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公開番号2025006195
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-17
出願番号2023106841
出願日2023-06-29
発明の名称シリンダキャビネット
出願人大陽日酸株式会社
代理人弁理士法人志賀国際特許事務所
主分類F17C 13/08 20060101AFI20250109BHJP(ガスまたは液体の貯蔵または分配)
要約【課題】シリンダキャビネットに備えた扉の開閉を自動化しつつ、ボンベ搬送用台車の移
動に支障をきたさないようにすること。
【解決手段】使用中又は使用されるガスボンベGBを格納可能で、かつガスボンベGBを搬入、搬出する開口部10を有するキャビネット本体2と、開口部10を開閉する扉3と、扉3を退避位置と進出位置との間においてキャビネット本体2の左側壁2bに沿って移動可能なスライド機構4と、スライド機構4により移動する扉3を、開口部10を閉鎖する閉鎖位置と、開口部10を開放する開放位置との間において開閉可能に案内し、かつ扉3を吊下げ状態に支持する回転支持機構5と、を備えるシリンダキャビネット。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
使用中又は使用されるガスボンベを格納可能で、かつ前記ガスボンベを搬入、搬出する開口部を有するキャビネット本体と、
前記開口部を開閉する扉と、
前記扉を前記キャビネット本体における前記開口部の反対側に退避させた位置である退避位置と、前記開口部を前記扉で閉鎖可能な位置である進出位置との間において、前記キャビネット本体の側壁に沿って前記扉を移動可能なスライド機構と、
前記スライド機構により移動する前記扉を、前記開口部を閉鎖する閉鎖位置と、前記開口部を開放する開放位置との間において開閉可能に案内し、かつ前記扉を吊下げ状態に支持する回転支持機構と、を備えるシリンダキャビネット。
続きを表示(約 740 文字)【請求項2】
前記回転支持機構は、
前記キャビネット本体の頂部に設けられ、前記扉を開閉可能に案内するカーブレールと、
前記カーブレールに沿って移動可能で、前記扉を吊り下げる懸垂部と、を備え、
前記スライド機構による前記扉の移動に追従して前記カーブレールに沿って前記懸垂部を移動させることにより前記扉を開閉する、請求項1に記載のシリンダキャビネット。
【請求項3】
前記スライド機構に設けられ、前記キャビネット本体の備える床部に沿って前記扉に追従可能な台車を備え、
前記台車は、
前記スライド機構に設けられた台車本体と、
前記床部に対して交差する方向へ移動可能にサスペンションを介して前記台車本体に設けられたローラと、を備える、請求項1に記載のシリンダキャビネット。
【請求項4】
前記回転支持機構及び前記スライド機構は、前記キャビネット本体の内部に設けられている、請求項1に記載のシリンダキャビネット。
【請求項5】
前記スライド機構は、前記扉を前記側壁に沿って移動させエアシリンダを備える、請求項1に記載のシリンダキャビネット。
【請求項6】
前記扉の位置状況を判断する位置センサを備える、請求項1から5のいずれか一項に記載のシリンダキャビネット。
【請求項7】
前記扉の移動範囲を検知するエリアセンサを備える、請求項1から5のいずれか一項に記載のシリンダキャビネット。
【請求項8】
前記エリアセンサで障害物を検知した場合に、前記移動範囲の周囲に前記扉の開閉を周知させる警告部を備える、請求項7に記載のシリンダキャビネット。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、シリンダキャビネットに関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
例えば、シリンダキャビネットは、各種ガスを供給するための設備として広く用いられている。シリンダキャビネットでは、扉を開閉し、その内側の格納スペースに一対のガスボンベを並立した状態で格納している。シリンダキャビネットでは、何れか一方のガスボンベからガスを供給している間に、何れか他方のガスボンベを交換することで、ガスの供給を中断することなく行うことが可能となっている。
【0003】
ところで、上述したガスボンベの交換作業では、ボンベ搬送用台車を用いて、ガスボンベの搬送を行うと共に、ボンベ搬送用台車とシリンダキャビネットとの間で、ガスボンベの搬出及び搬入(入れ替え)が行われる。
【0004】
しかしながら、このようなガスボンベの交換作業は、作業者が重量物であるガスボンベを抱え上げて行う必要があり、非常に危険で且つ重労働である。さらに、ガスボンベの交換作業は、シリンダキャビネットの狭い格納スペースに対してガスボンベの搬出及び搬入を行わなければならず、作業性も悪かった。
【0005】
そこで、下記特許文献1、2に記載の発明では、ガスボンベの交換作業を容易にするため、シリンダキャビネットの開口部からガスボンベの搬出及び搬入をボンベ搬送用台車により自動で行うことが提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特許第6745957号公報
特許第6812614号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、シリンダキャビネットの開口部を開閉するためには、扉を手動により開放、閉鎖する必要がある。このため、上述したボンベ搬送用台車によりガスボンベの搬出及び搬入が自動化されるにつれて、開口部の開閉を自動化する必要性が高まってきた。また、例えば、開放された扉が、ボンベ搬送用台車の移動経路に干渉することを抑えるべき旨の課題がある。
【0008】
上記事情に鑑み、本発明は、シリンダキャビネットに備えた扉の開閉を自動化しつつ、ボンベ搬送用台車の移動に支障をきたさないようにすることができる技術の提供を目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の一態様は、使用中又は使用されるガスボンベを格納可能で、かつ前記ガスボンベを搬入、搬出する開口部を有するキャビネット本体と、前記開口部を開閉する扉と、前記扉を前記キャビネット本体における前記開口部の反対側に退避させた位置である退避位置と、前記開口部を前記扉で閉鎖可能な位置である進出位置との間において、前記キャビネット本体の側壁に沿って前記扉を移動可能なスライド機構と、前記スライド機構により移動する前記扉を、前記開口部を閉鎖する閉鎖位置と、前記開口部を開放する開放位置との間において開閉可能に案内し、かつ前記扉を吊下げ状態に支持する回転支持機構と、を備えるシリンダキャビネットである。
【0010】
本発明の一態様は、前記回転支持機構は、前記キャビネット本体の頂部に設けられ、前記扉を開閉可能に案内するカーブレールと、前記カーブレールに沿って移動可能で、前記扉を吊り下げる懸垂部と、を備え、前記スライド機構による前記扉の移動に追従して前記カーブレールに沿って前記懸垂部を移動させることにより前記扉を開閉する。
(【0011】以降は省略されています)

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