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公開番号2025007792
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-17
出願番号2023109421
出願日2023-07-03
発明の名称配線基板
出願人イビデン株式会社
代理人弁理士法人朝日奈特許事務所
主分類H05K 3/46 20060101AFI20250109BHJP(他に分類されない電気技術)
要約【課題】配線基板の信頼性向上。
【解決手段】実施形態の配線基板1は、第1面1Fを有し、第1ビルドアップ部10及び第2ビルドアップ部20を含む。第1ビルドアップ部10は、第2ビルドアップ部20の第1面1F側に積層されていて平面視で第2ビルドアップ部20よりも小さく、その絶縁層21a内に埋め込まれている。第1ビルドアップ部10内の導体層12と第2ビルドアップ部20内の導体層22とが互いに接続されていて、第2ビルドアップ部20は、第1ビルドアップ部10と重なる領域とその外側の領域とに渡って形成されている配線22wを含む。第1ビルドアップ部10内の配線12fの最小配線幅は第2ビルドアップ部20内の配線22aの最小配線幅よりも小さく且つ3μm以下であり、配線12f同士の最小間隔は配線22a同士の最小間隔よりも小さく且つ3μm以下であり、配線12fのアスペクト比は2.0以上、4.0以下である。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
第1面及び前記第1面と反対側の第2面を有し、
交互に積層されている絶縁層及び導体層を含む第1ビルドアップ部と、
交互に積層されている絶縁層及び導体層とビア導体とを含む第2ビルドアップ部と、
を含む配線基板であって、
前記第1ビルドアップ部は前記第2ビルドアップ部の前記第1面側に積層されており、
前記第1ビルドアップ部は、平面視で前記第2ビルドアップ部よりも小さく、且つ、前記第2ビルドアップ部の絶縁層内に埋め込まれており、
前記第1ビルドアップ部内の導体層と前記第2ビルドアップ部内の導体層とが前記ビア導体で互いに接続されており、
前記第2ビルドアップ部は、前記第1ビルドアップ部と重なる領域と前記領域の外側の領域とに渡って形成されていて前記ビア導体と接続されている配線を含み、
前記第1ビルドアップ部の前記第1面側の表面は、前記第1面に露出していて、前記配線基板の使用時に搭載部品に覆われる1以上の部品領域を含み、
前記第1ビルドアップ部に含まれる配線の最小の配線幅は、前記第2ビルドアップ部に含まれる配線の最小の配線幅よりも小さく、且つ3μm以下であり、
前記第1ビルドアップ部に含まれる配線同士の最小の間隔は、前記第2ビルドアップ部に含まれる配線同士の最小の間隔よりも小さく、且つ3μm以下であり、
前記第1ビルドアップ部に含まれる配線のアスペクト比は2.0以上、4.0以下である。
続きを表示(約 970 文字)【請求項2】
請求項1記載の配線基板であって、前記第1ビルドアップ部に含まれる導体層の前記第2面側の表面は研磨面である。
【請求項3】
請求項1記載の配線基板であって、さらに、前記第2ビルドアップ部の前記第2面側に、絶縁層及び導体層を含む第3ビルドアップ部を含んでおり、
前記第3ビルドアップ部は、前記第3ビルドアップ部に含まれる導体層と前記第2ビルドアップ部に含まれる導体層とを接続するビア導体を含んでいる。
【請求項4】
請求項3記載の配線基板であって、前記第3ビルドアップ部に含まれる絶縁層が芯材を含んでいる。
【請求項5】
請求項4記載の配線基板であって、前記芯材がガラス繊維である。
【請求項6】
請求項1記載の配線基板であって、前記第1ビルドアップ部に含まれる配線の厚さは7μm以下であり、前記第2ビルドアップ部に含まれる配線の厚さは10μm以上である。
【請求項7】
請求項1記載の配線基板であって、
前記第1ビルドアップ部は、前記第1ビルドアップ部の前記絶縁層を貫通するビア導体を含み、
前記第1ビルドアップ部に含まれる前記ビア導体及び前記第2ビルドアップ部に含まれる前記ビア導体は、それぞれ、前記第2面から前記第1面に向かって縮径する形状を有している。
【請求項8】
請求項1記載の配線基板であって、前記第1ビルドアップ部に含まれる前記ビア導体のアスペクト比は、0.5以上、1.0以下である。
【請求項9】
請求項1記載の配線基板であって、
前記第1ビルドアップ部に含まれる導体層、及び前記第2ビルドアップ部に含まれる導体層は、第1金属膜、及び前記第1金属膜における前記第2面側に形成されている第2金属膜を含んでおり、
前記第1ビルドアップ部に含まれる前記第1金属膜はスパッタリング膜であり、
前記第2ビルドアップ部に含まれる前記第1金属膜は無電解めっき膜である。
【請求項10】
請求項1記載の配線基板であって、前記第1ビルドアップ部において各導体層は前記第1面側の絶縁層内に埋め込まれている。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は配線基板に関する。
