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公開番号
2024169931
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-06
出願番号
2023086801
出願日
2023-05-26
発明の名称
画像形成装置とそのプログラム
出願人
東芝テック株式会社
代理人
弁理士法人鈴榮特許綜合事務所
主分類
G03G
15/02 20060101AFI20241129BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約
【課題】交流電圧ピーク値を像担持体表面電位の飽和開始付近に正しく設定可能とする。
【解決手段】実施形態に係る画像形成装置は、像担持体と、帯電手段と、トナー像形成手段と、転写手段と、検知手段と、制御手段と、を備える。像担持体は、静電潜像が形成される。帯電手段は、像担持体表面に近接される帯電部材を備え、帯電部材へ直流電圧に交流電圧を重畳した電圧を印加することで、像担持体表面を一様に帯電させる。トナー像形成手段は、像担持体に形成するべき画像の潜像を形成して現像することで、像担持体上にトナー像を形成する。転写手段は、像担持体上のトナー像を転写体上に転写する。検知手段は、転写手段の抵抗値を検知する。制御手段は、検知手段が検知した転写手段の抵抗値に基づいて像担持体の表面電位の飽和値を推定し、帯電手段が帯電部材に印加する交流電圧のピーク値を、この推定した飽和値に従って設定する。
【選択図】 図1
特許請求の範囲
【請求項1】
静電潜像が形成される像担持体と、
前記像担持体表面に近接される帯電部材を備え、前記帯電部材へ直流電圧に交流電圧を重畳した電圧を印加することで、前記像担持体表面を一様に帯電させる帯電手段と、
前記像担持体に形成するべき画像の潜像を形成して現像することで、前記像担持体上にトナー像を形成するトナー像形成手段と、
前記像担持体上の前記トナー像を転写体上に転写する転写手段と、
前記転写手段の抵抗値を検知する検知手段と、
前記検知手段が検知した前記転写手段の抵抗値に基づいて前記像担持体の表面電位の飽和値を推定し、前記帯電手段が前記帯電部材に印加する前記交流電圧のピーク値を、前記推定した飽和値に従って設定する制御手段と、
を備える、画像形成装置。
続きを表示(約 860 文字)
【請求項2】
前記制御手段は、前記帯電手段に前記交流電圧のピーク値を変えさせながら前記検知手段に前記転写手段の抵抗値を検知させ、前記検知手段が検知した前記転写手段の抵抗値の変化状態に基づいて前記像担持体の表面電位の飽和値を推定する、
請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記検知手段は、前記転写手段の抵抗値を電圧値として検知する、
請求項2に記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記制御手段は、前記検知手段が検知した前記電圧値の飽和値に基づいて、前記像担持体の表面電位の飽和値を推定する、
請求項3に記載の画像形成装置。
【請求項5】
前記転写手段は、前記転写体と、前記転写体を挟んで前記像担持体と対向する付勢部材と、を備え、前記付勢部材により前記転写体を前記像担持体方向に付勢して前記転写体を前記像担持体に接触させることで、前記像担持体上の前記トナー像を前記転写体上に転写し、
前記検知手段は、前記転写体と前記付勢部材とを含む抵抗体の抵抗値を検知する、
請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項6】
静電潜像が形成される像担持体と、前記像担持体表面に近接される帯電部材へ直流電圧に交流電圧を重畳した電圧を印加することで、前記像担持体表面を一様に帯電させる帯電手段と、前記像担持体に形成するべき画像の潜像を形成して現像することで、前記像担持体上にトナー像を形成するトナー像形成手段と、前記像担持体上の前記トナー像を転写体上に転写する転写手段と、前記転写手段の抵抗値を検知する検知手段と、を備える、画像形成装置のプロセッサに、
前記検知手段が検知した前記転写手段の抵抗値に基づいて前記像担持体の表面電位の飽和値を推定する機能と、
前記帯電手段が前記帯電部材に印加する前記交流電圧のピーク値を、前記推定した飽和値に従って設定する機能と、
を実現させるためのプログラム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、画像形成装置とそのプログラムに関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
