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公開番号2024168012
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-05
出願番号2023084388
出願日2023-05-23
発明の名称媒体加熱装置及び記録装置
出願人セイコーエプソン株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類B41J 2/01 20060101AFI20241128BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】結露によりガイドバーに生じる液滴によって、媒体が汚損されるおそれを低減できる媒体加熱装置及び記録装置を提供する。
【解決手段】媒体加熱装置20は、液体が吐出された媒体99を加熱する加熱部51と、加熱部によって加熱された媒体を巻き取る巻取部46と、加熱部と巻取部との間で媒体が巻き掛けられ、媒体を巻取部にガイドするガイドバー61と、を備え、加熱部は、媒体のうち液体が吐出された面と対向する熱源52と、媒体のうち液体が吐出された面に空気を吹き付ける吹付部53と、を有し、ガイドバーは、媒体のうち液体が吐出された面に接触し、回転可能に構成される。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
液体が吐出された媒体を加熱する加熱部と、
前記加熱部によって加熱された媒体を巻き取る巻取部と、
前記加熱部と前記巻取部との間で媒体が巻き掛けられ、媒体を前記巻取部にガイドするガイドバーと、を備え、
前記加熱部は、
媒体のうち液体が吐出された面と対向する熱源と、
媒体のうち液体が吐出された面に空気を吹き付ける吹付部と、を有し、
前記ガイドバーは、
媒体のうち液体が吐出された面に接触し、
回転可能に構成されることを特徴とする媒体加熱装置。
続きを表示(約 420 文字)【請求項2】
前記ガイドバーを回転させる駆動部と、
媒体に吐出された液量に基づいて前記駆動部を制御する制御部と、を備えることを特徴とする請求項1に記載の媒体加熱装置。
【請求項3】
前記ガイドバーを覆うカバー部材を備え、
前記カバー部材は、前記ガイドバーに沿って移動するように構成されることを特徴とする請求項1に記載の媒体加熱装置。
【請求項4】
前記カバー部材は、液体を吸収する吸収材を有することを特徴とする請求項3に記載の媒体加熱装置。
【請求項5】
前記ガイドバーに接触することによって液体を吸収する吸収ローラーを備えることを特徴とする請求項1に記載の媒体加熱装置。
【請求項6】
請求項1から請求項5の何れか一項に記載の媒体加熱装置と、
媒体に液体を吐出することによって媒体に画像を記録する記録部と、を備えることを特徴とする記録装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、媒体加熱装置及び記録装置に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、液体を吐出された媒体を加熱する加熱部と、加熱された媒体が巻き掛けられるガイドバーと、ガイドバーによってガイドされる媒体を巻き取る巻取部とを備える媒体加熱装置が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-30989号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
こうした媒体加熱装置においては、加熱部に加熱されることによって媒体から蒸発した液体の蒸気がガイドバーに付着することがある。これにより、ガイドバーに結露が生じることがある。結露によってガイドバーに生じる液滴が大きくなると、液滴が媒体に付着することによって媒体が汚損されるおそれがある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決する媒体加熱装置は、液体が吐出された媒体を加熱する加熱部と、前記加熱部によって加熱された媒体を巻き取る巻取部と、前記加熱部と前記巻取部との間で媒体が巻き掛けられ、媒体を前記巻取部にガイドするガイドバーと、を備え、前記加熱部は、媒体のうち液体が吐出された面と対向する熱源と、媒体のうち液体が吐出された面に空気を吹き付ける吹付部と、を有し、前記ガイドバーは、媒体のうち液体が吐出された面に接触し、回転可能に構成される。
【0006】
上記課題を解決する記録装置は、上記媒体加熱装置と、媒体に液体を吐出することによって媒体に画像を記録する記録部と、を備える。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1は、媒体加熱装置を備える記録装置の一例を示す側面図である。
図2は、記録装置の正面図である。
図3は、記録装置の変更例を示す側面図である。
図4は、図3に示す記録装置の正面図である。
図5は、図3とは別の変更例を示す側面図である。
図6は、図5に示す記録装置の正面図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、媒体加熱装置を備える記録装置の一実施例について図を参照しながら説明する。記録装置は、例えば、用紙、布帛の媒体に液体の一例であるインクを吐出することによって、文字、写真などの画像を記録するインクジェット式のプリンターである。
【0009】
<記録装置>
図1及び図2に示すように、記録装置11は、記録部12を備える。記録部12は、媒体99に画像を記録するように構成される。詳しくは、記録部12は、媒体99に液体を吐出することによって、媒体99に画像を記録する。記録部12は、第1方向D1に搬送される媒体99に画像を記録する。第1方向D1は、記録装置11の後方から前方に向かう方向である。
【0010】
記録部12は、ヘッド13を有する。ヘッド13は、1以上のノズル14が開口するノズル面15を有する。ノズル面15は、媒体99と対向する。ヘッド13は、ノズル14から液体を吐出する。
(【0011】以降は省略されています)

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