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公開番号
2025027306
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-27
出願番号
2023131992
出願日
2023-08-14
発明の名称
液化ガス利用設備
出願人
エア・ウォーター株式会社
代理人
弁理士法人深見特許事務所
主分類
F17C
7/02 20060101AFI20250219BHJP(ガスまたは液体の貯蔵または分配)
要約
【課題】メタン成分の多い液化ガスを用いて、液化ガスサテライトおよび液化ガス充填設備として用いることのできる液化ガス利用設備を提供する。
【解決手段】メタン成分が多い液化ガスが貯えられ、前記メタン成分が多い液化ガスから気化ガスおよび液化ガスを取り出すための液化ガス利用設備であって、メタン成分が多い液化ガスを貯える液化ガス貯槽10と、液化ガス貯槽10に連通し、メタン成分が多い液化ガスを気化ガスとして導出する主気化ガス導出ラインLG11と、液化ガス貯槽10に連通し、メタン成分が多い液化ガスを所望の圧力および温度の液化ガスとして導出する主液化ガス導出ラインLL12と、を備え、主気化ガス導出ラインLG11は、メタン成分が多い液化ガスを気化ガスとする第1気化器11を含む。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
メタン成分が多い液化ガスが貯えられ、前記メタン成分が多い液化ガスから気化ガスおよび液化ガスを取り出すための液化ガス利用設備であって、
前記メタン成分が多い液化ガスを貯える液化ガス貯槽と、
前記液化ガス貯槽に連通し、前記メタン成分が多い液化ガスを気化ガスとして導出する主気化ガス導出ラインと、
前記液化ガス貯槽に連通し、前記メタン成分が多い液化ガスを所望の圧力および温度の液化ガスとして導出する主液化ガス導出ラインと、
を備え、
前記主気化ガス導出ラインは、前記メタン成分が多い液化ガスを前記気化ガスとする第1気化器を含む、
液化ガス利用設備。
続きを表示(約 1,700 文字)
【請求項2】
前記主液化ガス導出ラインは、前記メタン成分が多い液化ガスを所望の温度の液化ガスとする第1温度調整器を含む、
請求項1に記載の液化ガス利用設備。
【請求項3】
前記主液化ガス導出ラインの前記第1温度調整器の上流側に設けられる第1ポンプと、
前記主液化ガス導出ラインの前記第1ポンプと前記第1温度調整器との間に設けられ、前記第1温度調整器に連通する連通ラインと、
をさらに備え、
前記連通ラインは、第2気化器を含む、
請求項2に記載の液化ガス利用設備。
【請求項4】
前記液化ガス貯槽に連通し、前記液化ガス貯槽の第1気化ガスを、前記液化ガス貯槽から導出する第1気化ガス導出ラインをさらに備え、
前記第1気化ガス導出ラインは、第1圧縮機を含み、
前記第1気化ガス導出ラインは、バッファタンクを含み、
前記バッファタンクは、前記第1温度調整器に連通する第14気化ガス導出ラインを有する、
請求項2に記載の液化ガス利用設備。
【請求項5】
前記バッファタンクから、前記液化ガス貯槽に連通する第18気化ガス導出ラインと、
前記第18気化ガス導出ラインに設けられる第2圧力調整バルブと、
前記第18気化ガス導出ラインの前記第2圧力調整バルブの下流側に設けられ、前記主気化ガス導出ラインに連通する第17気化ガス導出ラインと、
をさらに備える、
請求項4に記載の液化ガス利用設備。
【請求項6】
前記主気化ガス導出ラインの前記第1気化器の上流側に設けられる熱交換器と、
前記熱交換器に設けられ、前記液化ガス貯槽に連通する第91液化ガス導出ラインと、
前記バッファタンクに設けられ、前記熱交換器に連通する第102気化ガス導出ラインと、
をさらに備える、請求項4に記載の液化ガス利用設備。
【請求項7】
前記主液化ガス導出ラインの前記第1温度調整器の上流側に設けられる第1ポンプと、
前記主液化ガス導出ラインの前記第1ポンプと前記第1温度調整器との間に設けられる中継タンクと、
前記中継タンクの内部の第2気化ガスを、前記中継タンクから前記第1温度調整器へ導出する第2気化ガス導出ラインと、をさらに備え、
前記中継タンクは、加圧器を含む、
請求項2に記載の液化ガス利用設備。
【請求項8】
前記主液化ガス導出ラインの前記第1温度調整器の上流側に設けられる第1ポンプと、
前記主液化ガス導出ラインの前記第1ポンプと前記第1温度調整器との間に設けられる中継タンクと、
圧縮ガスを貯留し、利用する圧縮ガス設備と、
前記圧縮ガス設備から前記圧縮ガスを前記中継タンクに導出する第1圧縮ガス導出ラインと、
前記圧縮ガス設備から前記圧縮ガスを前記第1温度調整器に導出する第2圧縮ガス導出ラインと、をさらに備える、
請求項2に記載の液化ガス利用設備。
【請求項9】
外部に設けられる圧縮ガス設備が準備され、