続きを表示(約 2,900 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、ビルドアップ配線層からなる第二配線基板と、第二配線基板に形成される配線パターンよりも微細な配線パターンを含んでいて第二配線基板に接合された第一配線基板とを備える配線基板が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-4926号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に開示の配線基板では、第一配線基板と第二配線基板とは、はんだバンプを介して接続されている。温度変化による熱応力によってはんだバンプにクラックなどが生じて配線基板の十分な接続信頼性が得られないことがある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の配線基板は、第1面及び前記第1面と反対側の第2面を有し、交互に積層されている絶縁層及び導体層を含む第1ビルドアップ部と、交互に積層されている絶縁層及び導体層とビア導体とを含む第2ビルドアップ部と、を含んでいる。そして、前記第1ビルドアップ部は前記第2ビルドアップ部の前記第1面側に積層されており、前記第1ビルドアップ部は、平面視で前記第2ビルドアップ部よりも小さく、且つ、前記第2ビルドアップ部の絶縁層内に埋め込まれており、前記第1ビルドアップ部内の導体層と前記第2ビルドアップ部内の導体層とが前記ビア導体で互いに接続されており、前記第2ビルドアップ部は、前記第1ビルドアップ部と重なる領域と前記領域の外側の領域とに渡って形成されていて前記ビア導体と接続されている配線を含み、前記第1ビルドアップ部の前記第1面側の表面は、前記第1面に露出していて、前記配線基板の使用時に搭載部品に覆われる1以上の部品領域を含み、前記第1ビルドアップ部に含まれる配線の最小の配線幅は、前記第2ビルドアップ部に含まれる配線の最小の配線幅よりも小さく、且つ3μm以下であり、前記第1ビルドアップ部に含まれる配線同士の最小の間隔は、前記第2ビルドアップ部に含まれる配線同士の最小の間隔よりも小さく、且つ3μm以下であり、前記第1ビルドアップ部に含まれる配線のアスペクト比は2.0以上、4.0以下である。
【0006】
本発明の実施形態によれば、配線密度の異なる複数の導体層を含む配線基板の信頼性を高め得ることがある。
【図面の簡単な説明】
【0007】
本発明の一実施形態の配線基板の一例を示す断面図。
図1の配線基板の平面図。
図1のIII部の拡大図。
図1の配線基板の変形例を示す断面図。
図1の配線基板の第1ビルドアップ部の変形例を拡大して示す断面図。
実施形態の配線基板の製造中の状態の一例を示す断面図。
実施形態の配線基板の製造中の状態の一例を示す断面図。
実施形態の配線基板の製造中の状態の一例を拡大して示す断面図。
実施形態の配線基板の製造中の状態の一例を拡大して示す断面図。
実施形態の配線基板の製造中の状態の一例を拡大して示す断面図。
実施形態の配線基板の製造中の状態の一例を示す断面図。
実施形態の配線基板の製造中の状態の一例を示す断面図。
実施形態の配線基板の製造中の状態の一例を示す平面図。
実施形態の配線基板の製造中の状態の一例を示す断面図。
実施形態の配線基板の製造中の状態の一例を示す断面図。
実施形態の配線基板の製造中の状態の一例を示す断面図。
実施形態の配線基板の製造中の状態の一例を示す断面図。
実施形態の配線基板の製造中の状態の一例を示す断面図。
実施形態の配線基板の製造中の状態の一例を示す断面図。
実施形態の配線基板の製造中の状態の一例を示す平面図。
実施形態の配線基板の製造中の状態の他の例を拡大して示す断面図。
実施形態の配線基板の製造中の状態の他の例を拡大して示す断面図。
実施形態の配線基板の製造中の状態の他の例を拡大して示す断面図。
【発明を実施するための形態】
【0008】
<実施形態の配線基板の構造>
一実施形態の配線基板が図面を参照しながら説明される。図1には、一実施形態の配線基板の一例である配線基板1の断面図が示されている。図2には、図1の配線基板1の平面図として、配線基板1の平面視における外観の一例が示されている。図1は、図2のI-I線を通る切断線による断面図である。さらに、図3には図1のIII部の拡大図が示されている。「平面視」は、配線基板1の厚さ方向に沿う視線で対象物を見ることを意味している。なお、配線基板1は本実施形態の配線基板の一例に過ぎない。本実施形態の配線基板における導体層及び絶縁層それぞれの数や厚さ、並びに各導体層に含まれる導体パターンは、図1の配線基板1に含まれる導体層及び絶縁層それぞれの数や厚さ、並びに導体パターンに限定されない。また、以下の説明で参照される各図面では、開示される実施形態が理解され易いように特定の部分が拡大して描かれていることがあり、大きさや長さに関して、各構成要素が互いの間の正確な比率で描かれていない場合がある。
【0009】
図1及び図2に示されるように、配線基板1は、積層されている第1ビルドアップ部10及び第2ビルドアップ部20を含んでいる。配線基板1は、配線基板1の厚さ方向と直交する2つの表面(第1面1F及び第1面1Fと反対側の第2面1B)を有している。第1ビルドアップ部10は、平面視で全体的に第2ビルドアップ部20と重なっている。第2ビルドアップ部20は、平面視で部分的に第1ビルドアップ部10と重なっている。第1ビルドアップ部10は、平面視で第2ビルドアップ部20よりも小さい。第1ビルドアップ部10は、第2ビルドアップ部20のうちの第1ビルドアップ部10と重なっている部分よりも配線基板1の第1面1F側に位置している。すなわち、第1ビルドアップ部10は第2ビルドアップ部20の第1面1F側に積層されている。図1の配線基板1は、さらに、第2ビルドアップ部20における配線基板1の第2面1B側に積層されている第3ビルドアップ部30と、第3ビルドアップ部30の表面を覆うソルダーレジスト40と、を含んでいる。本実施形態の配線基板は、好ましくは、図1の配線基板1のように、コア層を含まないコアレス配線基板である。
【0010】
なお、本実施形態の配線基板1の説明において、配線基板1の第1面1F側は、「上」、又は「上側」とも称され、配線基板1の第2面1B側は、「下」、又は「下側」とも称される。また、各構成要素において配線基板1の第1面1F側を向く表面は「上面」とも称され、配線基板1の第2面1B側を向く表面は「下面」とも称される。
(【0011】以降は省略されています)

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