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公開番号
2024167995
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-05
出願番号
2023084367
出願日
2023-05-23
発明の名称
タイヤ
出願人
横浜ゴム株式会社
代理人
弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類
B60C
11/13 20060101AFI20241128BHJP(車両一般)
要約
【課題】転がり抵抗性能と雪上トラクション性能を両立すること。
【解決手段】空気入りタイヤ1は、トレッド面15Aに、2本の周方向主溝21の間のセンター陸部31と、各周方向主溝のタイヤ幅方向外側のショルダー陸部32と、センター陸部において周方向主溝よりも溝幅が狭い周方向細溝22と、周方向主溝と周方向細溝との間において、一方の端部41A,42Aが周方向主溝に連通し他方の端部41B,42Bが周方向細溝に連通して設けられ、中間部41C,42Cに2つの屈曲部41D,42Dを有しており、周方向主溝に対して溝深さが浅く形成され、タイヤ周方向に複数並ぶラグ溝40と、を含み、トレッド展開寸法TWに対するセンター陸部のタイヤ幅方向寸法CWの比率が0.4以上0.7以下の範囲、周方向主溝の溝幅に対する周方向細溝の溝幅の比率が0.05以上0.3以下の範囲、ラグ溝の溝深さが0.5mm以上5.0mm以下の範囲である。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
トレッド面に、
タイヤ周方向に延びる2本の周方向主溝と、
前記周方向主溝の間に区画されるセンター陸部と、
各前記周方向主溝のタイヤ幅方向外側にそれぞれ区画される2つのショルダー陸部と、
前記センター陸部において、前記周方向主溝よりも溝幅が狭くタイヤ周方向に延びる少なくとも1本の周方向細溝と、
タイヤ幅方向で隣接する前記周方向主溝と前記周方向細溝との間に区画された第一センター陸部において、直線状の一方の端部が前記周方向主溝に連通し直線状の他方の端部が前記周方向細溝に連通して各前記端部がタイヤ周方向に対して同じ方向に傾斜して設けられ、中間部に2つの屈曲部を有しており、前記周方向主溝に対して溝深さが浅く形成され、タイヤ周方向に複数並ぶラグ溝と、
を含み、
前記ショルダー陸部のタイヤ幅方向外側端の間のトレッド展開寸法に対する前記センター陸部のタイヤ幅方向寸法の比率が0.4以上0.7以下の範囲であり、
前記周方向主溝の溝幅に対する前記周方向細溝の溝幅の比率が0.05以上0.3以下の範囲であり、
前記ラグ溝の溝深さが0.5mm以上5.0mm以下の範囲である、
タイヤ。
続きを表示(約 1,300 文字)
【請求項2】
前記ラグ溝は、比較して溝幅の大きい第一ラグ溝と、溝幅の小さい第二ラグ溝とを有しており、
前記第一ラグ溝の溝幅に対する前記第二ラグ溝の溝幅の比率が0.3以上0.8以下の範囲であり、
前記第一ラグ溝の溝深さに対する前記第二ラグ溝の溝深さの比率が0.5以上0.8以下の範囲であり、
前記第一ラグ溝と前記第二ラグ溝とがタイヤ周方向に周期的に配置され、
タイヤ周方向で隣接する各前記ラグ溝のタイヤ周方向の最短距離が5mm以上である、
請求項1に記載のタイヤ。
【請求項3】
前記ラグ溝は、前記屈曲部の角度が30°以上150°以下の範囲である、
請求項1に記載のタイヤ。
【請求項4】
前記ラグ溝は、各前記端部のタイヤ周方向に対する角度が45°以上80°以下の範囲であり、
第一センター陸部は、タイヤ幅方向寸法がタイヤ周方向で一定で、前記センター陸部のタイヤ幅方向寸法に対する比率が0.2以上0.5以下の範囲である、
請求項1に記載のタイヤ。
【請求項5】
前記周方向細溝は、タイヤ幅方向で隣接して並ぶ2本で構成され、
各前記周方向細溝の間に区画された第二センター陸部において、直線状でタイヤ周方向に対して傾斜して設けられ、一端がいずれかの前記周方向細溝に連通し他端が前記第二センター陸部の内部で終端し、比較して長さ寸法の長い第一細溝と、長さ寸法の短い第二細溝とを有しており、
前記第一細溝と前記第二細溝とが、各前記周方向細溝にてタイヤ周方向で交互に繰り返し配置される、
請求項1に記載のタイヤ。
【請求項6】
前記第一細溝および前記第二細溝は、タイヤ周方向に対する角度が45°以上80°以下の範囲であり、
タイヤ周方向に対する角度の差が0°以上10°以下の範囲である、
請求項5に記載のタイヤ。
【請求項7】
前記第二センター陸部において、両端が前記第二センター陸部の内部で終端し、タイヤ周方向に複数並ぶ直線状の第三細溝を有し、
前記第三細溝は、タイヤ周方向に対する角度が-30°以上―5°以下の範囲、または5°以上30°以下の範囲で、角度の符号がタイヤ周方向で交互に逆転して配置される、
請求項5に記載のタイヤ。
【請求項8】
前記ラグ溝は、比較して溝幅の大きい第一ラグ溝と、溝幅の小さい第二ラグ溝とを有しており、
前記第一ラグ溝は、他方の前記端部の中心線が前記第一細溝の前記一端の開口の範囲内に位置するように設けられ、
前記第二ラグ溝は、他方の前記端部の中心線が前記第一細溝および前記第二細溝の前記一端の開口の範囲外に位置するように設けられる、
請求項5に記載のタイヤ。
【請求項9】
前記周方向主溝は、前記トレッド面への開口形状が、前記トレッド面の摩耗に伴ってタイヤ周方向に沿う直線形状からジグザグ形状に変化する、
請求項1に記載のタイヤ。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
この発明は、タイヤに関する。
続きを表示(約 2,500 文字)
【背景技術】