前記中継タンクから、前記液化ガス貯槽に連通する第18気化ガス導出ラインと、
前記第18気化ガス導出ラインに設けられる第2圧力調整バルブと、
前記第18気化ガス導出ラインの前記第2圧力調整バルブの下流側に設けられ、前記圧縮ガス設備に連通する第17気化ガス導出ラインと、
前記第17気化ガス導出ラインに設けられ、前記主気化ガス導出ラインに連通する第19気化ガス導出ラインと、
をさらに備える、請求項7または請求項8に記載の液化ガス利用設備。
【請求項10】
前記主気化ガス導出ラインの前記第1気化器の上流側に設けられる熱交換器と、
前記熱交換器に設けられ、前記液化ガス貯槽に連通する第91液化ガス導出ラインと、
前記中継タンクに設けられ、前記熱交換器に連通する第102気化ガス導出ラインと、
をさらに備える、請求項7または請求項8に記載の液化ガス利用設備。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
この発明は、液化ガス利用設備に関するものである。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、ガソリン車、軽油車からの脱却のターゲットの一つとして、排ガス中の有害物質が少ない、LNG(液化天然ガス)駆動車が挙げられる。国内でLNG駆動車の普及を進めているが、現状はLNG駆動車、および、LNG駆動車にLNGを供給するためのLNG充填設備の設備数のどちらも少ない。
【0003】
他方、LNGサテライトと呼ばれるLNG貯槽からのガス化供給設備は、近年、大規模工場をはじめ徐々に増加し、現状のLNG充填設備(LNG車両用充填設備を含む。以下同様)の数より圧倒的に多い。LNGサテライトを開示する特許文献としては、特開2020-60260号公報(特許文献1)が挙げられる。LNG充填設備を開示する特許文献としては、特開2021-173372号公報(特許文献2)、特開2020-41621号公報(特許文献3)、特開2020-41622号公報(特許文献4)が挙げられる。また、BOGの処理方法を開示する特許文献としては、特開2019-65883号公報(特許文献5)、特開2012-122554号公報(特許文献6)が挙げられる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2020-60260号公報
特開2021-173372号公報
特開2020-41621号公報
特開2020-41622号公報
特開2019-65883号公報
特開2012-122554号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
LNG利用設備では、施設内のLNG貯蔵タンクにLNGが貯蔵されている。LNG貯留貯蔵タンク内では、LNGが外部気温の入熱により、LNGの気化ガスであるボイルオフガス(以下、BOGと称する。)が発生し、貯槽タンク内の圧力が上昇する要因となる。そこで、貯蔵タンクの異常昇圧の防止するため、様々なBOG処理方法が検討されている。LNG充填設備では、BOGを大気へ放出しないためには、液体窒素などを用いて再液化する必要があり、LNG充填設備の設置費用のコスト上昇が懸念される。
【0006】
他方、製品の製造工場であれば、製品の輸送用トラックが利用される。これらの製造工場の中には、すでにLNG貯蔵タンクを備えたLNGサテライト設備を導入し、LNGへの燃料転換を実施していることから、輸送時の燃料をLNGへ変換することにも興味があると考えられる。
【0007】
これらの理由から、LNGサテライト設備を導入した製造工場においては、LNG駆動車にLNGを供給するためのLNG充填設備を併設することが期待できる。
【0008】
製造工場の敷地内にLNG充填設備があれば、LNG駆動車の燃料の供給もし易くなり、利便性を向上させることもできる。さらに、LNG充填設備でのBOGの処理も、LNGサテライト設備側での処理が可能であるため、LNG駆動車用のトラック・ステーションのさらなる普及につなげることが期待できる。
【0009】
また、LNGと同様にメタン成分の多い液化ガスとして液化メタンが挙げられる。家畜ふん尿や食品残渣、下水汚泥等を由来とするバイオガスに含まれるメタンに基づき生成されたバイオメタンや、水素と二酸化炭素から合成された合成メタン等を液化することで得られる液化メタンはLNGの代替燃料として近年注目されている。
【0010】
この発明は、上記課題に鑑みてなされたもので、メタン成分の多い液化ガスを用いて、液化ガスサテライトおよび液化ガス充填設備として用いることのできる液化ガス利用設備を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)
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