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公開番号2024168095
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-05
出願番号2023084507
出願日2023-05-23
発明の名称画像形成装置
出願人コニカミノルタ株式会社
代理人弁理士法人光陽国際特許事務所
主分類B41J 2/01 20060101AFI20241128BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】カールの発生を抑制しつつ、紙面温度を安定させることが可能な画像形成装置を提供する。
【解決手段】記録媒体を担持しながら搬送する搬送部(印刷胴23)と、搬送部により搬送される記録媒体に画像を形成する画像形成部30と、記録媒体を搬送部に供給する供給部と、を備える。供給部は、記録媒体を画像が形成される第1面側から加熱する第1加熱部(第1加熱胴22)と、記録媒体を第1面と反対側の第2面側から加熱する第2加熱部(第2加熱胴21)と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
記録媒体を担持しながら搬送する搬送部と、
前記搬送部により搬送される記録媒体に画像を形成する画像形成部と、
前記記録媒体を前記搬送部に供給する供給部と、
を備え、
前記供給部は、
前記記録媒体を前記画像が形成される第1面側から加熱する第1加熱部と、
前記記録媒体を前記第1面と反対側の第2面側から加熱する第2加熱部と、
を備えることを特徴とする画像形成装置。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記第2加熱部は、前記第1加熱部よりも前記記録媒体の搬送方向上流側に配置されることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記第1加熱部及び前記第2加熱部による加熱を制御する制御部を備えることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記制御部は、前記画像形成部により所定の前記記録媒体に画像を形成する場合に、前記第2加熱部による加熱の制御を開始することを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
【請求項5】
前記制御部は、室温又は前記所定の記録媒体の温度情報に基づいて、前記第2加熱部による加熱を制御することを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
【請求項6】
前記制御部は、前記所定の記録媒体の特性に基づいて、前記第2加熱部による加熱を制御することを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
【請求項7】
前記画像形成部により前記第1面に画像が形成された記録媒体の表裏を反転させて前記搬送部に搬送する反転部と、
前記反転部により表裏が反転された記録媒体を前記第2面側から加熱する第3加熱部と、
を備え、
前記反転部は、前記第3加熱部により加熱された記録媒体を、前記搬送部及び前記第1加熱部により形成されたニップ部に搬送し、
前記第2加熱部を経由して前記第1加熱部に搬送される前記記録媒体は、前記第3加熱部を経由して前記ニップ部に搬送される前記記録媒体よりも、前記第1加熱部との接触距離が長いことを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
【請求項8】
前記第1加熱部、前記第2加熱部及び前記第3加熱部による加熱を制御する制御部を備え、
前記第2加熱部及び前記第3加熱部の外周側には、それぞれを加熱する放射熱源が設けられ、
前記制御部は、通過する前記記録媒体の幅に応じて前記放射熱源の発熱幅を制御することを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
【請求項9】
前記制御部は、前記記録媒体の特性に基づいて、前記第1加熱部による加熱を制御することを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
【請求項10】
前記制御部は、前記記録媒体の前記第1面のインク付着量に基づいて、前記第3加熱部による加熱を制御することを特徴とする請求項8に記載の画像形成装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、画像形成装置に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
近年、紙、布帛等の種々の記録媒体に対して高精細な画像を記録する装置として、インクジェット記録装置が広く普及している。インクジェット記録装置は、インクジェットヘッドのノズルからインクを吐出する方式により、記録媒体に対して画像を記録する装置である。
【0003】
ところで、インクジェット記録装置では、印刷画像の品質を担保するために、さまざまな温度制御が行われている。例えば、インクジェット記録装置は、インク、インクを収容するタンク、ヘッド、記録媒体(用紙)、装置内の種々の部品についての温度制御を行う。記録媒体の温度制御は、ヘッドから記録媒体に吐出、着弾されるインクの拡がり性の確保、均一化を図るために重要となる。特に、記録媒体の表裏両面に画像を形成する場合、当該記録媒体の表裏両面における温度制御を十分に行う必要がある。
【0004】
そこで、表面の温度調整用の胴(搬送ローラー)と裏面の温度調整用の胴とをそれぞれ設ける構成が開示されている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1記載の構成によれば、記録媒体の表裏両面における温度制御を行うことができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2021-94773号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、特許文献1記載の構成は、特殊な記録媒体に対して、課題が解決できるものではなかった。例えば、厚紙は、熱容量が大きいため、加熱面から反対の面側への熱移動が発生する。これにより、印刷開始時点では厚紙の加熱面の温度が低下し、安定しにくい現象が生じる。記録媒体の加熱面の温度の低下分を補填するには、加熱量を増やす必要がある。特に、画像記録の高速化により、短時間で記録媒体の片面側を急激に温度上昇させることが求められている。記録媒体の片面側を短時間で急激に温度上昇させることは、カールやおちょこなどの用紙歪の原因となる。用紙歪が発生すると、紙詰まりが発生したり、印刷胴への記録媒体の吸着が安定しなかったりするという課題が生じる。
【0007】
本発明は、カールの発生を抑制しつつ、紙面温度を安定させることが可能な画像形成装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
請求項1に記載の発明は、上記目的を達成するためになされたものであり、
画像形成装置において、
記録媒体を担持しながら搬送する搬送部と、
前記搬送部により搬送される記録媒体に画像を形成する画像形成部と、
前記記録媒体を前記搬送部に供給する供給部と、
を備え、
前記供給部は、
前記記録媒体を前記画像が形成される第1面側から加熱する第1加熱部と、
前記記録媒体を前記第1面と反対側の第2面側から加熱する第2加熱部と、
を備えることを特徴とする。
【0009】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の画像形成装置において、
前記第2加熱部は、前記第1加熱部よりも前記記録媒体の搬送方向上流側に配置されることを特徴とする。
【0010】
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の画像形成装置において、
前記第1加熱部及び前記第2加熱部による加熱を制御する制御部を備えることを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)

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