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公開番号
2024171139
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-11
出願番号
2023088054
出願日
2023-05-29
発明の名称
紫外線殺菌装置
出願人
三浦工業株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
A61L
2/10 20060101AFI20241204BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】紫外線発光ダイオードの過熱を防止できる紫外線殺菌装置を提供すること。
【解決手段】本発明の一態様に係る紫外線殺菌装置100は、内部に冷媒が流通する冷媒流路111を有する支持体110と、前記支持体110の外面に配設される1つ以上の紫外線発光ダイオード120と、前記紫外線発光ダイオード120および前記支持体110の外側を覆い、紫外線を透過する保護筒130と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
内部に冷媒が流通する冷媒流路を有する支持体と、
前記支持体の外面に配設される1つ以上の紫外線発光ダイオードと、
前記紫外線発光ダイオードおよび前記支持体の外側を覆い、紫外線を透過する保護筒と、を備える紫外線殺菌装置。
続きを表示(約 950 文字)
【請求項2】
前記冷媒を折り返すことにより、前記支持体の内側と外側で向きが異なる前記冷媒の流れを形成するよう、前記支持体は少なくとも一部に開口を有する、請求項1に記載の紫外線殺菌装置。
【請求項3】
前記支持体は、先端部が封止され、内部空間が前記冷媒流路とされる筒状であり、
前記支持体の内部に配設され、前記支持体の内部空間を、前記支持体の基端部に供給される前記冷媒を前記支持体の先端部に案内する往路と、前記冷媒を前記支持体の先端部から基端部に案内する復路と、に分割する分割部材をさらに備える、
請求項1に記載の紫外線殺菌装置。
【請求項4】
前記保護筒の外側に配置され、前記支持体の内部を流れる前記冷媒の少なくとも一部を循環させる外側流路を形成する外側流路部材と、
前記冷媒を循環させる冷却ポンプを、
さらに備える、請求項1に記載の紫外線殺菌装置。
【請求項5】
前記保護筒は、外側流路部材により支持される、請求項4に記載の紫外線殺菌装置。
【請求項6】
前記保護筒の内側で前記紫外線発光ダイオードを覆い、紫外線を透過する内部保護部材と、
前記支持体の先端部において、前記支持体の内部空間と、前記保護筒と前記内部保護部材の間の空間とを連通させる連通流路と、
前記支持体の基端部において、前記支持体の内部空間と、前記保護筒と前記内部保護部材の間の空間とを、連通させる冷却流路と、
前記支持体の内部空間と、前記保護筒と前記内部保護部材の間の空間と、に封入される前記冷媒を前記連通流路および前記冷却流路を通して流動させる冷却ポンプと、
をさらに備える、請求項1に記載の紫外線殺菌装置。
【請求項7】
前記支持体および前記保護筒は、それぞれ軸方向に連結可能な1以上のモジュールから形成される請求項1から6のいずれかに記載の紫外線殺菌装置。
【請求項8】
少なくとも1つの前記紫外線発光ダイオードは、出射される紫外光の少なくとも一部が前記保護筒の軸方向に照射されるように配設される、請求項1から6のいずれかに記載の紫外線殺菌装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、紫外線殺菌装置に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)
【背景技術】
【0002】
タンク、流路等において、水に紫外線を照射して殺菌を行う紫外線殺菌装置が知られている。近年、紫外線を発する紫外線発光ダイオード(UV-LED)を光源とする紫外線殺菌装置の利用が検討されている。紫外線発光ダイオードは比較的発光効率が低いため、発熱により自身の温度を増大させ得る。紫外線発光ダイオードの温度が高くなり過ぎると、紫外線発光ダイオードが損傷したり、寿命が短くなったりするおそれがある。このため、紫外線発光ダイオードに、雰囲気中に熱を放散させる放熱部材(ヒートシンク)を設けることが提案されている(例えば特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-179376号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
殺菌効率を高めるために、例えばタンクや流路の内部に突出するよう紫外線光源を配置する浸漬式の紫外線殺菌装置も知られている。浸漬式の紫外線殺菌装置では、液体の中に配置されるガラス管等の密閉容器の中に光源が配置されるために、雰囲気中に放熱するだけでは光源(紫外線発光ダイオード)の過熱を十分に抑制できないおそれがある。
【0005】
そこで、本発明は、紫外線発光ダイオードの過熱を防止できる紫外線殺菌装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様に係る紫外線殺菌装置は、内部に冷媒が流通する冷媒流路を有する支持体と、前記支持体の外面に配設される1つ以上の紫外線発光ダイオードと、前記紫外線発光ダイオードおよび前記支持体の外側を覆い、紫外線を透過する保護筒と、を備える。
【0007】
上述の紫外線殺菌装置において、前記冷媒を折り返すことにより、前記支持体の内側と外側で向きが異なる前記冷媒の流れを形成するよう、前記支持体は少なくとも一部に開口を有してもよい。
【0008】
上述の紫外線殺菌装置において、前記支持体は、先端部が封止され、内部空間が前記冷媒流路とされる筒状であり、紫外線殺菌装置は、前記支持体の内部に配設され、前記支持体の内部空間を、前記支持体の基端部に供給される前記冷媒を前記支持体の先端部に案内する往路と、前記冷媒を前記支持体の先端部から基端部に案内する復路と、に分割する分割部材をさらに備えてもよい。
【0009】
上述の紫外線殺菌装置は、前記保護筒の外側に配置され、前記支持体の内部を流れる前記冷媒の少なくとも一部を循環させる外側流路を形成する外側流路部材と、前記冷媒を循環させる冷却ポンプを、さらに備えてもよい。
【0010】
上述の紫外線殺菌装置において、前記保護筒は、外側流路部材により支持されてもよい。
(【0011】以降は省略されています)
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