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公開番号2024167689
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-04
出願番号2023083929
出願日2023-05-22
発明の名称受注支援装置および受注支援方法
出願人株式会社日立製作所
代理人弁理士法人湘洋特許事務所
主分類G06Q 10/00 20230101AFI20241127BHJP(計算;計数)
要約【課題】未受注の案件情報が大量に登録されている場合にも、受注向上のために問題のある案件を効率よく抽出し、対策の支援を行う技術を提供する。
【解決手段】 受注支援装置であって、未受注の案件について、所定の案件属性別に受注あるいは失注の確率を推定した結果を用いて、所定の基準に応じた案件を抽出する案件抽出部と、案件について、推定を行った時期が異なる確率間で変動量が多いものに係る案件属性を原因として推定する原因推定部と、案件抽出部が抽出した案件を表示するとともに、原因推定部が推定した原因を表示する表示部と、を備えることを特徴とする。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
未受注の案件について、所定の案件属性別に受注あるいは失注の確率を推定した結果を用いて、所定の基準に応じた前記案件を抽出する案件抽出部と、
前記案件について、前記推定を行った時期が異なる前記確率間で変動量が多いものに係る前記案件属性を原因として推定する原因推定部と、
前記案件抽出部が抽出した案件を表示するとともに、前記原因推定部が推定した前記原因を表示する表示部と、
を備えることを特徴とする受注支援装置。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
請求項1に記載の受注支援装置であって、
前記案件抽出部は、前記確率のうち受注の確率が所定の確率未満となる前記案件を抽出する、
ことを特徴とする受注支援装置。
【請求項3】
請求項1に記載の受注支援装置であって、
前記案件抽出部は、前記確率のうち失注の確率が所定の確率以上となる前記案件を抽出する、
ことを特徴とする受注支援装置。
【請求項4】
請求項1に記載の受注支援装置であって、
前記案件抽出部は、前記確率のうち受注の確率が最大となる時期が所定の基準日を跨いで後ろ倒しとなる前記案件を抽出する、
ことを特徴とする受注支援装置。
【請求項5】
請求項1に記載の受注支援装置であって、
前記案件属性には、少なくとも、前記案件の顧客の業種、重要度、受注予定日の変動回数、受注金額の変動回数、あるいは導入形態の変動回数のいずれかが含まれる、
ことを特徴とする受注支援装置。
【請求項6】
請求項1に記載の受注支援装置であって、
前記原因推定部は、受注あるいは失注の確率の推定を行った推定実施時について2以上の指定を受け付け、指定された2以上の前記推定実施時の間における前記確率の差分の累積を前記変動量とする、
ことを特徴とする受注支援装置。
【請求項7】
請求項1に記載の受注支援装置であって、
前記確率は、所定の期間別に推定されており、
前記原因推定部は、同期間についての前記確率の差分の累計を通期で加算して前記変動量とする、
ことを特徴とする受注支援装置。
【請求項8】
情報処理装置を用いた受注支援方法であって、
前記情報処理装置は、
未受注の案件について、所定の案件属性に基づいて受注あるいは失注の確率を推定した結果を用いて、所定の基準に応じた前記案件を抽出する案件抽出ステップと、
前記案件について、前記推定を行った時期が異なる前記確率の変動量が多いものに係る前記案件属性を原因として推定する原因推定ステップと、
前記案件抽出ステップにて抽出した案件を表示するとともに、前記原因推定ステップにて推定した前記原因を表示する表示ステップと、
を実施することを特徴とする受注支援方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、受注支援装置および受注支援方法に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
近年では、過去案件の受失注決着情報や営業活動履歴情報を蓄積することにより、様々な案件情報を管理し、閲覧できるようになりつつある。そしてさらには、未受注案件に対し、今後の受注可能性、受注時期、または失注等を予測する様々な受失注予測手法が開発され、案件管理に活用されるようになった。
【0003】
特許文献1には、「集計情報算出手段は、受注の実績を示す過去案件の項目を担当者ごとに集計した集計情報を算出し、ポイント算出手段は、集計情報をもとに担当者ごとの評価ポイントを算出する。フィードバックポイント登録手段は、フィードバック記憶手段に記憶された評価ポイント付き未確定案件にフィードバックポイントを対応付けて登録する。合計ポイント算出手段は、フィードバック記憶手段に記憶されたフィードバックポイントに評価ポイントを加算した合計ポイントを担当者ごとに算出する。未確定案件読取手段は、ポイント付き未確定案件記憶手段に記憶された合計ポイントの大きさに従って未確定案件を読み取る」ことが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2010-049353号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
大規模な企業等では未受注案件が膨大に存在し、営業担当者は未受注案件の管理負荷が大きく、重要な案件の重要な局面で受注向上のために適切ではない行動をとってしまう可能性がある。
【0006】
本発明の目的は、未受注の案件情報が大量に登録されている場合にも、受注向上のために問題のある案件を効率よく抽出し、対策の支援を行う技術を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本願は、上記課題の少なくとも一部を解決する手段を複数含んでいるが、その例を挙げるならば、以下のとおりである。上記の課題を解決する本発明の一態様に係る受注支援装置は、未受注の案件について、所定の案件属性別に受注あるいは失注の確率を推定した結果を用いて、所定の基準に応じた前記案件を抽出する案件抽出部と、前記案件について、前記推定を行った時期が異なる前記確率間で変動量が多いものに係る前記案件属性を原因として推定する原因推定部と、前記案件抽出部が抽出した案件を表示するとともに、前記原因推定部が推定した前記原因を表示する表示部と、を備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、受注に問題が発生するおそれのある案件を抽出し、問題となる可能性の高い原因を示すことで受注を支援する技術を提供することができる。上記した以外の課題、構成および効果は、以下の発明を実施するための形態の説明により明らかにされる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
受注支援装置の構成例を示す図である。
受注支援装置のハードウェア構成の例を示す図である。
受注支援処理のシーケンスの例を示す図である。
問題案件抽出処理の処理フローの例を示す図である。
属性別確率情報の詳細なデータの例を示す図である。
属性別確率履歴情報の詳細なデータの例を示す図である。
予測結果情報の詳細なデータの例を示す図である。
予測結果履歴情報の詳細なデータの例を示す図である。
案件抽出条件リストの詳細なデータの例を示す図である。
問題案件情報の詳細なデータの例を示す図である。
問題案件表示画面の例を示す図である。
問題原因表示画面の例を示す図である。
属性別変動量表示画面の例を示す図である。
問題原因特定情報の詳細なデータの例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。実施例は、本発明を説明するための例示であって、説明の明確化のため、適宜、省略および簡略化がなされている。本発明は、他の種々の形態でも実施することが可能である。特に限定しない限り、各構成要素は単数でも複数でも構わない。
(【0011】以降は省略されています)

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