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公開番号
2024110130
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-08-15
出願番号
2023014518
出願日
2023-02-02
発明の名称
タンク
出願人
トヨタ自動車株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
F17C
1/16 20060101AFI20240807BHJP(ガスまたは液体の貯蔵または分配)
要約
【課題】ライナ構成部材の接合強度を適切に確保することができるタンクを提供する。
【解決手段】少なくとも一部が筒状のライナ構成部材を複数個接合して構成されたライナと、ライナの外周に配置された補強層と、を有し、複数のライナ構成部材は、第1接合部を有する第1ライナ構成部材と、第2接合部を有する第2ライナ構成部材と、を備え、第1接合部は複数の樹脂層を有し、第1接合部の最下層は吸収剤を含む熱溶着層であり、第2接合部は吸収剤を含み、第1接合部は第2接合部に積層しており、第1接合部と第2接合部とは熱溶着部により接合されている、タンクである。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
少なくとも一部が筒状のライナ構成部材を複数個接合して構成されたライナと、
前記ライナの外周に配置された補強層と、を有し、
複数の前記ライナ構成部材は、
第1接合部を有する第1ライナ構成部材と、
第2接合部を有する第2ライナ構成部材と、を備え、
前記第1接合部は複数の樹脂層を有し、
前記第1接合部の最下層は吸収剤を含む熱溶着層であり、
前記第2接合部は吸収剤を含み、
前記第1接合部は前記第2接合部に積層しており、
前記第1接合部と前記第2接合部とは熱溶着部により接合されている、
タンク。
続きを表示(約 200 文字)
【請求項2】
前記第1接合部の前記最下層のレーザ吸収率は0.3以上0.6以下であり、
前記第2接合部のレーザ吸収率は0.9以上1.0以下である、
請求項2に記載のタンク。
【請求項3】
前記第1接合部はガスバリア層と熱溶着層と前記最下層とを有し、
前記熱溶着層は前記ガスバリア層と前記最下層との間に配置されている、
請求項1又は2に記載のタンク。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本願はタンクに関する。
続きを表示(約 1,200 文字)
【背景技術】
【0002】
水素ガスなどを貯留する高圧ガスタンクについて、中空円筒状のライナに補強層を配置したタンクが知られている。このようなタンクは、例えば特許文献1に記載されている。
【0003】
特許文献1は、少なくとも一部が中空円筒状のライナ構成部材を、複数個接合して構成された樹脂ライナと、樹脂ライナの外周に配置された補強層と、有するガス容器であって、複数のライナ構成部材の接合部同士は、レーザ溶着により互いに接合されているガス容器を開示している。また、同文献において、レーザ透過性のライナ構成部材とレーザ吸収性のライナ構成部材とを接触させた状態でレーザ溶着を実施し、レーザ吸収性を有するライナ構成部材を加熱溶融するとともに、レーザ吸収性を有するライナ構成部材からの熱伝達によりレーザ透過性のライナ構成部材を熱溶融することが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2006-242247号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1では、レーザ透過性のライナ構成部材には吸収剤が含まれていない。そのため、レーザ吸収性を有するライナ構成部材からの熱伝達のみによりレーザ透過性のライナ構成部材を溶融し、これらのライナ構成部材を接合している。
【0006】
しかしながら、本発明者の知見によれば、このような溶着手法では、ライナ構成部材同士を接合する熱溶着部の溶融量が十分ではなく、接着強度が確保することが出来ない虞があった。また、溶融量を確保するためにレーザ溶着時間を長くすると、レーザ吸収性のライナ構成部材が加熱され過ぎ、熱溶着部に焼けやガス化によるボイドが発生する問題がある。
【0007】
そこで、本開示の主な目的は、上記実情を鑑み、ライナ構成部材の接合強度を適切に確保することができるタンクを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本開示は少なくとも以下の態様を提供する。
【0009】
第1態様は、少なくとも一部が筒状のライナ構成部材を複数個接合して構成されたライナと、ライナの外周に配置された補強層と、を有し、複数のライナ構成部材は、第1接合部を有する第1ライナ構成部材と、第2接合部を有する第2ライナ構成部材と、を備え、第1接合部は複数の樹脂層を有し、第1接合部の最下層は吸収剤を含む熱溶着層であり、第2接合部は吸収剤を含み、第1接合部は第2接合部に積層しており、第1接合部と第2接合部とは熱溶着部により接合されている、タンクである。
【0010】
第2態様は、第1態様において、第1接合部の最下層のレーザ吸収率は0.3以上0.6以下であり、第2接合部のレーザ吸収率は0.9以上1.0以下である、タンクである。
(【0011】以降は省略されています)
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