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公開番号
2025023421
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-17
出願番号
2023127525
出願日
2023-08-04
発明の名称
配線基板
出願人
イビデン株式会社
代理人
弁理士法人銀座マロニエ特許事務所
主分類
H05K
3/46 20060101AFI20250207BHJP(他に分類されない電気技術)
要約
【課題】第3絶縁層と第3導体層との接続信頼性を高める。
【解決手段】コア基板CSと、第1ビルドアップ部BU1と、第2ビルドアップ部BU2と、第3ビルドアップ部BU3と、第4ビルドアップ部BU4と、を有する配線基板であって、第3絶縁層は、上面と、上面から下層の第3導体層に至るビア開口と、ビア開口内に形成され、第3導体層と下層の第3導体層とを接続するビア導体と、を有し、第3導体層とビア導体とは、シード層とシード層上に形成される電解めっき層によって形成されており、シード層は、第1層と第1層上に形成される第2層とを有しており、第1層は、銅と特定卑金属を有する合金からなるスパッタ膜であり、特定卑金属は銅以外の卑金属であり、第2層は、銅からなるスパッタ膜である。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
第1面及び前記第1面と反対側の第2面を有するコア基板と、前記第1面上に形成され、交互に積層される複数の第1絶縁層及び複数の第1導体層を含む第1ビルドアップ部と、前記第2面上に形成され、交互に積層される複数の第2絶縁層及び複数の第2導体層を含む第2ビルドアップ部と、前記第1ビルドアップ部上に形成され、交互に積層される複数の第3絶縁層及び複数の第3導体層を含む第3ビルドアップ部と、前記第2ビルドアップ部上に形成され、交互に積層される少なくとも1層の第4絶縁層及び少なくとも1層の第4導体層を含む第4ビルドアップ部と、を有する配線基板であって、
前記配線基板の最も外側の面は、前記第3ビルドアップ部の最外面、及び、前記第4ビルドアップ部の最外面で構成されており、
前記第3導体層に含まれる配線における配線幅の最小値は、前記第1導体層、前記第2導体層、及び、前記第4導体層に含まれる配線における配線幅の最小値よりも小さく、
前記第3導体層に含まれる配線における配線間距離の最小値は、前記第1導体層、前記第2導体層、及び、前記第4導体層に含まれる配線における配線間距離の最小値よりも小さく、
前記第3絶縁層は、上面と、前記上面から下層の第3導体層に至るビア開口と、前記ビア開口内に形成され、前記第3導体層と前記下層の第3導体層とを接続するビア導体と、を有し、
前記第3導体層と前記ビア導体とは、シード層と前記シード層上に形成される電解めっき層によって形成されており、
前記シード層は、第1層と前記第1層上に形成される第2層とを有しており、
前記第1層は、銅と特定卑金属を有する合金からなるスパッタ膜であり、前記特定卑金属は銅以外の卑金属であり、
前記第2層は、銅からなるスパッタ膜である。
続きを表示(約 720 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の配線基板において、前記コア基板がガラスコアである。
【請求項3】
請求項1に記載の配線基板において、前記第3導体層に含まれる配線の最小の配線幅が3μm以下、最小の配線間隔が3μm以下である。
【請求項4】
請求項1に記載の配線基板において、前記第3導体層に含まれる配線のアスペクト比は2以上4以下である。
【請求項5】
請求項1に記載の配線基板において、前記第3導体層に含まれる配線の上面は研磨面である。
【請求項6】
請求項1に記載の配線基板において、前記第1絶縁層、前記第2絶縁層、及び、前記第3絶縁層のそれぞれは無機粒子を含んでおり、前記第3絶縁層に含まれる無機粒子の最大粒径は、前記第1絶縁層及び前記第2絶縁層に含まれる無機粒子の最大粒径よりも小さい。
【請求項7】
請求項1に記載の配線基板において、前記第3導体層に含まれる配線は、前記第3絶縁層に形成された溝を充填する導体によって構成されている。
【請求項8】
請求項1に記載の配線基板において、前記第3ビルドアップ部を構成する第3絶縁層の体積と前記第4ビルドアップ部を構成する第4絶縁層の体積とは、略等しい。
【請求項9】
請求項1に記載の配線基板において、前記第3ビルドアップ部における第3導体が占める体積と前記第4ビルドアップ部における第4導体が占める体積とは、略等しい。
【請求項10】
請求項1に記載の配線基板において、前記第1層中の銅の含有率は90at%より大きい。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、複数のビルドアップ部を有する配線基板に関する。
続きを表示(約 3,000 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1は、図4に示すように、樹脂絶縁層52と導体回路53およびビア導体54とを含むプリント配線板51を開示している。導体回路53およびビア導体54は、樹脂絶縁層52上にシード層55を介して形成されている。シード層55は、銅合金製スパッタ膜からなる第1層55-1と第1層55-1上の無電解めっき層からなる第2層55-2とで形成されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-124602号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
