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公開番号2024169733
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-05
出願番号2024169337,2021526889
出願日2024-09-27,2020-06-18
発明の名称架橋型ヌクレオシド中間体の結晶及びその製造方法、並びに架橋型ヌクレオシドアミダイトの製造方法
出願人ヤマサ醤油株式会社
代理人アクシス国際弁理士法人
主分類C07H 15/18 20060101AFI20241128BHJP(有機化学)
要約【課題】長期間に渡って安定的に保管することができる架橋型ヌクレオシド中間体として用いることが可能な化合物の結晶を提供する。
【解決手段】式5で表される化合物の結晶である。
<com:Image com:imageContentCategory="Drawing"> <com:ImageFormatCategory>JPEG</com:ImageFormatCategory> <com:FileName>2024169733000016.jpg</com:FileName> <com:HeightMeasure com:measureUnitCode="Mm">34</com:HeightMeasure> <com:WidthMeasure com:measureUnitCode="Mm">50</com:WidthMeasure> </com:Image> 上記式中、R1は水酸基の保護基、R2は脱離基を示す。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
式5で表される化合物の結晶。
JPEG
2024169733000015.jpg
35
69
上記式中、R
1
は水酸基の保護基、R
2
は脱離基を示す。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、架橋型ヌクレオシド中間体の結晶及びその製造方法、並びに架橋型ヌクレオシドアミダイトの製造方法に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
核酸医薬による疾病の治療法として、アンチセンス法、アンチジーン法、アプタマー法、siRNA法などがある。
【0003】
通常、ヌクレオシド糖部のフラノース環は平面構造ではなくN型、S型と呼ばれる歪んだコンフォメーションを取っており、環上の置換基により特定の配座に偏っている。例として、2’位に水酸基を有するリボヌクレオシドの場合にはN型のコンフォメーションが優位となる。
今西らは、ヌクレオシド糖部の4’位と2’位水酸基を架橋することにより、ヌクレオシドのコンフォメーションを強制的にN型に固定することに成功した。結果として、この架橋型ヌクレオシドを含むLNA(Locked Nucleic Acids)は、相補的な配列の核酸と極めて安定な2重鎖を形成することが明らかとなった(特許文献1参照)。
上記の特性等から、近年核酸医薬品の素材として、LNAに対する期待が高まっている。
【0004】
架橋型ヌクレオシド合成法の例としては、ヌクレオシドを原料とする方法(特許文献1)、糖を出発原料とする方法(特許文献2、非特許文献1、非特許文献2)が知られている。
【0005】
既存の架橋型ヌクレオシドの合成法の中でも、特に優れた方法の一つとして、東北大学によって以下の合成法が提唱されている(非特許文献3)。
【0006】
JPEG
2024169733000002.jpg
81
162
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開平10-304889号公報
特表2002-521310号公報
【非特許文献】
【0008】
J.Org.Chem.2001,66,8504-8512
Tetrahedron 1998,54,3607-3630
東北大学博士論文(11301甲第17068号、2016年)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
既存の架橋型ヌクレオシドの合成法(例えば特許文献1、2、非特許文献2に記載された方法)においては、一連の工程によって架橋型ヌクレオシドアミダイトを合成することを目的としている。そのため、反応中間体(以下、「架橋型ヌクレオシド中間体」ということがある)の安定性や保管等については、検討がなされていないことが現状である。
【0010】
しかし、発明者が検討を行ったところ、既存の架橋型ヌクレオシドの合成方法では、比較的不安定な反応中間体を経由しなければならないという課題が見出された。工業的に架橋型ヌクレオシドを製造する際には、特定の反応中間体から必要に応じて複数の架橋型ヌクレオシドを合成する必要があり、理想的には特定の反応中間体を安定に保管できることが望ましい。
すなわち、本開示の課題は、長期間に渡って安定的に保管することができる架橋型ヌクレオシド中間体として用いることが可能な化合物の結晶及びその製造方法を提供することである。また、本開示の課題は、当該化合物の結晶を用いる架橋型ヌクレオシドアミダイトの製造方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)

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