TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2024104378
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-08-05
出願番号
2023008537
出願日
2023-01-24
発明の名称
校正装置
出願人
株式会社タツノ
代理人
弁理士法人高橋特許事務所
主分類
F17C
13/02 20060101AFI20240729BHJP(ガスまたは液体の貯蔵または分配)
要約
【課題】校正装置を経由して充填装置(例えば水素充填装置)から気体燃料を充填される機器(例えばFCVの水素タンク)に気体燃料(例えば水素)を充填する際に、多大な労力を要することなく、確実に通信充填を成立することが出来る校正装置の提供。
【解決手段】本発明の校正装置(10)は、流量計(1)と、(水素を)充填される側(FCV30)の情報を光信号として受信する通信入力部を有する充填ノズル(2)と、受診した信号を水素充填装置(20)の充填ノズル(21)側へ出力する車両通信出力部(3A:発光部)を有するレセプタクル(3)を有し、前記車両通信出力部(3A)はレセプタクル(3)に設けられた円環状部材(3B)で構成されており、当該円環状部材(3B)はその円周方向の所定範囲(例えば円周角が100°以上となる範囲)に光信号を発生する領域を設けている。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
流量計と、充填される側の情報を光信号として受信する通信入力部を有する充填ノズルと、受診した信号を水素充填装置の充填ノズル側へ出力する車両通信出力部を有するレセプタクルを有し、
前記車両通信出力部は校正装置のレセプタクルに設けられた円環状部材で構成されており、
当該円環状部材はその円周方向の所定範囲に光信号を発生する領域を設けていることを特徴とする校正装置。
続きを表示(約 840 文字)
【請求項2】
前記円環状部材は装着部材によりレセプタクルに取り付けられ、調整部材により装着部材の中心軸方向に移動可能に構成されている請求項1の校正装置。
【請求項3】
前記円環状部材は、光信号が半径方向内方に向かって照射される様に構成されている請求項1の校正装置。
【請求項4】
前記通信入力部は受光部を有し、
当該受光部は、
充填される側のレセプタクルに設けられた発光素子から照射され且つ充填される側の情報を含む光信号を常に受信可能である位置に設けられている請求項1の校正装置。
【請求項5】
前記通信入力部では、前記受光部に接続されて受光した光信号を伝達する信号線が束を構成している請求項4の校正装置。
【請求項6】
通信充填が成立していることを示す報知手段を設けた請求項1~5の何れか1項の校正装置
【請求項7】
充填装置本体と校正装置を備え、
当該校正装置は、流量計と、充填される側の情報を光信号として受信する光通信入力部を有する充填ノズルと、受診した信号を充填装置本体の充填ノズル側へ出力する車両通信出力部を有するレセプタクルを有し、
前記車両通信出力部は前記校正装置のレセプタクルに設けられた円環状部材で構成されており、当該円環状部材はその円周方向の所定範囲に光信号を発生する領域を設けており、
前記校正装置の充填ノズルを充填される側のレセプタクルに接続し且つ水素充填装置本体の充填ノズルを前記校正装置のレセプタクルに接続することにより、気体燃料を充填しつつ水素充填装置の校正作業を行う機能を有しており、充填される側からの光信号を前記水素充填装置本体側の充填ノズルの通信入力部に信号伝達手段を介して通信充填を行うことを特徴とする水素充填装置。
【請求項8】
通信充填が成立していることを示す報知手段を設けた請求項7の水素充填装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、例えば水素の様な気体燃料を燃料電池車輌(FCV)に充填する充填装置の流量計の校正に用いられる校正装置であって、流量計(マスターメーター:コリオリ式流量計等)を有する校正装置に関する。
続きを表示(約 2,900 文字)
【背景技術】
【0002】
