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公開番号2024171425
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-12
出願番号2023088409
出願日2023-05-30
発明の名称検査装置、検査装置の制御方法
出願人キヤノン株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人
主分類G03G 21/00 20060101AFI20241205BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】 実際に印刷を実行し検査を行う過程で、予想よりも時間がかかってしまう場合がある。この場合、納期に間に合わせるために、ユーザは実行中の検査を中断し、検査レベルの設定を再度行った上で、再印刷を行う必要があり手間を要していた。
【解決手段】 本発明の検査装置(200)は、ジョブを実行することにより画像形成手段(100)から順次搬送されてくる画像が形成されたシートを読取手段(403)によって読み取り、形成された画像の検査処理を行う検査手段(405)と、前記検査手段での前記検査処理で用いる検査レベルを受け付ける受付手段(509)と、前記受付手段での検査レベルの変更は、前記ジョブの実行中にも受け付ける(S804)ことを特徴とする。
【選択図】 図10
特許請求の範囲【請求項1】
検査装置であって、
ジョブを実行することにより画像形成手段から順次搬送されてくる画像が形成されたシートを読取手段によって読み取り、形成された画像の検査処理を行う検査手段と、
前記検査手段での前記検査処理で用いる検査レベルを受け付ける受付手段と、
前記受付手段での検査レベルの変更は、前記ジョブの実行中にも受け付け、前記検査手段は、前記受け付けた変更後の検査レベルで、前記ジョブにより形成された画像の検査処理を行う
ことを特徴とする検査装置。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
前記検査装置は、
表示部を有し、
前記受付手段により設定された検査レベルに少なくとも基づいて算出した実行中のジョブの終了時間を前記表示部に表示する
ことを特徴とする請求項1に記載の検査装置。
【請求項3】
前記変更前の検査レベルでの検査処理と、前記変更後の検査レベルでの検査処理は、同一のジョブの実行により画像形成手段で形成された画像に対しての検査である
ことを特徴とする請求項1に記載の検査装置。
【請求項4】
前記ジョブの実行中に前記検査レベルが第1の検査レベルから第2の検査レベルに変更されると、
前記表示部に表示された前記第1の検査レベルに少なくとも基づいて算出された実行中のジョブの終了時間が、前記第2の検査レベルに少なくとも基づいて算出した実行中のジョブの終了時間に更新される
ことを特徴とする請求項2に記載の検査装置。
【請求項5】
前記表示部に、前記検査レベルに少なくとも基づいて算出された実行中のジョブの終了時間が予め受け付けた前記実行中のジョブの終了予定時間を過ぎる場合に、警告表示を行う
ことを特徴とする請求項2に記載の検査装置。
【請求項6】
前記表示部に表示される実行中のジョブの終了時間は、前記ジョブの実行に要する時間の記載と、前記ジョブの終了時刻とのいずれかまたはその両方である
ことを特徴とする請求項2に記載の検査装置。
【請求項7】
前記表示部に表示される実行中のジョブの終了時間は、グラフィカルな表示である
ことを特徴とする請求項2に記載の検査装置。
【請求項8】
検査装置であって、
ジョブを実行することにより画像形成手段から順次搬送されてくる画像が形成されたシートを読取手段によって読み取り、形成された画像の検査処理を行う検査手段と、
前記検査手段での前記検査処理で用いる検査レベルを制御する制御手段と、
前記制御手段により設定された第1の検査レベルに少なくとも基づいて算出した実行中のジョブの終了時間と、予め受け付けた前記実行中のジョブの終了予定時間とに基づいて、前記制御手段は、前記設定された第1検査レベルを第2検査レベルに変更する
ことを特徴とする検査装置。
【請求項9】
前記検査装置は、表示部を有し、
前記制御手段により前記第1の検査レベルから前記第2の検査レベルに変更されると、検査レベルの変更があった旨を前記表示部に表示する
ことを特徴とする請求項8に記載の検査装置。
【請求項10】
前記検査装置は、
前記検査レベルと、前記検査レベルを満たす印刷物の生産性データとを対応づけて記憶する記憶部を有し、
前記検査レベルに少なくとも基づいて算出した実行中のジョブの終了時間は、前記憶部に記憶された前記印刷物の生産性データと印刷情報とに基づいて算出される
ことを特徴と請求項8に記載の検査装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は検査装置、検査装置の制御方法に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
印刷装置にて出力される印刷物において、インクやトナー等の色材が意図しない箇所に付着することで、汚れが発生する場合がある。あるいは、色材が付着し、画像を形成すべき箇所に必要十分な色材が付着せず、本来よりも色が薄くなってしまう色抜けが発生する場合がある。そこで近年、印刷物の品質を保証するため、印刷物が搬送経路を流れていくスピードに合わせて印刷物の欠陥を自動で検査をする検査システムが提案されている。
【0003】
自動で検査を行う検査システムにおいて、欠陥を検出するレベル(例えば検出する欠陥の色差や大きさの閾値)を調整可能とする方法がある。
【0004】
このような検査システムは、印刷会社などで使用されることが想定される。印刷会社では、ユーザの顧客要望により納期を優先するケースや、顧客了承のうえで価格を抑えるケースなどが発生する。特許文献1には、納期や予算を優先するために、検査開始するタイミングで、設定された欠陥を検出するレベルに基づいて終了時間を計算しユーザに通知することが提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2022-007025号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、事前に終了時間や納期を計算の上で通知しても、実際に印刷を実行し検査を行う過程で、予想よりも検査NGとなる枚数が多く、そのリプリントに時間がかかってしまう場合がある。この場合、納期に間に合わせるために、ユーザは実行中の検査を中断し、検査レベルの設定を再度行うために別のジョブを投入して印刷を行う必要があり手間を要していた。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の検査装置(200)は、ジョブを実行することにより画像形成手段(100)から順次搬送されてくる画像が形成されたシートを読取手段(403)によって読み取り、形成された画像の検査処理を行う検査手段(405)と、前記検査手段での前記検査処理で用いる検査レベルを受け付ける受付手段(509)と、前記受付手段での検査レベルの変更は、前記ジョブの実行中にも受け付ける(S804)ことを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、検査を中断することなく検査レベルを変更することにより、納期を優先させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の画像形成装置からなるシステム構成の一例を示した図である。
本実施形態における画像形成装置100の構成図である。
画像形成装置100内のプリンタ部206の構成図である。
(a)検品装置200の構成図である。(b)検品装置200における読取時の模式図である。
検品装置制御部405の内部構成図である。
検品装置200の制御フローチャートである。
第1の実施例における終了予定時間算出処理のフローチャートである。
第1の実施例における検査処理のフローチャートである。
終了予定時間算出結果、ユーザへレベル変更を促す警告表示画面の一例である。
(a)本発明における検査処理中のUI画面の一例である。(b)検査処理中のUI画面の他の一例である。
第2の実施例における検査レベル範囲の設定画面の一例である。
第2の実施例における終了予定時間算出処理のフローチャートである。
第2の実施例における検査処理のフローチャートである。
本発明におけるユーザへ検査レベルが変更されたことを通知するUIの一例である。
第3の実施例における終了予定時間算出処理のフローチャートである。
第3の実施例における検査処理のフローチャートである。
(a)経過時間と成果物数の関係を表したグラフ。(b)成果物数と検査レベルの関係を表したグラフ。(c)予定成果物数と検査レベルの割合を示したグラフ。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明を実施するための形態について図面を用いて説明する。
(【0011】以降は省略されています)

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