【0002】
例えば、特許文献1には、雪上性能(氷雪路面の走行性能)と、耐久性とを両立することを目的としたタイヤの発明が記載されている。また、特許文献2には、トレッド部に複数の陸部を備えたタイヤのウェット性能と耐偏摩耗性能とを両立させて向上させる発明が記載されている。また、特許文献3には、耐偏摩耗性能とウェット性能とを両立できるタイヤの発明が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-094990号公報
国際公開第2011/055681号公報
特開2022-126526号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
例えば、重荷重用車両であるトレーラーのタイヤでは、都市間を結ぶ舗装路での長距離走行において、低燃費化のために転がり抵抗性能を向上すること、および積雪時において、雪上でのトラクション性能を向上することが求められる。例えば、転がり抵抗性能の改善の手法として、接地圧の高いセンター部のブロックの変形を抑制するためにセンター部の主溝に替えて細溝にしたパターン基調とすることが考えられる。しかし、このパターン基調では、センター部の接地領域において接地時に細溝が閉じてしまい、十分な溝容積が確保できないことから、雪上トラクション性能が悪化する懸念がある。
【0005】
この発明は、転がり抵抗性能と雪上トラクション性能を両立することのできるタイヤを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するため、本発明の一態様に係るタイヤは、トレッド面に、タイヤ周方向に延びる2本の周方向主溝と、前記周方向主溝の間に区画されるセンター陸部と、各前記周方向主溝のタイヤ幅方向外側にそれぞれ区画される2つのショルダー陸部と、前記センター陸部において、前記周方向主溝よりも溝幅が狭くタイヤ周方向に延びる少なくとも1本の周方向細溝と、タイヤ幅方向で隣接する前記周方向主溝と前記周方向細溝との間に区画された第一センター陸部において、直線状の一方の端部が前記周方向主溝に連通し直線状の他方の端部が前記周方向細溝に連通して各前記端部がタイヤ周方向に対して同じ方向に傾斜して設けられ、中間部に2つの屈曲部を有しており、前記周方向主溝に対して溝深さが浅く形成され、タイヤ周方向に複数並ぶラグ溝と、を含み、前記ショルダー陸部のタイヤ幅方向外側端の間のトレッド展開寸法に対する前記センター陸部のタイヤ幅方向寸法の比率が0.4以上0.7以下の範囲であり、前記周方向主溝の溝幅に対する前記周方向細溝の溝幅の比率が0.05以上0.3以下の範囲であり、前記ラグ溝の溝深さが0.5mm以上5.0mm以下の範囲である。
【発明の効果】
【0007】
この発明によれば、転がり抵抗性能と雪上トラクション性能を両立できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、実施形態に係る空気入りタイヤの子午断面図である。
図2は、実施形態に係る空気入りタイヤのトレッドの平面図である。
図3は、図2おけるA-A断面図である。
図4は、図2おけるB-B断面図である。
図5は、実施形態に係る空気入りタイヤのトレッドの部分拡大平面図である。
図6は、図2おけるC-C断面図である。
図7は、図2おけるD-D断面図である。
図8は、実施形態に係る空気入りタイヤのトレッドの部分拡大平面図である。
図9は、図2おけるE-E断面図である。
図10は、図2おけるF-F断面図である。
図11は、図2おけるG-G断面図である。
図12は、図2おけるH-H断面図である。
図13は、実施形態に係る空気入りタイヤのトレッドの摩耗状態を示す平面図である。
図14は、実施形態に係る空気入りタイヤのトレッドの摩耗状態を示す平面図である。
図15は、実施形態に係る空気入りタイヤのトレッドの摩耗状態を示す平面図である。
図16は、実施形態に係る空気入りタイヤの性能試験の結果を示す図表である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下に、本発明に係る実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。また、この実施形態の構成要素には、発明の同一性を維持しつつ置換可能かつ置換自明なものが含まれる。また、この実施形態に記載された複数の変形例は、当業者自明の範囲内にて任意に組み合わせが可能である。
【0010】
以下の説明において、タイヤ径方向とは、実施形態の空気入りタイヤ1の回転軸であるタイヤ回転軸(図示省略)と直交する方向をいい、タイヤ径方向内側とはタイヤ径方向においてタイヤ回転軸に向かう側、タイヤ径方向外側とはタイヤ径方向においてタイヤ回転軸から離れる側をいう。また、タイヤ周方向とは、タイヤ回転軸を中心軸とする周り方向をいう。また、タイヤ幅方向とは、タイヤ回転軸と平行な方向をいい、タイヤ幅方向内側とはタイヤ幅方向においてタイヤ赤道面(タイヤ赤道線)CLに向かう側、タイヤ幅方向外側とはタイヤ幅方向においてタイヤ赤道面CLから離れる側をいう。タイヤ赤道面CLとは、タイヤ回転軸に直交すると共に、空気入りタイヤ1のタイヤ幅の中心を通る平面であり、タイヤ赤道面CLは、空気入りタイヤ1のタイヤ幅方向における中心位置であるタイヤ幅方向中心線と、タイヤ幅方向における位置が一致する。タイヤ赤道線とは、タイヤ赤道面CL上にあって空気入りタイヤ1のタイヤ周方向に沿う線をいう。また、タイヤ子午線方向の断面(子午断面図)とは、タイヤ回転軸を含む平面でタイヤを切断したときの断面をいう。
(【0011】以降は省略されています)
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