ワークプレイスに置かれる画像形成装置として、電子写真方式を用いた画像形成装置が広く使用されている。この電子写真方式を用いた画像形成装置は、静電潜像が形成される像担持体と、像担持体表面に近接される帯電部材へ電圧印加することで、像担持体表面を一様に帯電させる帯電器と、該像担持体に潜像形成を行う露光器と、像担持体に近接して現像を行う現像器と、現像された像担持体上のトナー像を転写体上に転写する一次転写部と、転写体上に転写されたトナー像を用紙に転写する二次転写部と、像担持体上に当接して転写後の残留トナーを除去する像担持体クリーナと、転写体に当接して転写後の残留トナーを除去する転写体クリーナと、を備える。
【0003】
このような電子写真方式を用いた画像形成装置の帯電器においては、放電時に発生するオゾン量が、スコロトロン帯電方式よりも少ないという理由から、帯電ローラ方式が採用されている。
【0004】
この帯電ローラ方式では、放電量が多く、帯電性能が安定しているという点から、DC電源にAC重畳する入力電圧方式が多く選択されている。像担持体の表面の帯電電位(以下、表面電位と略記する。)をDC電圧付近に収束させるために、帯電ローラに印加するAC電圧のピーク値であるACピーク電圧(Vp-p)を、DC放電開始電圧の2倍以上に設定することが一般的に知られている。一方で、ACピーク電圧を増加させると放電量が増加し、この放電量の増加に伴って像担持体近傍のオゾン濃度が上昇して、像担持体の劣化が促進されてしまうため、耐刷枚数が極端に減少することが知られている。この問題を解消するため、ACピーク電圧は、像担持体表面電位の飽和開始付近に設定することが望ましい。
【0005】
ACピーク電圧をこのような像担持体表面電位の飽和開始付近に設定する制御方式としては、様々な方式が提案されている。例えば、高圧電源から帯電ローラに流れるDC或いはAC電流を計測し、これを、像担持体表面電位の飽和開始付近と推定されるDC或いはAC電流基準値と比較し、入力電圧を電流基準値に合うように可変する方式が知られている。ここで、電流基準値は、高圧電源から帯電ローラに流れる電流の計測時の温度及び湿度、帯電ローラ抵抗と関連付けられた動作カウント、及び、像担持体膜厚情報から推定される値である。
【0006】
しかしながら、このような制御方式では、計測場所と帯電ローラ近傍との間での温度及び湿度の誤差、印刷枚数が進んだ場合の帯電ローラ抵抗値の個体差による誤差、所定回転数での像担持体膜摩耗の個体差による誤差、等の多分の誤差を含む。そのため、適切な精度で電流基準値を得られない場合があり、結果として、ACピーク電圧も正しく設定できない場合が生じる。
【0007】
ACピーク電圧が高め又は低めに設定されて、像担持体表面電位も高め又は低めになってしまうと、現像器による現像の際に、白地かぶり又はキャリア引き等の不具合が発生する場合があり、著しく印字品質の低下を招いてしまう。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
特開2006-171282号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
本発明の実施形態が解決しようとする課題は、交流電圧ピーク値を像担持体表面電位の飽和開始付近に正しく設定可能とする画像形成装置を提供しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
一実施形態において、画像形成装置は、像担持体と、帯電手段と、トナー像形成手段と、転写手段と、検知手段と、制御手段と、を備える。像担持体は、静電潜像が形成される。帯電手段は、像担持体表面に近接される帯電部材を備え、帯電部材へ直流電圧に交流電圧を重畳した電圧を印加することで、像担持体表面を一様に帯電させる。トナー像形成手段は、像担持体に形成するべき画像の潜像を形成して現像することで、像担持体上にトナー像を形成する。転写手段は、像担持体上のトナー像を転写体上に転写する。検知手段は、転写手段の抵抗値を検知する。制御手段は、検知手段が検知した転写手段の抵抗値に基づいて像担持体の表面電位の飽和値を推定し、帯電手段が帯電部材に印加する交流電圧のピーク値を、この推定した飽和値に従って設定する。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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