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公開番号
2024168812
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-05
出願番号
2023085773
出願日
2023-05-24
発明の名称
地上式貯蔵タンク
出願人
株式会社IHIプラント
,
株式会社IHI
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
F17C
3/00 20060101AFI20241128BHJP(ガスまたは液体の貯蔵または分配)
要約
【課題】コンクリート壁がコーナ部を有する地上式貯蔵タンクにおいて、コンクリート壁の内壁面の形状に対応してメンブレンを配置可能とする。
【解決手段】メンブレン5として、コンクリート基礎版1の内壁面に対向配置される底部メンブレン51と、コンクリート側壁2の内壁面に対向配置される側部メンブレン52と、コーナ部3の傾斜面3aに対向配置されると共に底部メンブレン51及び側部メンブレン52と接続されるコーナ部メンブレン53とが設けられている。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
低温液化ガスを貯蔵する地上式貯蔵タンクであって、
コンクリート壁と、前記コンクリート壁の内壁面に沿って配置されるメンブレンとを備え、
前記コンクリート壁は、底部と、前記底部に立設される側壁部と、前記底部の前記内壁面と前記側壁部の内壁面とを接続する傾斜面が前記内壁面として設けられたコーナ部とを有し、
前記メンブレンとして、前記底部の前記内壁面に対向配置される底部メンブレンと、前記側壁部の前記内壁面に対向配置される側部メンブレンと、前記コーナ部の前記傾斜面に対向配置されると共に前記底部メンブレン及び前記側部メンブレンと接続されるコーナ部メンブレンとが設けられている
ことを特徴とする地上式貯蔵タンク。
続きを表示(約 280 文字)
【請求項2】
前記コーナ部メンブレンは、
前記内壁面に対して平行に配置される中間メンブレンと、
前記側部メンブレンと前記中間メンブレンの上端とを接続するように屈曲された上部屈曲メンブレンと、
前記底部メンブレンと前記中間メンブレンの下端とを接続するように屈曲された下部屈曲メンブレンと
を有することを特徴とする請求項1記載の地上式貯蔵タンク。
【請求項3】
前記コンクリート壁に固定されると共に前記コーナ部メンブレンが接続されるアンカーを備えることを特徴とする請求項1または2記載の地上式貯蔵タンク。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、地上式貯蔵タンクに関するものである。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
例えば、特許文献1には、コンクリート壁とメンブレンとを備える低温タンクが開示されている。特許文献1に開示された低温タンクは、メンブレンに囲まれた貯蔵空間を有しており、貯蔵空間にLNG(Liquefied Natural Gas)等の低温液化ガスを貯留する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
実開昭59-125698号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、低温液化ガスを貯蔵する貯蔵タンクは、様々な種類がある。特許文献1に開示されたようなメンブレンを備える貯蔵タンクは、地下に埋設された状態で形成されるものが多い。しかしながら、近年、メンブレンを備える大型の貯蔵タンクを地上に形成することが提案されている。さらに、液化アンモニア等のLNGよりも液密度が高い低温液化ガスを貯蔵することも提案されている。これらの提案を実現するためには、コンクリート壁の強度を向上させる必要が生じ、コンクリート壁の底部と側壁部との接続部に傾斜面を有するコーナ部を設ける可能性がある。このような場合には、コンクリート壁の内壁面の形状に対応してメンブレンを配置する必要がある。
【0005】
本発明は、上述する問題点に鑑みてなされたもので、コンクリート壁がコーナ部を有する地上式貯蔵タンクにおいて、コンクリート壁の内壁面の形状に対応してメンブレンを配置可能とすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、上記課題を解決するための手段として、以下の構成を採用する。
【0007】
本発明の第1の態様は、低温液化ガスを貯蔵する地上式貯蔵タンクであって、コンクリート壁と、上記コンクリート壁の内壁面に沿って配置されるメンブレンとを備え、上記コンクリート壁は、底部と、上記底部に立設される側壁部と、上記底部の上記内壁面と上記側壁部の内壁面とを接続する傾斜面が上記内壁面として設けられたコーナ部とを有し、上記メンブレンとして、上記底部の上記内壁面に対向配置される底部メンブレンと、上記側壁部の上記内壁面に対向配置される側部メンブレンと、上記コーナ部の上記傾斜面に対向配置されると共に上記底部メンブレン及び上記側部メンブレンと接続されるコーナ部メンブレンとが設けられているという構成を採用する。
【0008】
本発明の第2の態様は、上記第1の態様において、上記コーナ部メンブレンが、上記内壁面に対して平行に配置される中間メンブレンと、上記側部メンブレンと上記中間メンブレンの上端とを接続するように屈曲された上部屈曲メンブレンと、上記底部メンブレンと上記中間メンブレンの下端とを接続するように屈曲された下部屈曲メンブレンとを有するという構成を採用する。
【0009】
本発明の第3の態様は、上記第1または第2の態様において、上記コンクリート壁に固定されると共に上記コーナ部メンブレンが接続されるアンカーを備えるという構成を採用する。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、コーナ部の傾斜面に対向して配置されるコーナ部メンブレンを備える。また、コーナ部メンブレンは、側部メンブレン及び底部メンブレンと接続される。このため、本発明によれば、コンクリート壁のコーナ部がメンブレンによって覆われる。したがって、本発明によれば、コンクリート壁の内壁面の形状に対応してメンブレンを配置することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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