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公開番号2024168049
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-05
出願番号2023084442
出願日2023-05-23
発明の名称荷役用台船および荷役方法
出願人清水建設株式会社
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類B63B 27/14 20060101AFI20241128BHJP(船舶またはその他の水上浮揚構造物;関連艤装品)
要約【課題】空頭制限下においてもクレーンを使用せずに荷役することができる荷役用台船および荷役方法を提供する。
【解決手段】台船本体12と、前記台船本体12の上の前方側に設けられる架台14と、前記架台14に対して昇降可能に設けられ、前記台船本体12から水平方向前方に張り出された張出部20と、前記張出部20を昇降する昇降機構16と、前記張出部20の上の荷物を横引きして前後方向に移送する移送機構22とを備えるようにする。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
台船本体と、前記台船本体の上の前方側に設けられる架台と、前記架台に対して昇降可能に設けられ、前記台船本体から水平方向前方に張り出された張出部と、前記張出部を昇降する昇降機構と、前記張出部の上の荷物を横引きして前後方向に移送する移送機構とを備えることを特徴とする荷役用台船。
続きを表示(約 510 文字)【請求項2】
前記昇降機構は、前記架台に対して昇降可能に設けられた基部を昇降するものであり、前記張出部は、前記基部に対して揺動可能かつ着脱可能にピン結合していることを特徴とする請求項1に記載の荷役用台船。
【請求項3】
前記台船本体の上の後方側に設けられるストックヤードを備えることを特徴とする請求項1または2に記載の荷役用台船。
【請求項4】
請求項1または2に記載の荷役用台船を用いて、荷物置き場の荷物を荷取りする方法であって、
前記荷物置き場に前記張出部の前方側を配置した後、前記張出部の上に荷物を仮置きするステップと、前記移送機構により、前記張出部の上の荷物を横引きして前記台船本体の上の後方側に移送するステップとを有することを特徴とする荷役方法。
【請求項5】
請求項3に記載の荷役用台船を用いて、前記ストックヤードの荷物を荷揚げする方法であって、
前記荷物置き場に前記張出部の前方側を配置するステップと、その後、前記移送機構により、前記ストックヤードの荷物を横引きして前記張出部の前方側に移送するステップとを有することを特徴とする荷役方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、荷役用台船および荷役方法に関するものである。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
従来、護岸や構台から重量資材を荷取りまたは荷揚げし、台船を用いて水上輸送する作業は、海洋土木工事のみならず製造業、その他産業において広く行われている(例えば、特許文献1を参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2011-11893号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、荷役する作業環境下において、例えば供用中の臨港道路が存在することで空頭制限を受けるケースは多く、この場合、クレーンを用いた資材の荷取りが困難となる。例えば、図4に示すように、護岸1の上方に供用中の臨港道路等2が存在するような作業環境下で、護岸1にある重量資材等3を台船4上のクローラクレーン5で荷取りする場合、作業半径Rが大きくなり、必要揚重能力を確保できない。また、桁下高さHまでブーム6を下さなければならない。
【0005】
このことからクレーンを用いた資材の荷役を行う場合、別途、空頭制限がないヤードを探して手配しなければならず、作業全体の生産性を低下させるおそれがある。
【0006】
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、空頭制限下においてもクレーンを使用せずに荷役することができる荷役用台船および荷役方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る荷役用台船は、台船本体と、前記台船本体の上の前方側に設けられる架台と、前記架台に対して昇降可能に設けられ、前記台船本体から水平方向前方に張り出された張出部と、前記張出部を昇降する昇降機構と、前記張出部の上の荷物を横引きして前後方向に移送する移送機構とを備えることを特徴とする。
【0008】
また、本発明に係る他の荷役用台船は、上述した発明において、前記昇降機構は、前記架台に対して昇降可能に設けられた基部を昇降するものであり、前記張出部は、前記基部に対して揺動可能かつ着脱可能にピン結合していることを特徴とする。
【0009】
また、本発明に係る他の荷役用台船は、上述した発明において、前記台船本体の上の後方側に設けられるストックヤードを備えることを特徴とする。
【0010】
また、本発明に係る荷役方法は、上述した荷役用台船を用いて、荷物置き場の荷物を荷取りする方法であって、前記荷物置き場に前記張出部の前方側を配置した後、前記張出部の上に荷物を仮置きするステップと、前記移送機構により、前記張出部の上の荷物を横引きして前記台船本体の上の後方側に移送するステップとを有することを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)

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