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公開番号2025058567
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-09
出願番号2023168572
出願日2023-09-28
発明の名称配線基板
出願人イビデン株式会社
代理人弁理士法人朝日奈特許事務所
主分類H05K 3/46 20060101AFI20250402BHJP(他に分類されない電気技術)
要約【課題】高周波信号の搬送に適した配線回路を備える配線基板の提供。
【解決手段】実施形態の配線基板は、第1導体層12、第1絶縁層11、および、第1ビア導体13を含む第1ビルドアップ部10と、第3導体層32、第3絶縁層31、および、第3ビア導体33を含む第1ビルドアップ部30と、第2導体層22、第2絶縁層21、および、第2ビア導体23を含む、第2ビルドアップ部30と、を含んでいる。第1ビア導体13の径は第2ビア導体23の径より小さく、第2ビア導体23の径は第3ビア導体33の径より小さく、第1導体層12は第1のシード層121と第1のめっき膜層122とを備え、第2導体層22は第2のシード層221と第2のめっき膜層222とを備え、第1のシード層121はスパッタ膜を含み、第2のシード層221は無電解めっき膜を含む。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
第1面、および、前記第1面と反対側の第2面を有し、
交互に積層される第1導体層および第1絶縁層、並びに、前記第1絶縁層に形成された第1ビア開口を充填する第1ビア導体を含み、前記第1面を備える第1ビルドアップ部と、
交互に積層される第3導体層および第3絶縁層、並びに、前記第3絶縁層に形成された第3ビア開口を充填する第3ビア導体を含み、前記第2面を備える第3ビルドアップ部と、
前記第1ビルドアップ部と前記第3ビルドアップ部との間に配置され、交互に積層される第2導体層および第2絶縁層、並びに、前記第2絶縁層に形成された第2ビア開口を充填する第2ビア導体を含む、第2ビルドアップ部と、
を含む配線基板であって、
前記第1ビア導体の径は前記第2ビア導体の径より小さく、
前記第2ビア導体の径は前記第3ビア導体の径より小さく、
前記第1導体層および前記第1ビア導体は、前記第1絶縁層の表面および前記第1ビア開口の内面を被覆する第1のシード層と、前記第1のシード層上の第1のめっき膜層とを備え、
前記第2導体層および前記第2ビア導体は、前記第2絶縁層の表面および前記第2ビア開口の内面を被覆する第2のシード層と、前記第2のシード層上の第2のめっき膜層とを備え、
前記第1のシード層はスパッタ膜を含み、前記第2のシード層は無電解めっき膜を含む。
続きを表示(約 850 文字)【請求項2】
請求項1記載の配線基板であって、前記スパッタ膜は、銅と、アルミニウムと、ニッケル、亜鉛、ガリウム、ケイ素、マグネシウムのうちの少なくとも1つと、を含有する合金により形成される下層と、銅から形成される上層とを含む。
【請求項3】
請求項1記載の配線基板であって、前記第3導体層が金属箔を含み、前記第1導体層および前記第2導体層は金属箔を含まない。
【請求項4】
請求項1記載の配線基板であって、前記第1導体層は第1配線を含み、前記第1配線の配線幅が前記第2導体層に含まれる配線の最小の配線幅よりも小さく、前記第1配線の配線間の間隔が前記第2導体層に含まれる配線の配線間の最小の間隔よりも小さい。
【請求項5】
請求項4記載の配線基板であって、前記第1配線のアスペクト比が2.0以上、4.0以下であり、前記第1配線の配線幅が3μm以下であり、前記第1配線の配線間の間隔が3μm以下である。
【請求項6】
請求項4記載の配線基板であって、前記第1ビルドアップ部は前記第1面に露出する複数の導体パッドを含み、前記第1面はそれぞれ前記導体パッドを含む複数の部品搭載領域を有しており、前記複数の部品搭載領域のうち異なる部品搭載領域に配置されている前記導体パッドが、前記第1配線を介して接続されている。
【請求項7】
請求項1記載の配線基板であって、前記第1ビア導体が接続する下側の導体層の上面における前記第1ビア導体の径は、略10μmである。
【請求項8】
請求項1記載の配線基板であって、前記第3ビルドアップ部における前記第3絶縁層の総厚は、200μm以上である。
【請求項9】
請求項1記載の配線基板であって、前記第3絶縁層が芯材を含む。
【請求項10】
請求項9記載の配線基板であって、前記芯材がガラス繊維である。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は配線基板に関する。