従来の校正装置を示す図14において、校正装置40(例えば特許文献1参照)は、流量計41(マスターメーター:コリオリ式流量計等)と、充填ノズル42と、レセプタクル43を有している。充填ノズル42は、FCV30(FCV)のレセプタクル31と接続可能である。レセプタクル43は、水素充填装置20の充填ノズル21と接続可能である。校正装置40は、充填ノズル42をFCV30のレセプタクル31に接続し、且つ、水素充填装置20の充填ノズル21を(校正装置40の)レセプタクル43に接続することにより、流量計41を介装した燃料配管44A、44B(例えば水素配管)を介してFCV30に水素等の気体燃料を充填しつつ、水素充填装置20(例えば、水素充填装置)の校正作業を行うことが出来る。
ここで、FCV30の燃料タンク(水素タンク:図示せず)への充填圧力は、通信充填の場合(82MPa)に比較して、非通信充填の場合(70MPa)は低圧である。そのため、非通信充填の場合は外気温によって充填量が制限され、FCV30の水素タンクは満充填にすることが出来ない場合がある。従って、校正装置40を経由して水素充填装置20からFCV30に水素充填する場合においても、通信充填が成立していることが望まれる。
通信充填を成立するためには、校正装置40の充填ノズル42から光ファイバーケーブル45を介して取得されるFCV側の情報に関する光信号であって、校正装置40のレセプタクル43に設けられた発光部(例えば光ファイバーの端部、図示しない)から照射される光信号を、水素充填装置20の充填ノズル21に設けられた受光素子(図示しない)が確実に受光出来る様に構成する必要がある。
【0003】
しかし、水素充填装置20の充填ノズル21は製造メーカー毎に、当該ノズルの半径方向及び円周方向における受光素子の位置が異なっており、校正装置40のレセプタクル43に水素充填装置20の充填ノズル21を接続しても、校正装置40のレセプタクル43の発光部から発信(照射)される光信号が、水素充填装置20の充填ノズル21の受光素子で受光出来ない場合が存在した。
レセプタクル43側から照射される光信号が充填ノズル21側の受光素子で確実に受光される様に、光信号を照射する発光部(例えば光通信用ケーブル端部)の位置を調整する治具をレセプタクル43側に設けることが可能である。しかしながら、充填ノズルのメーカー毎に異なる治具をレセプタクル43に設ける必要があり、且つ、治具の位置を調整するために高精度の作業を行う必要があるので、校正作業全体に多大な労力を要求することになる、という問題が存在する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第6611026号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は上述した従来技術の問題点に鑑みて提案されたものであり、校正装置を経由して充填装置(例えば水素充填装置)から充填される側の機器(例えばFCV)に気体燃料(例えば水素)を充填する場合において、多大な労力を要することなく確実に通信充填を成立することが出来る校正装置の提供を目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の校正装置(10)は、
流量計(1:マスターメーター:コリオリ式流量計等)と、(水素を)充填される側(30:例えばFCVの車載タンク側)の情報を光信号として受信する通信入力部を有する充填ノズル(2:校正装置の充填ノズル)と、受診した信号を水素充填装置(20)の充填ノズル(21)側へ出力(伝達)する車両通信出力部(3A:発光部)を有するレセプタクル(3:校正装置のレセプタクル)を有し、
前記車両通信出力部(3A)は校正装置(10)のレセプタクル(3)に設けられた円環状部材(3B)で構成されており、
当該円環状部材(3B)はその円周方向の所定範囲(円周方向の1/3以上の範囲、或いは円周角が100°以上となる範囲)に光信号を発生する領域を設けていることを特徴としている。
係る校正装置(10)は充填装置には包含されていない。
【0007】
