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公開番号
2025044679
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-02
出願番号
2023152401
出願日
2023-09-20
発明の名称
非鉄金属回収ライン
出願人
アルメック 株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
B09B
3/30 20220101AFI20250326BHJP(固体廃棄物の処理;汚染土壌の再生)
要約
【課題】鉄及び非鉄を含む金属と非金属が混在された廃棄物から、所定の大きさよりも小さい廃棄物を選別して非鉄金属を回収することができる、非鉄金属回収ラインを提供すること。
【解決手段】鉄及び非鉄を含む金属と非金属とが混在された廃棄物からの非鉄金属回収ラインであって、第1の大きさのメッシュを通過した前記廃棄物に含まれる鉄を磁選する第1選別工程20と、廃棄物を摩砕する摩砕工程30と、廃棄物から軽量物を除去する軽量物除去工程40と、廃棄物を第2の大きさDのメッシュを通過した廃棄物と、前記第2の大きさのメッシュを通過しない廃棄物と、に分級する第2選別工程50と、第2の大きさDのメッシュを通過しない廃棄物を、複数段の水槽により複数の比重範囲に選別する第3選別工程60と、を備え、複数段の水槽には、それぞれの水槽に異なる周波数の振動が与えられている。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
鉄及び非鉄を含む金属と非金属とが混在された廃棄物からの非鉄金属回収ラインであって、
第1の大きさのメッシュを通過した前記廃棄物に含まれる前記鉄を磁選する第1選別工程と、
前記鉄が選別された廃棄物を摩砕する摩砕工程と、
摩砕された前記廃棄物を、第2の大きさのメッシュを通過した廃棄物と、前記第2の大きさのメッシュを通過しない廃棄物と、に分級する第2選別工程と、
前記第2選別工程において前記第2の大きさのメッシュを通過しない廃棄物を、複数段の水槽により複数の比重範囲に選別する第3選別工程と、を備え、
前記複数段の水槽には、それぞれの水槽に異なる周波数の振動が与えられている、非鉄金属回収ライン。
続きを表示(約 910 文字)
【請求項2】
前記第1の大きさのメッシュは、10mmよりも大きく30mm以下であって、
前記第2の大きさのメッシュは、6mmよりも大きく10mm以下であって、
前記第3選別工程は、
第1~第3の水槽の3段の水槽を有し、
前記第2の大きさのメッシュを通過しない廃棄物を、4段階の比重範囲に選別する、請求項1に記載の非鉄金属回収ライン。
【請求項3】
前記第2選別工程は、
前記第2の大きさのメッシュを通過した廃棄物を、第3の大きさのメッシュを通過した廃棄物と、前記第3の大きさのメッシュを通過しない廃棄物と、に振動分別する工程を含み、
前記第3の大きさのメッシュは、2mm以下である、請求項1または2に記載の非鉄金属回収ライン。
【請求項4】
前記第2選別工程は、
第4、第5の水槽の2段の水槽を有し、
前記第3の大きさのメッシュを通過しない廃棄物を、3段階の比重範囲に選別する、請求項3に記載の非鉄金属回収ライン。
【請求項5】
前記摩砕工程と前記第2選別工程の間に配置され、前記摩砕工程において摩砕された前記廃棄物を略垂直方向上方に搬送して、前記第2選別工程へ供給する垂直搬送工程をさらに備え、
前記第1選別工程は、平面視において、第1方向に延び、
前記摩砕工程は、平面視において、前記第1選別工程の下流側から前記第1方向に交わる方向に延び、
前記第2選別工程は、上方から下方に向かって延び、
前記第3選別工程は、前記第1選別工程に対向して前記第1方向に延びる、請求項1に記載の非鉄金属回収ライン。
【請求項6】
前記摩砕工程は、集塵機をさらに備え、
前記集塵機は、集塵機本体と、集塵ダクトと、を備え、
前記集塵機本体は、前記摩砕工程の上流側に配置され、
前記集塵ダクトは、前記集塵機本体と前記摩砕工程をつないでおり、前記摩砕工程の下流側に前記集塵ダクトの上流側が接続されている、請求項1または2に記載の非鉄金属回収ライン。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、非鉄金属回収ラインに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、鉄及び非鉄を含む金属と非金属が混在された廃棄物から非鉄金属を回収する、非鉄金属回収ラインが知られている。
従来の非鉄金属回収ラインは、コピー機等のオフィス機器や自動販売機等の産業廃棄物を粉砕した後の、大きなサイズの非鉄金属を回収していた。しかしながら、従来の非鉄金属回収ラインでは、所定の大きさよりも小さい廃棄物を各種類の非鉄金属ごとに選別することは困難であった。例えば、所定の大きさよりも小さい廃棄物を各種類の非鉄金属ごとに選別するためには、人の手での選別をすることとなる。人の手による選別後の非鉄金属の売却による利益と人件費を比較すると、人件費が上回っていた。また、選別の困難な大きさの廃棄物を処分するには、焼却費用が必要であった。以上より、所定の大きさよりも小さい廃棄物を各種類の非鉄金属ごとに選別する技術ニーズがあった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-72351号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、鉄及び非鉄を含む金属と非金属が混在された廃棄物から、小さい廃棄物を選別して非鉄金属を回収することができる、非鉄金属回収ラインを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の非鉄金属回収ラインは、鉄及び非鉄を含む金属と非金属とが混在された廃棄物からの非鉄金属回収ラインであって、第1の大きさのメッシュを通過した前記廃棄物に含まれる前記鉄を磁選する第1選別工程と、前記鉄が選別された廃棄物を摩砕する摩砕工程と、摩砕された前記廃棄物を、第2の大きさのメッシュを通過した廃棄物と、前記第2の大きさのメッシュを通過しない廃棄物と、に分級する第2選別工程と、前記第2選別工程において前記第2の大きさのメッシュを通過しない廃棄物を、複数段の水槽により複数の比重範囲に選別する第3選別工程と、を備え、前記複数段の水槽には、それぞれの水槽に異なる周波数の振動が与えられている。
【0006】
前記第1の大きさのメッシュは、8mmよりも大きく25mm以下であって、前記第2の大きさのメッシュは、2mmよりも大きく8mm以下であって、前記第3選別工程は、第1~第3の水槽の3段の水槽を有し、前記第2の大きさのメッシュを通過しない廃棄物は、4段階の比重範囲に選別されることが好ましい。
【0007】
前記第2選別工程は、前記第2の大きさのメッシュを通過した廃棄物を、第3の大きさのメッシュを通過した廃棄物と、第3の大きさのメッシュを通過しない廃棄物と、に振動分別する工程を含み、前記第3の大きさのメッシュは、2mm以下であることが好ましい。
【0008】
前記第2選別工程は、第4、第5の水槽の2段の水槽を有し、前記第3の大きさのメッシュを通過しない廃棄物を3段階の比重範囲に選別する工程を含むことが好ましい。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、鉄及び非鉄を含む金属と非金属が混在された廃棄物から、小さい廃棄物を選別して非鉄金属を回収することができる、非鉄金属回収ラインを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明の実施形態の非鉄金属回収ラインの概略図である。
本発明の第2実施形態の非鉄金属回収ラインの概略図である。
本発明の第2実施形態の非鉄金属回収ラインをP矢視方向から見た矢視図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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