無電解銅めっき膜は、大気中で基板を溶液に浸漬することで形成される。そのため、第2層55-2を形成する無電解銅めっき工程では、銅合金製スパッタ膜からなる第1層55-1が酸化しやすい。第1層55-1が酸化すると、第1層55-1と無電解銅めっき膜からなる第2層55-2との間の密着性が低下する。そのため、プリント配線板51において、シード層55を介して接続されている、樹脂絶縁層52と導体回路53およびビア導体54との間の接続信頼性が低下する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明に係る配線基板は、第1面及び前記第1面と反対側の第2面を有するコア基板と、前記第1面上に形成され、交互に積層される複数の第1絶縁層及び複数の第1導体層を含む第1ビルドアップ部と、前記第2面上に形成され、交互に積層される複数の第2絶縁層及び複数の第2導体層を含む第2ビルドアップ部と、前記第1ビルドアップ部上に形成され、交互に積層される複数の第3絶縁層及び複数の第3導体層を含む第3ビルドアップ部と、前記第2ビルドアップ部上に形成され、交互に積層される少なくとも1層の第4絶縁層及び少なくとも1層の第4導体層を含む第4ビルドアップ部と、を有する配線基板であって、前記配線基板の最も外側の面は、前記第3ビルドアップ部の最外面、及び、前記第4ビルドアップ部の最外面で構成されており、前記第3導体層に含まれる配線における配線幅の最小値は、前記第1導体層、前記第2導体層、及び、前記第4導体層に含まれる配線における配線幅の最小値よりも小さく、前記第3導体層に含まれる配線における配線間距離の最小値は、前記第1導体層、前記第2導体層、及び、前記第4導体層に含まれる配線における配線間距離の最小値よりも小さく、前記第3絶縁層は、上面と、前記上面から下層の第3導体層に至るビア開口と、前記ビア開口内に形成され、前記第3導体層と前記下層の第3導体層とを接続するビア導体と、を有し、前記第3導体層と前記ビア導体とは、シード層と前記シード層上に形成される電解めっき層によって形成されており、前記シード層は、第1層と前記第1層上に形成される第2層とを有しており、前記第1層は、銅と特定卑金属を有する合金からなるスパッタ膜であり、前記特定卑金属は銅以外の卑金属であり、前記第2層は、銅からなるスパッタ膜である。
【図面の簡単な説明】
【0006】
本発明に係る配線基板におけるビルドアップ部の一実施形態を模式的に示す断面図である。
本発明に係る配線基板における第3ビルドアップ部の各層の一実施形態における特徴部分を模式的に示す断面図である。
第3ビルドアップ部の各層の製造方法の一実施形態を模式的に示す断面図である。
第3ビルドアップ部の各層の製造方法の一実施形態を模式的に示す断面図である。
第3ビルドアップ部の各層の製造方法の一実施形態を模式的に示す断面図である。
第3ビルドアップ部の各層の製造方法の一実施形態を模式的に示す断面図である。
第3ビルドアップ部の各層の製造方法の一実施形態を模式的に示す断面図である。
第3ビルドアップ部の各層の製造方法の一実施形態を模式的に示す断面図である。
第3ビルドアップ部の各層の製造方法の一実施形態を模式的に示す断面図である。
第3ビルドアップ部の各層の製造方法の一実施形態を模式的に示す断面図である。
第3ビルドアップ部の各層の製造方法の一実施形態を模式的に示す断面図である。
従来のプリント配線板の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0007】
<本発明の配線基板について>
本発明の配線基板の一実施形態が、図面を参照して説明される。なお、図1~図4に示す例において、各部材の寸法、特に高さ方向の寸法については、本発明の特徴をより良く理解できるようにするために、実際の寸法とは異なる寸法で記載している。
【0008】
図1は、本発明に係る配線基板におけるビルドアップ部の一実施形態を説明するための断面図である。図1において、CSは、例えば図中上側の第1面CS1および下側の第2面CS2を有するコア基板である。BU1は、コア基板CSの第1面CS1上に形成され、交互に積層される複数の第1絶縁層12及び複数の第1導体層11を含む第1ビルドアップ部である。BU2は、コア基板CSの第2面CS2上に形成され、交互に積層される複数の第2絶縁層22及び複数の第2導体層21を含む第2ビルドアップ部である。BU3は、第1ビルドアップ部BU1上に形成され、交互に積層される複数の第3絶縁層32及び複数の第3導体層31を含む第3ビルドアップ部である。BU4は、第2ビルドアップ部BU2上に形成され、交互に積層される少なくとも1層の第4絶縁層42及び少なくとも1層の第4導体層41を含む第4ビルドアップ部である。本実施形態では、上記構成の配線基板1の第3ビルドアップ部BU3上に、チップ1およびチップ2が搭載されている。
【0009】
図1に示す本発明に係る配線基板においては、コア基板CSとしてガラスコアを用いることが好ましい。コア基板としてガラスコアを用いると、他の材料のコア基板を用いた配線基板と比べて、高密度配線が形成し易くなる。ガラスコアとしては、従来から知られているいずれの材料をも使用できる。例えば、耐熱性と耐衝撃性に優れ、熱膨張係数がシリコンに近い、ホウ珪酸ガラスを用いることができる。
【0010】
本実施形態に係る配線基板の特徴は、第3ビルドアップ部BU3の構造にある。すなわち、第3導体層に含まれる配線における配線幅の最小値は、第1導体層、第2導体層、及び、第4導体層に含まれる配線における配線幅の最小値よりも小さく、第3導体層に含まれる配線における配線間距離の最小値は、第1導体層、第2導体層、及び、第4導体層に含まれる配線における配線間距離の最小値よりも小さく、第3絶縁層は、上面と、上面から下層の第3導体層に至るビア開口と、ビア開口内に形成され、第3導体層と下層の第3導体層とを接続するビア導体と、を有し、第3導体層とビア導体とは、シード層とシード層上に形成される電解めっき層によって形成されており、シード層は、第1層と前記第1層上に形成される第2層とを有しており、第1層は、銅と特定卑金属を有する合金からなるスパッタ膜であり、特定卑金属は銅以外の卑金属であり、第2層は、銅からなるスパッタ膜である。
(【0011】以降は省略されています)
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