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公開番号2025015340
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-30
出願番号2023118693
出願日2023-07-20
発明の名称壁繋ぎ連結具
出願人清水建設株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類E04G 5/04 20060101AFI20250123BHJP(建築物)
要約【課題】樋や外部配管などの外壁に取り付けられる部材を壁繋ぎと干渉しないように設置できる壁繋ぎ連結具を提供する。
【解決手段】足場11と外壁12との間に設けられ外壁12に沿った横方向に延び、足場11に固定される壁繋ぎ2が接続される連結部4と、連結部4と外壁12との間に設けられ、連結部4に接続され外壁12に固定される外壁固定部5と、を有し、連結部4は、横方向に延びる横部材41と、横部材41の横方向の両端部に設けられた壁繋ぎ接続部42と、横部材41の横方向の中間部に設けられた外壁接続部43と、を有し、壁繋ぎ接続部42には、足場11側から壁繋ぎ2が接続され、外壁接続部43には、外壁12側から外壁固定部5が接続される。
【選択図】図1

特許請求の範囲【請求項１】
足場と外壁との間に設けられ外壁に沿った横方向に延び、前記足場に固定される壁繋ぎが接続される連結部と、
前記連結部と前記外壁との間に設けられ、前記連結部に接続され前記外壁に固定される外壁固定部と、を有し、
前記連結部は、
横方向に延びる横部材と、
前記横部材の横方向の両端部に設けられた壁繋ぎ接続部と、
前記横部材の横方向の中間部に設けられた外壁接続部と、を有し、
前記壁繋ぎ接続部には、前記足場側から前記壁繋ぎが接続され、
前記外壁接続部には、前記外壁側から前記外壁固定部が接続される壁繋ぎ連結具。
続きを表示（約 280 文字）【請求項２】
前記外壁と前記連結部との間隔を調整するアジャスタを有し、
前記アジャスタは、前記壁繋ぎ接続部に前記外壁側から接続されるアジャスタ接続部と、
前記アジャスタ接続部と連結されて前記外壁と接触する外壁接触部と、を有する請求項１に記載の壁繋ぎ連結具。
【請求項３】
前記壁繋ぎ接続部は、ナットであり、前記壁繋ぎのねじ部が接続される請求項１または２に記載の壁繋ぎ連結具。
【請求項４】
前記外壁接続部は、ナットであり、前記外壁固定部のねじ部が接続される請求項１または２に記載の壁繋ぎ連結具。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、壁繋ぎ連結具に関する。
続きを表示（約 1,400 文字）【背景技術】
【０００２】
建物の建築時に仮設される足場は、転倒や変形を防止するために建物の外壁などに壁繋ぎで固定している（例えば、特許文献１および２参照）。壁繋ぎは、例えば、一方の端部に足場に固定される固定治具が取り付けられ、他方の端部に外壁の目地などに設けられたナットにねじ込まれるねじボルトが取り付けられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開平７－１３９１５５号公報
実開平５－８９６９３号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
樋や外部配管などの外壁に取り付けられる部材を外壁の目地に沿って設ける場合、これらの部材が壁繋ぎと干渉することがある。
【０００５】
そこで、本発明は、樋や外部配管などの外壁に取り付けられる部材を壁繋ぎと干渉しないように設置できる壁繋ぎ連結具を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
上記目的を達成するため、本発明に係る壁繋ぎ連結具は、足場と外壁との間に設けられ外壁に沿った横方向に延び、前記足場に固定される壁繋ぎが接続される連結部と、前記連結部と前記外壁との間に設けられ、前記連結部に接続され前記外壁に固定される外壁固定部と、を有し、前記連結部は、横方向に延びる横部材と、前記横部材の横方向の両端部に設けられた壁繋ぎ接続部と、前記横部材の横方向の中間部に設けられた外壁接続部と、を有し、前記壁繋ぎ接続部には、前記足場側から前記壁繋ぎが接続され、前記外壁接続部には、前記外壁側から前記外壁固定部が接続される。
【０００７】
従来、壁繋ぎは、外壁の目地に設けられた固定具に直接固定されている。このため、建物の樋や外部配管を外壁の目地に沿って配置する場合、樋や外部配管が壁繋ぎと干渉する。本発明では、横部材の横方向の両端部に壁繋ぎが接続され、横部材の横方向の中間部に外壁に固定される外壁固定部が接続される。すなわち、壁繋ぎと外壁固定部とは、外壁と足場とを結ぶ方向に重ならない位置に配置できる。このため、外壁固定部が外壁の目地に設けられた固定具に接続されている場合でも、横部材よりも足場側では、外壁の目地と重ならない位置に壁繋ぎが配置される。これにより、樋や外部配管を外壁の目地に沿って設置する場合には、横部材よりも足場側において設置することによって、壁繋ぎと干渉しないように設置できる。
【０００８】
また、本発明に係る壁繋ぎ連結具では、前記外壁と前記連結部との間隔を調整するアジャスタを有し、前記アジャスタは、前記壁繋ぎ接続部に前記外壁側から接続されるアジャスタ接続部と、前記アジャスタ接続部と連結されて前記外壁と接触する外壁接触部と、を有していてもよい。
【０００９】
このような構成とすることにより、連結部の位置調整を容易にできるとともに、連結部の位置が安定して、壁繋ぎによる足場と横部材との接続および外壁固定部による連結部と外壁との接続を良好にできる。
【００１０】
また、本発明に係る壁繋ぎ連結具では、前記壁繋ぎ接続部は、ナットであり、前記壁繋ぎのねじ部が接続されてもよい。
（【００１１】以降は省略されています）

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