続きを表示(約 2,600 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、第1の表面および第1の表面と反対側の第2の表面を備えるコアレス基板が開示されている。コアレス基板は交互に積層された複数(3層)の絶縁層を含んでいる。各絶縁層の上下に設けられる配線は無電解めっき法で形成される給電層を有している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開第2010/010910号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に開示のコアレス基板では、3層の絶縁層それぞれの上下に設けられる配線は、無電解めっき法で形成されている。比較的微細なパターンに形成される配線について給電層が無電解めっき法によって形成される場合、配線が所望のパターンに従って形成され得ない場合があると考えられる。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の配線基板は、第1面、および、前記第1面と反対側の第2面を有し、交互に積層される第1導体層および第1絶縁層、並びに、前記第1絶縁層に形成された第1ビア開口を充填する第1ビア導体を含み、前記第1面を備える第1ビルドアップ部と、交互に積層される第3導体層および第3絶縁層、並びに、前記第3絶縁層に形成された第3ビア開口を充填する第3ビア導体を含み、前記第2面を備える第3ビルドアップ部と、前記第1ビルドアップ部と前記第3ビルドアップ部との間に配置され、交互に積層される第2導体層および第2絶縁層、並びに、前記第2絶縁層に形成された第2ビア開口を充填する第2ビア導体を含む、第2ビルドアップ部と、を含んでいる。前記第1ビア導体の径は前記第2ビア導体の径より小さく、前記第2ビア導体の径は前記第3ビア導体の径より小さく、前記第1導体層および前記第1ビア導体は、前記第1絶縁層の表面および前記第1ビア開口の内面を被覆する第1のシード層と、前記第1のシード層上の第1のめっき膜層とを備え、前記第2導体層および前記第2ビア導体は、前記第2絶縁層の表面および前記第2ビア開口の内面を被覆する第2のシード層と、前記第2のシード層上の第2のめっき膜層とを備え、前記第1のシード層はスパッタ膜を含み、前記第2のシード層は無電解めっき膜を含む。
【0006】
本発明の実施形態によれば、少なくとも、比較的寸法の小さいビア導体を含む第1ビルドアップ部において、導体層はシード層としてスパッタ膜を含んでいる。また、第1ビルドアップ部に含まれるビア導体よりも寸法の大きいビア導体を含む第2ビルドアップ部において、導体層はシード層として無電解めっき膜を含んでいる。従って、第1ビルドアップ部を構成する導体層において、高周波信号の搬送に適した比較的精密でインサーションロスの少ない微細な配線回路を備えることが可能な、配線基板が提供され得る。
【図面の簡単な説明】
【0007】
本発明の一実施形態の配線基板の一例を示す断面図。
図1に示される配線基板の部分拡大図。
図1に示される配線基板の部分拡大図。
図1に示される配線基板の部分拡大図。
本発明の一実施形態である配線基板の製造方法の一例を示す図。
本発明の一実施形態である配線基板の製造方法の一例を示す図。
本発明の一実施形態である配線基板の製造方法の一例を示す図。
本発明の一実施形態である配線基板の製造方法の一例を示す図。
本発明の一実施形態である配線基板の製造方法の一例を示す図。
本発明の一実施形態である配線基板の製造方法の一例を示す図。
本発明の一実施形態である配線基板の製造方法の一例を示す図。
本発明の一実施形態である配線基板の製造方法の一例を示す図。
本発明の一実施形態である配線基板の製造方法の一例を示す図。
本発明の一実施形態である配線基板の製造方法の一例を示す図。
本発明の一実施形態である配線基板の製造方法の一例を示す図。
本発明の一実施形態である配線基板の製造方法の一例を示す図。
本発明の一実施形態である配線基板の製造方法の一例を示す図。
本発明の一実施形態である配線基板の製造方法の一例を示す図。
【発明を実施するための形態】
【0008】
一実施形態の配線基板が図1、並びに、図2A~2Cを参照しながら説明される。図1は、一実施形態の配線基板の一例である配線基板1を示す断面図である。図2Aは、図1に示される配線基板1における、一点鎖線で囲われる領域IIaの拡大図である。図2Bは、図1に示される配線基板1における、一点鎖線で囲われる領域IIbの拡大図である。図2Cは、図1に示される配線基板1における、一点鎖線で囲われる領域IIcの拡大図である。なお、配線基板1は本実施形態の配線基板の一例に過ぎない。本実施形態の配線基板の積層構造、並びに、導体層および絶縁層それぞれの数は、図1の配線基板1の積層構造、並びに、配線基板1に含まれる導体層および絶縁層それぞれの数に限定されない。また、参照される図面においては、各構成要素の正確な比率を示すことは意図されておらず、本発明の特徴が理解され易いように描かれている。
【0009】
実施形態の配線基板1は、交互に積層された導体層および絶縁層によってそれぞれ構成される第1ビルドアップ部10、第2ビルドアップ部20、および、第3ビルドアップ部30を含む積層構造を有している。配線基板1は、その厚さ方向と直交する2つの表面(第1面1Fおよび第1面1Fと反対側の第2面1B)を有している。
【0010】
第1ビルドアップ部10は一方の面10Fおよび一方の面10Fと反対側の他方の面10Bを有している。第2ビルドアップ部20は一方の面20Fおよび一方の面20Fと反対側の他方の面20Bを有している。第3ビルドアップ部30は一方の面30Fおよび一方の面30Fと反対側の他方の面30Bを有している。図1に示されるように、第1ビルドアップ部10の一方の面10Fが第1面1Fを構成している。第2面1Bは、第3ビルドアップ部30の他方の面30Bにより構成される。
(【0011】以降は省略されています)

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