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公開番号
2025008171
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-20
出願番号
2023110114
出願日
2023-07-04
発明の名称
エンジン用制御装置
出願人
トヨタ自動車株式会社
代理人
弁理士法人アイテック国際特許事務所
主分類
F02P
5/15 20060101AFI20250109BHJP(燃焼機関;熱ガスまたは燃焼生成物を利用する機関設備)
要約
【課題】周辺学習における過剰な学習を抑制する。
【解決手段】エンジン用制御装置は、エンジンの点火時期を設定する際に用いるエンジンの運転ポイントと点火時期との関係を示す点火時期マップに対し、エンジンの運転ポイントに対して点火時期を学習したときには学習に係る運転ポイントの点火時期については学習値を用いて更新すると共に学習に係る運転ポイントの周辺の運転ポイントの点火時期については学習値に応じた値を用いて更新する周辺学習を行なう。この際、学習に係る運転ポイントの周辺の運転ポイントの点火時期のうち学習値から所定値の範囲内となる運転ポイントの点火時期についてのみ周辺学習する。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
エンジンの点火時期を設定する際に用いる前記エンジンの運転ポイントと点火時期との関係を示す点火時期マップに対し、前記エンジンの運転ポイントに対して点火時期を学習したときには学習に係る運転ポイントの点火時期については学習値を用いて更新すると共に前記学習に係る運転ポイントの周辺の運転ポイントの点火時期については前記学習値に応じた値を用いて更新する周辺学習を行なうエンジン用制御装置であって、
前記学習に係る運転ポイントの周辺の運転ポイントの点火時期のうち前記学習値から所定値の範囲内となる運転ポイントの点火時期についてのみ周辺学習する、
ことを特徴とするエンジン用制御装置。
続きを表示(約 510 文字)
【請求項2】
請求項1記載のエンジン用制御装置であって、
前記学習に係る運転ポイントの点火時期について進角側に学習するときには、前記周辺の運転ポイントの点火時期のうち進角側に前記学習値から前記所定値の範囲内となる運転ポイントの点火時期についてのみ周辺学習し、前記学習に係る運転ポイントの点火時期について遅角側に学習するときには、前記周辺の運転ポイントの点火時期のうち遅角側に前記学習値から前記所定値の範囲内となる運転ポイントの点火時期についてのみ周辺学習する、
エンジン用制御装置。
【請求項3】
請求項1または2記載のエンジン用制御装置であって、
前記学習に係る運転ポイントの周辺の運転ポイントの点火時期を学習するときには前記学習に係る運転ポインに近い運転ポイントほど前記学習値の影響を大きく受けるように点火時期を学習する、
エンジン用制御装置。
【請求項4】
請求項1または2記載のエンジン用制御装置であって、
前記エンジンの運転ポイントは、前記エンジンの負荷率と前記エンジンの回転数とにより表わされる、
エンジン用制御装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、エンジン用制御装置に関し、詳しくは、エンジンの点火時期を設定するのに用いる点火時期マップを学習するエンジン用制御装置に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、この種のエンジン用制御装置としては、基本学習値と多点学習値と基本点火時期とに基づいて点火時期を算出するものが提案されている(例えば特許文献1参照)。この制御装置では、エンジンの運転条件に基づいて区画される複数の基本学習領域とこの複数の基本学習領域のうちの1つにおいてエンジンの運転条件に基づいて区画される複数の多点学習領域を設定し、エンジンの運転状態が基本学習領域のいずれかにあるときに基本学習値を更新し、エンジンの運転状態が多点学習領域のいずれかにあるときに多点学習値を更新する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2010-209886号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
エンジンのある運転ポイントの点火時期を学習したときには、その運転ポイントの周辺の運転ポイントの点火時期についても学習地に応じて学習する周辺学習するものも提案されている。しかし、エンジンを特定の運転領域のみて繰り返し運転すると、その周辺の運転ポイントでは点火時期が進角側のみ或いは遅角側のみに過剰に学習される場合が生じる。
【0005】
本開示のエンジン用制御装置は、周辺学習における過剰な学習を抑制することを主目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示のエンジン用制御装置は、上述の主目的を達成するために以下の手段を採った。
【0007】
本開示のエンジン用制御装置は、
エンジンの点火時期を設定する際に用いる前記エンジンの運転ポイントと点火時期との関係を示す点火時期マップに対し、前記エンジンの運転ポイントに対して点火時期を学習したときには学習に係る運転ポイントの点火時期については学習値を用いて更新すると共に前記学習に係る運転ポイントの周辺の運転ポイントの点火時期については前記学習値に応じた値を用いて更新する周辺学習を行なうエンジン用制御装置であって、
前記学習に係る運転ポイントの周辺の運転ポイントの点火時期のうち前記学習値から所定値の範囲内となる運転ポイントの点火時期についてのみ周辺学習する、
ことを特徴とする。
【0008】
本開示のエンジン用制御装置では、エンジンの点火時期を設定する際に用いるエンジンの運転ポイントと点火時期との関係を示す点火時期マップに対し、エンジンの運転ポイントに対して点火時期を学習したときには学習に係る運転ポイントの点火時期については学習値を用いて更新すると共に学習に係る運転ポイントの周辺の運転ポイントの点火時期については学習値に応じた値を用いて更新する周辺学習を行なう。この際、学習に係る運転ポイントの周辺の運転ポイントの点火時期のうち前記学習値から所定値の範囲内となる運転ポイントの点火時期についてのみ周辺学習する。これにより、点火時期が進角側のみ或いは遅角側のみに過剰に学習される過剰な周辺学習を抑制することができる。
【0009】
本開示のエンジン用制御装置において、前記学習に係る運転ポイントの点火時期について進角側に学習するときには、前記周辺の運転ポイントの点火時期のうち進角側に前記学習値から前記所定値の範囲内となる運転ポイントの点火時期についてのみ周辺学習し、前記学習に係る運転ポイントの点火時期について遅角側に学習するときには、前記周辺の運転ポイントの点火時期のうち遅角側に前記学習値から前記所定値の範囲内となる運転ポイントの点火時期についてのみ周辺学習するものとしてもよい。こうすれば、進角側への学習については学習値から進角側に所定値を超える点火時期については行なわれず、遅角側への学習については学習値から遅角側に所定値を超える点火時期については行なわれないから、点火時期が進角側のみ或いは遅角側のみに過剰に学習される過剰な周辺学習を抑制することができる。
【0010】
本開示のエンジン用制御装置において、前記学習に係る運転ポイントの周辺の運転ポイントの点火時期を学習するときには前記学習に係る運転ポインに近い運転ポイントほど前記学習値の影響を大きく受けるように点火時期を学習するものとしてもよい。こうすれば、前記学習に係る運転ポインに近い運転ポイントほど学習の効果を大きく反映することができ、より適正に点火時期マップとすることができる。
(【0011】以降は省略されています)
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