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公開番号
2025012850
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-24
出願番号
2023115997
出願日
2023-07-14
発明の名称
再生無機繊維の製造方法及び触媒担体保持マットの製造方法
出願人
イビデン株式会社
代理人
弁理士法人WisePlus
主分類
B09B
3/35 20220101AFI20250117BHJP(固体廃棄物の処理;汚染土壌の再生)
要約
【課題】 触媒担体保持マットの廃材から無機繊維を再生する方法を提供する。
【解決手段】 無機繊維からなる触媒担体保持マットの廃材に対して、上記廃材を、裁断する裁断工程、分級する分級工程、焼成する焼成工程及び選別する選別工程、を含むことを特徴とする再生無機繊維の製造方法。
【選択図】 図1
特許請求の範囲
【請求項1】
無機繊維からなる触媒担体保持マットの廃材に対して、
前記廃材を、裁断する裁断工程、分級する分級工程、焼成する焼成工程及び選別する選別工程、を含むことを特徴とする再生無機繊維の製造方法。
続きを表示(約 800 文字)
【請求項2】
前記裁断工程は、前記廃材を□30mm~□100mmの大きさに粗裁断する粗裁断工程である、請求項1に記載の再生無機繊維の製造方法。
【請求項3】
前記廃材が、ニードルマットの廃材を含む、請求項1に記載の再生無機繊維の製造方法。
【請求項4】
前記分級工程は、前記廃材を分級する第1分級工程と、前記第1分級工程を経た前記廃材を更に分級する第2分級工程を備える、請求項1に記載の再生無機繊維の製造方法。
【請求項5】
前記第1分級工程は、□10mmを超える目開きを持つ篩を用いて、□10mm以下の大きさの異物を除去する工程である、請求項4に記載の再生無機繊維の製造方法。
【請求項6】
前記焼成工程は、前記第1分級工程の後、かつ、前記第2分級工程の前に行われる工程であり、かつ、前記第1分級工程を経た前記廃材に含まれる有機分を焼失させる工程である、請求項5に記載の再生無機繊維の製造方法。
【請求項7】
前記第2分級工程は、前記焼成工程によって有機分が焼失したことにより微細化した無機繊維を除去する工程である、請求項6に記載の再生無機繊維の製造方法。
【請求項8】
前記廃材は抄造マットの廃材を含み、
前記第2分級工程は、前記焼成工程によって有機分が焼失したことにより微細化した前記抄造マット由来の無機繊維を除去する工程である、請求項7に記載の再生無機繊維の製造方法。
【請求項9】
前記焼成工程は、前記廃材に含まれる有機分を焼失させる工程である、請求項1に記載の再生無機繊維の製造方法。
【請求項10】
前記焼成工程は、前記廃材を800~900℃の温度に加熱する工程である、請求項9に記載の再生無機繊維の製造方法。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、再生無機繊維の製造方法及び触媒担体保持マットの製造方法に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)
【背景技術】
【0002】
車載部品のリサイクル率は年々その割合が高まっているが、触媒担体保持マットは、搭載された自動車が廃車となった際もリサイクルされることなく、産業廃棄物として埋め立て処分されることが通例となっている。
【0003】
同じく無機繊維を原料とする製品であっても、例えば建材用断熱材については、主に樹脂製のカバーで覆われた状態で使用されることや、使用中に汚染される可能性が低いといった事情が存在する。そのため、使用済みの断熱材を解繊し、新たな無機繊維と混ぜて新規の断熱材を製造することができた(例えば特許文献1)。
【0004】
触媒担体保持マットのリサイクルが積極的に行われない背景には、以下の事情が存在すると推察する。
【0005】
まず、触媒担体保持マットは、振動や熱が加わる条件下で使用されるため、時間の経過とともに、無機繊維が折れて微細化したり、無機繊維の立体構造が破壊されたりして、その特性が劣化する。従って、使用済みの触媒コンバータから取り出された触媒担体保持マットを、そのまま再使用することはできず、再使用するためには、微細化した無機繊維を除去する必要があった。
【0006】
さらに、使用済みの触媒担体保持マットには、外的要因により様々な不純物が付着することがある。
例えば、排ガス中の不純物や触媒担体から脱落した貴金属成分が付着していることがある。また、貴金属が含まれる触媒担体をリサイクルする際、金属ケースを切断して触媒担体が取り出されることが多いため、金属ケースを切断した際の金属片(切削屑)や触媒担体片等が混入することもある。さらに、車両に搭載される触媒担体保持マットの周囲には、断熱のためにブランケット状のガラス繊維が配置されていることが多く、触媒担体保持マットが回収される過程で、このブランケット状のガラス繊維の破片や、ブランケット状のガラス繊維を覆う金属ケースの切削屑等が混入することを防ぐことができない。
【0007】
以上の事情により、触媒担体保持マットをリサイクルする方法については、未だ検討されていないのが実情である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
特開平9-210289号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
本発明は、上記課題を解決するためになされた発明であり、触媒担体保持マットの廃材から無機繊維を再生する方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明の再生無機繊維の製造方法は、無機繊維からなる触媒担体保持マットの廃材に対して、上記廃材を、裁断する裁断工程、分級する分級工程、焼成する焼成工程及び選別する選別工程、を含むことを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)
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