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公開番号2025061982
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-11
出願番号2025014106,2021109442
出願日2025-01-30,2021-06-30
発明の名称微細藻類の成長促進剤
出願人イビデン株式会社
代理人弁理士法人朝日奈特許事務所
主分類A01N 37/36 20060101AFI20250403BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約【課題】微細藻類の成長促進剤を提供することを目的とする。
【解決手段】(1)オキソ脂肪酸またはその誘導体もしくはその塩、または(2)水酸化脂肪酸またはその誘導体もしくはその塩、から選ばれる少なくとも1種の化合物を含む微細藻類の成長促進剤。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
(1)オキソ脂肪酸またはその誘導体もしくはその塩、または(2)水酸化脂肪酸またはその誘導体もしくはその塩、から選ばれる少なくとも1種の化合物を含む微細藻類の成長促進剤。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
さらに不飽和脂肪酸(ただし、前記オキソ脂肪酸および前記水酸化脂肪酸を除く)を含む請求項1に記載の微細藻類の成長促進剤。
【請求項3】
前記不飽和脂肪酸が、炭素数10~20の不飽和脂肪酸である請求項2に記載の微細藻類の成長促進剤。
【請求項4】
前記不飽和脂肪酸が、オレイン酸、リノール酸、α-リノレン酸、γ-リノレン酸、アラキドン酸からなる一価または多価不飽和脂肪酸群より選択される不飽和脂肪酸である請求項2または3に記載の微細藻類の成長促進剤。
【請求項5】
前記不飽和脂肪酸が、リノール酸である請求項2~4のいずれか1項に記載の微細藻類の成長促進剤。
【請求項6】
請求項1~5のいずれか1項に記載の微細藻類の成長促進剤であって、前記オキソ脂肪酸またはその誘導体もしくはその塩が以下の式:
HOOC-(R
1
)-CH=CH-C(=O)-R
2
(I)
(式中、

1
:6個~12個の炭素原子を含む、直鎖または分岐の、飽和または不飽和の炭化水素基であり、

2
:炭素数2~8のアルキル基であって、1つまたはそれ以上の分岐および/または二重結合を含んでいてもよい)
の構造式を有するオキソ脂肪酸またはその誘導体もしくはその塩である。
【請求項7】
前記オキソ脂肪酸が、前記オキソ脂肪酸のR
1
の炭化水素基の炭素数が8~10であり、R
2
のアルキル基の炭素数が4~6であるオキソ脂肪酸である請求項1~6のいずれか1項に記載の微細藻類の成長促進剤。
【請求項8】
請求項1~7のいずれか1項に記載の微細藻類の成長促進剤であって、前記オキソ脂肪酸が、前記オキソ脂肪酸のR
1
が式(I)におけるカルボニル基のαおよびβ炭素の間の二重結合と共役二重結合を形成する二重結合を含むオキソ脂肪酸である。
【請求項9】
請求項1~8のいずれか1項に記載の微細藻類の成長促進剤であって、前記オキソ脂肪酸が、前記オキソ脂肪酸のR
1
が、炭素数9の直鎖または分岐の炭化水素基であり、R
2
が、炭素数5のアルキル基であるオキソ脂肪酸である。
【請求項10】
請求項1~9のいずれか1項に記載の微細藻類の成長促進剤であって、前記オキソ脂肪酸が、ケトオクタデカジエン酸である。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、微細藻類の成長促進剤に関する。
続きを表示(約 1,000 文字)【背景技術】
【0002】
従来、微細藻類を増殖させ、微細藻類の細胞内に燃料、飼料、健康食品などの原料となる脂質、または、タンパク質やビタミン等の有価物を生産・貯蔵させ、貯蔵した有価物を利用して燃料や食品等に利用することが行われている。
【0003】
特許文献1には、POMEを含む培地を使用する、従属栄養性微細藻類の培養方法が記載されている。
【0004】
しかしながら、特許文献1ではPOMEというパーム油精製工場からの廃液を利用しなければならず、そのような廃液を東南アジアから輸入することは、コスト、原料供給の安定性の観点から望ましくない。また、非特許文献1によれば、POME中には、オレイン酸(C18:不飽和結合1)33%、パルミチン酸(C16:不飽和結合0)31%、リノール酸(C18:不飽和結合2)9%が含まれており、発明者らの知見では、このような直鎖の飽和、不飽和脂肪酸のみでは、微細藻類の成長の促進剤としての効果は十分ではないことが分かっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
国際公開第2020/026794号
【非特許文献】
【0006】
環境工学研究論文集・第40巻・2003(Environmental Engineering Research. Vol. 40, 2003)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明は、上記のような問題に鑑み、藻類を効率的に増殖させることができる微細藻類の成長促進剤を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、(1)オキソ脂肪酸またはその誘導体もしくはその塩、または(2)水酸化脂肪酸またはその誘導体もしくはその塩、から選ばれる少なくとも1種の化合物を含む微細藻類の成長促進剤に関する。
【0009】
前記微細藻類の成長促進剤が、不飽和脂肪酸(ただし、前記オキソ脂肪酸および前記水酸化脂肪酸を除く)をさらに含むことが好ましい。
【0010】
前記不飽和脂肪酸が、炭素数10~20の不飽和脂肪酸である微細藻類の成長促進剤が好ましい。
(【0011】以降は省略されています)

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