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公開番号2025021090
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-13
出願番号2023124811
出願日2023-07-31
発明の名称菌体タンパク粒子
出願人イビデン株式会社
代理人弁理士法人朝日奈特許事務所
主分類A23J 3/20 20060101AFI20250205BHJP(食品または食料品;他のクラスに包含されないそれらの処理)
要約【課題】食品原料または水産飼料原料として優れた菌体タンパク粒子を提供する。
【解決手段】明度(L^*値)が75～97である菌体タンパク粒子。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項１】
明度（Ｌ
*
値）が７５～９７である菌体タンパク粒子。
続きを表示（約 310 文字）【請求項２】
明度（Ｌ
*
値）が７７～９１である請求項１に記載の菌体タンパク粒子。
【請求項３】
平均粒子径（Ｄ５０）が０．５～５．０μｍである請求項１に記載の菌体タンパク粒子。
【請求項４】
前記菌体タンパク粒子は、アルカン酸及び／又はアルカン酸の重合体を含む請求項１に記載の菌体タンパク粒子。
【請求項５】
前記アルカン酸は、３－ヒドロキシ酪酸である請求項４に記載の菌体タンパク粒子。
【請求項６】
請求項１に記載の菌体タンパク粒子を含む食品原料。
【請求項７】
請求項１に記載の菌体タンパク粒子を含む水産飼料原料。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、菌体タンパク粒子に関する。
続きを表示（約 1,000 文字）【背景技術】
【０００２】
増大する食品や飼料の必要性を満たすことを補助するために、持続可能かつ再生可能なアミノ酸および／またはタンパク質の供給源が必要とされている。二酸化炭素および他の温室効果ガス（ＧＨＧ）の大気への排出量を低減し、食品および飼料の生産系における石炭、石油、および天然ガスの利用に基づく水の消費量および世界的なエネルギー消費量を低減する必要性もまた存在する。このため二酸化炭素を原料とし、水素酸化細菌を用いて菌体タンパク質を製造する技術が研究されている。
【０００３】
例えば、特許文献１および２には、二酸化炭素を原料とし、水素酸化細菌を用いてタンパク質を製造する技術が開示されている。
【０００４】
また、特許文献２には、得られたバイオマススラリーの色が褐色であり、超音波処理による細胞破壊後にはクリーム色であることが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００５】
特表２０２０－５２６２３０号公報
特表２０２０－５０６７０８号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００６】
しかしながら、特許文献２に記載されているように、水素酸化細菌を用いて得られるバイオマス生成物は、褐色からクリーム色に着色しており、このようなバイオマス生成物を食品成分として、または食品製造のための原料として他の食品原料と混合して食品を製造した場合、食品全体の色彩を損ねてしまうという問題があった。
【０００７】
また、バイオマス生成物が、紫外線や空気中の酸素、カビなどの影響により劣化変色している場合であっても、バイオマス生成物が着色しているため、そのような劣化に気づきにくいという問題も見られた。
【０００８】
本発明は、このような問題に鑑みてなされたものであり、食品に添加された場合であっても食品の外観を損ねることがなく、また、劣化・変性を確認しやすい菌体タンパク粒子を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００９】
本発明の菌体タンパク粒子は、明度（Ｌ
*
値）が７５～９７であることを特徴とする。
【００１０】
また、本発明の菌体タンパク粒子は、明度（Ｌ
*
値）が７７～９１であることが好ましい。
（【００１１】以降は省略されています）

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