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公開番号
2024171388
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-12
出願番号
2023088357
出願日
2023-05-30
発明の名称
配線基板及びその製造方法
出願人
イビデン株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
H05K
3/46 20060101AFI20241205BHJP(他に分類されない電気技術)
要約
【課題】従来より配線基板の外観品質を向上させる技術の開発が求められている。
【解決手段】本開示の配線基板は、複数の層間絶縁層と複数の導電層とが交互に積層されるビルドアップ層と、前記ビルドアップ層上に形成されるソルダーレジスト層と、を有する配線基板であって、前記ソルダーレジスト層と直に接触する最外の前記層間絶縁層の表面が平坦な研磨面になっている。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
複数の層間絶縁層と複数の導電層とが交互に積層されるビルドアップ層と、前記ビルドアップ層上に形成されるソルダーレジスト層と、を有する配線基板であって、
前記ソルダーレジスト層と直に接触する最外の前記層間絶縁層の表面が平坦な研磨面になっている。
続きを表示(約 820 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の配線基板であって、
前記ビルドアップ層に含まれる前記複数の層間絶縁層の表裏面のうち、前記最外の層間絶縁層の表面のみが前記研磨面になっている。
【請求項3】
請求項2に記載の配線基板であって、
前記研磨面を有する前記最外の層間絶縁層は、それ以外の前記複数の層間絶縁層と略同じ厚さである。
【請求項4】
請求項1から3の何れか1の請求項に記載の配線基板であって、
前記研磨面の平面度が、裏面の平面度より高い。
【請求項5】
複数の層間絶縁層と複数の導電層とが交互に積層されるビルドアップ層がソルダーレジスト層で覆われる配線基板の製造方法であって、
前記ソルダーレジスト層と直に接触する最外の前記層間絶縁層の表面が平坦に研磨される研磨工程を有する。
【請求項6】
請求項5に記載の配線基板の製造方法であって、
前記ビルドアップ層に含まれる前記複数の層間絶縁層の表裏面のうち、前記最外の層間絶縁層の前記表面のみが研磨される。
【請求項7】
請求項6に記載の配線基板の製造方法であって、
前記ビルドアップ層に含まれる前記複数の層間絶縁層は、同一組成の樹脂フィルムで構成され、
平坦な研磨面を有する前記最外の層間絶縁層には、それ以外の前記複数の層間絶縁層の前記樹脂フィルムより厚い樹脂フィルムが使用される。
【請求項8】
請求項7に記載の配線基板の製造方法であって、
前記最外の層間絶縁層の前記樹脂フィルムは、前記それ以外の複数の層間絶縁層の前記樹脂フィルムより5μm以上厚い。
【請求項9】
請求項7又は8に記載の配線基板の製造方法であって、
前記最外の層間絶縁層は、前記それ以外の複数の層間絶縁層と略同一の厚さになるまで研磨される。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、配線基板及びその製造方法に関する。
続きを表示(約 1,100 文字)
【背景技術】
【0002】
従来の配線基板として、外面をソルダーレジスト層で覆われているものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-188059号公報(図1)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、上記した従来の配線基板では、ソルダーレジスト層の色の濃淡のばらつきによりまだら模様が表れて、外観が悪くなることがあり、それを解決する技術の開発が求められている。
【課題を解決するための手段】
【0005】
発明の一態様に係る配線基板は、複数の層間絶縁層と複数の導電層とが交互に積層されるビルドアップ層と、前記ビルドアップ層上に形成されるソルダーレジスト層と、を有する配線基板であって、前記ソルダーレジスト層と直に接触する最外の前記層間絶縁層の表面が平坦な研磨面になっている。
【0006】
発明の一態様に係る配線基板の製造方法は、複数の層間絶縁層と複数の導電層とが交互に積層されるビルドアップ層がソルダーレジスト層で覆われる配線基板の製造方法であって、前記ソルダーレジスト層と直に接触する最外の前記層間絶縁層の表面が平坦に研磨される研磨工程を有する。
【図面の簡単な説明】
【0007】
本開示の一実施形態に係る配線基板の断面図
配線基板の製造工程を示す断面図
配線基板の製造工程を示す断面図
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、図1~図3を参照して本開示の一実施形態について説明する。図1に示されるように、本実施形態の配線基板10は、例えば、コア基板11と、その表裏の両面に積層されるビルドアップ層12とを有する。なお、図1には、一方のビルドアップ層12のみが示されている。
【0009】
コア基板11は、例えば、絶縁層11Kと、その表裏の両面に積層される導電層13とを備える。絶縁層11Kは、例えば、複数のプリプレグが積層される構造をなし、導電層13は、例えば、絶縁層11Kに積層される図示しない銅箔に電解メッキ膜が積層される構造をなしている。
【0010】
ビルドアップ層12は、複数の層間絶縁層15と複数の導電層20とが交互に積層される多層構造をなしている。複数の層間絶縁層15は、例えば、同一組成のビルドアップ基板用の樹脂フィルムであり、導電層20は、例えば、主として電解メッキ膜である。また、ビルドアップ層12上は、ソルダーレジスト層30で覆われている。ソルダーレジスト層30は、例えば、緑色に着色されている。
(【0011】以降は省略されています)
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