本発明において、前記円環状部材(3B)は装着部材(3C)によりレセプタクル(3)に取り付けられ、調整部材(3D)により装着部材(3C)の中心軸方向に移動可能に構成されているのが好ましい。
そして本発明において、前記円環状部材(3B)は、光信号が半径方向内方に向かって照射される様に構成されているのが好ましい。
【0008】
また本発明において、前記通信入力部は受光部(2A)を有し、
当該受光部(2A)は、
充填される側(30:例えばFCVの水素タンク)のレセプタクル(31)に設けられた発光素子(31AA)から照射(出力)される光信号(例えば車載タンク内の圧力及び温度の情報を含む)を常に受信可能である位置に設けられているのが好ましい。
そして、前記通信入力部では、前記受光部(2A)に接続されて受光した光信号を伝達する信号線(5:光ファイバー)が束を構成しているのが好ましい。
【0009】
本発明の校正装置において、通信充填が成立していることを示す報知手段を(校正装置の充填ノズル或いは表示器に)設けることが出来る。
【0010】
また、本発明の水素充填装置(100)は、
水素充填装置(20)と校正装置(10)を備え、
当該校正装置(10)は、流量計(1)と、充填される側(30)の情報を光信号として受信する光通信入力部(2A)を有する充填ノズル(2)と、受診した信号を水素充填装置(20)の充填ノズル(21)側へ出力する車両通信出力部(3A)を有するレセプタクル(3)を有し、
前記車両通信出力部(3A)は前記校正装置(10)のレセプタクル(3)に設けられた円環状部材(3B)で構成されており、当該円環状部材(3B)はその円周方向の所定範囲(円周方向の1/3以上の範囲、或いは、円周角が100°以上となる範囲)に光信号を発生する領域を設けており、
前記校正装置(10)の充填ノズル(2)を充填される側(30)のレセプタクル(31)に接続し且つ水素充填装置(20)の充填ノズル(21)を前記校正装置(10)のレセプタクル(3)に接続することにより、気体燃料(例えば水素)を充填しつつ水素充填装置(20)の校正作業を行う機能を有しており、充填される側(30)からの光信号を前記水素充填装置(20)側の充填ノズル(21)の通信入力部に信号伝達手段を介して通信充填を行うことを特徴としている。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
株式会社タツノ
充填ノズル
今日
株式会社タツノ
家畜の呼気測定装置及び測定システム
14日前
武蔵医研株式会社
圧力調整装置
5か月前
サムテック株式会社
蓄圧器ラック
1か月前
個人
高齢者用スプレー缶残留ガス抜き具
2か月前
大阪瓦斯株式会社
ガス監視システム
2か月前
有限会社 両国設備
液体容器の加熱器
今日
川崎重工業株式会社
液化水素設備
4か月前
川崎重工業株式会社
液化水素設備
4か月前
トヨタ自動車株式会社
タンク
3か月前
川崎重工業株式会社
平底円筒タンク
2か月前
トヨタ自動車株式会社
タンク
2か月前
株式会社ハイドロネクスト
水素活用システム
2か月前
昭和産業株式会社
検視配管
5か月前
株式会社タツノ
校正装置
3か月前
株式会社三井E&S
燃料供給装置
28日前
川崎重工業株式会社
液化水素貯蔵タンク
3か月前
トヨタ自動車株式会社
高圧タンク
6か月前
トヨタ自動車株式会社
高圧タンク
今日
川崎重工業株式会社
粒状断熱材充填装置
6か月前
トヨタ自動車株式会社
水素供給装置
3か月前
株式会社タツノ
充填ノズル
今日
イビデンケミカル 株式会社
水素貯蔵容器
1か月前
本田技研工業株式会社
タンクユニット
1か月前
トヨタ自動車株式会社
貯蔵モジュール
6か月前
豊田合成株式会社
圧力容器
1か月前
株式会社タツノ
ガス充填装置
6か月前
株式会社タツノ
ガス充填装置
6か月前
豊田合成株式会社
ガス容器
6か月前
豊田合成株式会社
圧力容器
6か月前
豊田合成株式会社
ガス容器
5か月前
豊田合成株式会社
圧力容器
1か月前
トヨタ自動車株式会社
タンクモジュール
3か月前
トヨタ自動車株式会社
タンク支持構造体
2か月前
トヨタ自動車株式会社
ガス供給システム
6か月前
株式会社FTS
圧力容器
3か月前
続きを見る
他の特許を見る