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公開番号
2024168166
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-05
出願番号
2023084608
出願日
2023-05-23
発明の名称
船外機
出願人
株式会社豊田自動織機
代理人
弁理士法人岡田国際特許事務所
主分類
F02B
37/00 20060101AFI20241128BHJP(燃焼機関;熱ガスまたは燃焼生成物を利用する機関設備)
要約
【課題】大型化を抑制できかつ製造コストの増加を抑制できる過給機を備えた船外機が従来必要とされる。
【解決手段】船外機2は、内燃機関10と、内燃機関10の駆動によって回転するプロペラ24と、プロペラ24を回転可能に支持するロアユニット20と、ロアユニット20に設けられるロア排気路21と、内燃機関10とロア排気路21の間に設けられる過給機ユニット30を有する。過給機ユニット30は、内燃機関10から延出する排気管16に連結される入口34aを備える第1連通路34と、第1連通路34からの排気によって回転する過給機31のタービンと、過給機31からの排気が導入されかつロア排気路21と連結される出口35aを備える第2連通路35と、タービンと連動して回転して内燃機関10に空気を過給する過給機31のコンプレッサを有する。過給機ユニット30は、第1連通路34とタービンと第2連通路35とコンプレッサを一体に有する。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
船外機であって、
内燃機関と、
前記内燃機関の駆動によって回転するプロペラと、
前記プロペラを回転可能に支持するロアユニットと、
前記内燃機関からの排気を排出可能に前記ロアユニットに設けられるロア排気路と、
前記内燃機関と前記ロア排気路の間に設けられる過給機ユニットを有し、前記過給機ユニットは、
前記内燃機関から延出する排気管に連結される入口を備える第1連通路と、
前記第1連通路からの排気によって回転する過給機のタービンと、
前記過給機からの排気が導入されかつ前記ロア排気路と連結される出口を備える第2連通路と、
前記タービンと連動して回転して前記内燃機関に空気を過給する前記過給機のコンプレッサを一体に有する船外機。
続きを表示(約 560 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の船外機であって、
前記過給機ユニットは、前記ロアユニットの上方に配置され、
前記過給機ユニットの上方に前記内燃機関が配置される船外機。
【請求項3】
請求項1または2に記載の船外機であって、
前記内燃機関は、気筒がそれぞれ形成されかつV字状に配置された第1バンクと第2バンクを有するV型内燃機関であり、
前記第1バンクと前記第2バンクは、前記内燃機関と前記過給機ユニットが並ぶ方向に対して交差する方向に横並びで配置され、
前記過給機は、前記第1バンクの前記気筒に連結される第1過給機と、前記第2バンクの前記気筒に連結される第2過給機を含み、
前記第1過給機と前記第2過給機は、前記過給機ユニットから前記内燃機関側へ突出しかつ前記第1バンクと前記第2バンクを避けた位置に設けられる船外機。
【請求項4】
請求項3に記載の船外機であって、
前記排気管は、前記第1バンクと前記第2バンクの間に配置され、
前記第1連通路は、前記入口の下流側で前記第1過給機と前記第2過給機に向けて分岐し、
前記第2連通路は、前記出口の上流側で前記第1過給機と前記第2過給機に向けて分岐している船外機。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、船舶の外部に取り付けられる船外機に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
フィッシングやクルージング等にて使用されるボート等の船舶の外部、例えば船舶後端の外部に取り付けられる船外機が従来提供されている。近年、大型ボートの需要が高まり、船外機の高出力化する需要が高まっている。例えば船外機を複数個取り付けることで高出力化を図ることができる。
【0003】
特許文献1には、複数の気筒が形成された2つのバンクがV字状に並んだ、いわゆる多気筒V型の内燃機関が記載されている。船外機のさらなる高出力化を狙って、例えば多気筒V型で自然吸気の内燃機関に代えて、多気筒V型でターボ過給機を備えた内燃機関を船外機に設ける技術が従来知られている。
【0004】
しかしながらターボ過給機を備えるためには、内燃機関の排気系構造を専用化する必要がある。例えばターボ過給機は、バンク内の複数の気筒から排出された排気が通る排気マニホルドに連結される。ターボ過給機は、水中へ排気するロアユニットの排気路に連結される。そのため排気系構造を中心とする内燃機関の周辺部品を新しく設計する必要がある。これにより船外機の製造コストが増大する。また、ターボ過給機を備えた内燃機関は大型化し、特に2つのバンクが並んだ左右方向に大型化する。そのため複数の船外機を左右横並びで船舶に取り付ける際、取り付け可能な船外機の個数が少なくなる場合がある。船外機の個数が少ないと出力が狙った高出力よりも不足してしまう。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開昭61-279733号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
したがって大型化を抑制できかつ製造コストの増加を抑制できる過給機を備えた船外機が従来必要とされている。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の1つの特徴によると船外機は、内燃機関を有する。船外機は、内燃機関の駆動によって回転するプロペラを有する。船外機は、プロペラを回転可能に支持するロアユニットを有する。船外機は、内燃機関からの排気を排出可能にロアユニットに設けられるロア排気路を有する。船外機は、内燃機関とロア排気路の間に設けられる過給機ユニットを有する。過給機ユニットは、内燃機関から延出する排気管に連結される入口を備える第1連通路を有する。過給機ユニットは、第1連通路からの排気によって回転する過給機のタービンを有する。過給機ユニットは、過給機からの排気が導入されかつロア排気路と連結される出口を備える第2連通路を有する。過給機ユニットは、タービンと連動して回転して内燃機関に空気を過給する過給機のコンプレッサを有する。過給機ユニットは、第1連通路とタービンと第2連通路とコンプレッサを一体に有する。
【0008】
したがって内燃機関から出た排気は、過給機ユニットの過給機を介してロアユニットのロア排気路から排出される。そのため自然吸気の内燃機関とロア排気路との間に過給機ユニットを介在させて過給機を備えた船外機を設けることができる。そのため従来の自然吸気の内燃機関と従来のロア排気路を利用できる。これにより新たに設計する部品数が少なくなり、船外機の製造コストを抑制できる。しかも過給機ユニットを内燃機関やロアユニットと別体で交換できる。そのため過給機の交換やメンテナンスを容易にできる。
【0009】
しかも内燃機関と過給機ユニットとロアユニットを直列に並べて設けることができる。従来の過給機を備えた内燃機関は、従来の自然吸気の内燃機関よりも幅方向に大きい。従来構造の自然吸気の内燃機関を利用することで、内縁機関と過給機ユニットとロアユニットが直列に並んだ船外機について、直列方向と交差する幅方向の大型化を抑制できる。
【0010】
本開示の他の特徴によると過給機ユニットは、ロアユニットの上方に配置される。過給機ユニットの上方に内燃機関が配置される。したがって内燃機関と過給機ユニットとロアユニットを上下方向に並べて配置することで、上下方向と交差する幅方向において船外機の大型化を抑制できる。また、過給機ユニットをユニット化し、下方でロアユニットと組付け、上方で内燃機関と組付ける。これにより船外機の組付性を向上させることができる。
(【0011】以降は省略されています)
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