求項8】
前記第二マークの長さは、前記第一マークの長さよりも短い、ことを特徴とする請求項7に記載の印刷装置。
【請求項9】
前記第一検知手段における検出範囲と前記第二検知手段における検出範囲は重複し、
前記第一マークの長さと前記第二マークの長さは異なり、
前記複数の色版の数がM個のとき、前記画像形成手段は、シート搬送方向に隣り合う前記第一マークの間に、前記基準色に対応する前記第二マークと前記基準色以外の色のうち少なくとも1色に対応する前記第二マークとの組合せを並べて印刷し、
前記第二検知手段は、検知したマークの長さに基づき、検知したマークが前記第二マークであるかどうかを判別して、前記相対位置ずれ量を算出する、
ことを特徴とする請求項2に記載の印刷装置。
【請求項10】
前記組合せは、前記基準色と前記基準色以外の色のうちの1色から成る2色のレジマークの組合せである、ことを特徴とする請求項9に記載の印刷装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、シートに画像形成を行う印刷装置に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)
【背景技術】
【0002】
長尺のシート(記録媒体)の幅に相当する分だけ複数の記録素子を配列したインク色毎の記録ヘッド(ラインヘッド)を用いて、記録素子の配列方向と交差する方向に一定の速度でシートを搬送させて画像を形成する印刷装置がある。ここで、個々のラインヘッドが有する公差やラインヘッドの取り付け誤差によってラインヘッド間で画像形成位置にずれが発生し、重なるべき異色ドットが分離したり、離れるべきドット同士が重なったりして、所望の色再現が得られない場合がある。この問題に対しては、色毎にテストマークを印刷してセンサでこれを検知することにより、ラインヘッド間の画像形成位置のずれを解消するレジストレーション補正と呼ばれる技術がある(特許文献1を参照)。また、長尺シートに対応した印刷装置には、予めシート上に印刷された画像の位置を示す基準マークをセンサで検知し、この基準マークに合わせながら新たに画像を印刷する所謂「追い刷り印刷」機能を有するものもある(特許文献2)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2015-182297号公報
特開2019-77043号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述した「追い刷り印刷」にて「レジストレーション補正」を実施する場合、基準マークとテストマークの両方が検知できるように相互に干渉しないよう長尺シート上に形成すると印刷可能な領域が小さくなって、生産性が低下してしまうという問題があった。
【0005】
本開示は、上述した問題を解決するためになされたものであり、「追い刷り印刷」において「レジストレーション補正」を実施する場合に十分な印刷可能領域を確保することを目的する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示に係る印刷装置は、連続シートに画像を形成する印刷装置であって、前記画像の形成位置を示す前記連続シート上の第一マークを検知する第一検知手段と、前記第一検知手段が検知した前記第一マークが示す前記形成位置に、前記画像に対応する複数の色版を重ねて印刷し、当該複数の色版それぞれに対応する複数の第二マークを前記連続シートに印刷する画像形成手段と、前記連続シート上の前記複数の第二マークを検知する第二検知手段と、前記第二検知手段による前記複数の第二マークの検知結果に基づき、前記色版毎のずれが解消するように前記色版の印刷開始タイミングを調整する制御手段と、を備え、前記複数の第二マークは、シート幅方向において前記第一マークと少なくとも一部が重なるように前記連続シートの端部に印刷される、ことを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、「追い刷り印刷」にて「レジストレーション補正」を実施する場合において十分な印刷可能領域を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
(a)及び(b)は、本開示の解決課題を説明する図
高速ラインプリンタの内部構造を示す概略断面図
シート搬送部筐体の斜視図
記録ヘッド昇降機構の斜視図
印刷装置の動作を示すフローチャート
追い刷り印刷を実行中のシートの状態を示した上面図
図6に対して所定時間経過後のレジマークが印刷された状態を示した上面図
レジマークセンサの動作モードの遷移と各インク色のレジマークの検知結果を示したタイミングチャート
(a)は色レジ補正前の各色版の印刷位置を示した上面図、(b)は色レジ補正後の各色版の印刷位置を示した上面図
(a)は基準マークセンサの出力値の変化を示したタイミングチャート、(b)はレジマークセンサにおける出力値の変化とレジマークセンサの動作モードの状態変化を示したタイミングチャート
(a)は基準マークセンサによる基準マークの検知タイミングを示したタイミングチャート、(b)は各レジマークの印刷位置とサイズを示したシート上面図、(c)はレジマークセンサによるレジマークの検知タイミングを示したタイミングチャート
各インク色に対応するレジマークの印刷位置を示したシート上面図
検知処理と色レジ補正処理との時系列な関係を示したタイミングチャート
(a)及び(b)は、レジマークの印刷手法の切り替えを説明する図
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本実施形態を実施するための形態について図面などを参照して説明する。なお、以下の実施形態は、本開示の技術を限定するものではなく、また、以下の実施形態で説明されている全ての構成が課題を解決するための手段に必須であるとは限らない。
【0010】
<課題の確認>
各実施形態の説明に入る前に、追い刷り印刷の際にレジストレーション補正を行うと印刷可能な領域が小さくなって生産性が低下する、という本開示に係る課題について図を参照しながら具体例を交えて説明する。なお、追い刷り印刷は「マーク検知印刷」とも呼ばれる。
(【0011】以降は省略されています)
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