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公開番号
2024161677
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-11-20
出願番号
2023076548
出願日
2023-05-08
発明の名称
後払いポイントシステム「先用後利」
出願人
個人
代理人
主分類
G06Q
30/0207 20230101AFI20241113BHJP(計算;計数)
要約
【課題】必要数を申告し使った分だけを後払いするポイントシステムを提供する。
【解決手段】ポイントに絡む三者、即ち、供給者(サプライヤー)、販売業者そしてポイントユーザーの誰にも負担を及ぼさない解決策として挙げられるのが、三者間で値引分の負担を共有し、有料ポイントの効率的な循環を図ることであり、その為に、循環させるポイント単価に微妙な差異を設け、そこに発生するポイント差益を分配する。必要な数だけを自主申告させ、使った分だけの後払い制を敷く。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
必要数を申告し使った分だけを後払いするポイントシステム
続きを表示(約 110 文字)
【請求項2】
マイナポイントの利用促進に寄与させるマイナンバー宝くじ(商願2022-149408)
【請求項3】
マイナポイントを掛けた「ホームラン回数券」(商願2023-041136)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
割引クーポンに分類されるポイントは、1pにつき1円の割りで、ワンバイワンの割引き機能を有している。商品価格の全部又は一部を構成する200円から抜き取られる1pを、単価計算すれば5厘。1p=5厘のポイントで、1円を割り引く理不尽さは、99.5銭の赤字に現れており、塵も積もればの勢いが強いポイントに於いては、商品コストを脅かしかねない。これを1瞬でチャラにし、黒字転換の奇跡を起こす為に必要なノウハウは、ポイントの有料化が最右翼だ。店頭に並べることの出来ないポイントには、システム販売以外の方法が通用しない。そのシステム開発に導入する理念が、越中富山の薬売りに拠って確立された「先用後利」の後払いシステムで、顧客管理とポイント販売を合体させた演算システムが要求される。
続きを表示(約 2,400 文字)
【背景技術】
【0002】
本件は、割引クーポンのポイントを、約束手形同様に使わせることを狙いとしている。先にポイントを用立てて、約束の期日に使った分を決済させる後払いシステムは、「先用後利」を旨とする、越中富山の薬売りの商法を参考にしたもので、見逃してならないのは、使用した分の精算に基づく補填である。現行ポイントからは想像も付かない、「顧客循環」のシステム化を日常の事象に当て嵌めれば、有料道路の自動精算機の機能にポイント精算を加えると伴に、復路(帰路)に必要な料金に見合う、ポイントの発行システムを合体させたものとなる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許出願番号2022-098497 2022-140421 2023-037221
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
購入動機と密接に結びつくポイントの位置づけは、販売コストである。コストであれば、当該商品の売れ筋に拠って徐々に解消されなければならいはずのものが、割引クーポンに相当するポイントは、当該商品に関わらず、如何なる商品にも適用され、回収されたポイント数に応じて補填義務が生じる。その義務を負うのが、サプライヤーであるポイント事業社で、販売コスト扱いの通常ポイントは業者負担、ボーナスポイントについては事業社負担と、棲み分けがなされているものの、抜本的改革に明らかな策が打たれない限り、サービスポイントの慢性的逆ザヤ現象に歯止めは効かない。
【発明の概要】
課題を解決する為の手段
【0005】
湯水の如く大盤振る舞いされるサービスポイントの有料化は至難の業である。そこで、大盤振る舞いには、それ以上の大盤振る舞いを以って応える対症療法を試みる。必要な数だけを自主申告させ、使った分だけの後払い制を敷く。これが結果論として、越中富山の薬売りの「先用後利」の商い理念に結び付くのであるが、薬同様に消費前提のポイントでも、使った分だけ補填が効くことに着目し、顧客のスマホにポイントを常備させる為の循環に思い至ったのである。顧客が先かポイントが先か、正解は明らかにポイントである。但し、有料ポイントの後払い制が条件として付く。更に、精算されたポイント数に基づく補填が成されなければ循環は起こらない。ポイントが顧客のスマホ(=ポイントカード)を通して起こす「顧客循環」の、商い上のメリットは枚挙に暇がない。
【発明の効果】
【0006】
まず、1p=50銭のポイント単価には、X円を半額(0,5X円)に値引く機能が宿る。これに加え、使用分ポイントの単価には値引かれた半値分(0,5X円)と、残り半額のポイント払い分0,5X円を加えた,都合1円を補填分として上乗せし、1円50銭の単価設定にする。これにはX円の1,5倍分の1,5Xポイントが付く一方、ポイント単価50銭の場合は、二倍分の2Xポイントが付与される。ポイント単価を50銭から1円50銭に変動させることで、値引き補填分と、残額のポイント払い補填分の1円(=0,5X円+0,5X円)を差引いた、50銭(=1円50銭-1円)のポイント利益が発生する。これがポイント単価変動に伴う1p当たりの販売差益だ。サプライヤー側の純利50銭に見合う0,5Xpは、無条件でユーザー側の使用ポイントの補填に回され、「顧客循環」を繰り返す有料ポイントからは、新たな購入動機と新たな販売機会が重なるように生み出される。
【0007】
定価X円をポイント相殺分と実勢価格(値引き価格)に2分すると、双方にはX円を巡って、反比例し合う関係が導かれ、X円を固定したままで、値引額(ポイント相殺額)と実勢価格の入れ替えが可能になることから、電化製品等旬の値引困難アイテムを扱った、大胆値引の「異次元通販」が実現出来る。これにも有料ポイントの後払いシステムが功を奏する。
【0008】
更に、本件にマイナポイントを当て嵌めて見る。2023年3月末時点で9,614万枚(朝日新聞調査)に上るマイナンバーカードが引き起こす、「顧客循環」に拠るポイント収益は、一人当たりの年間利用ポイント数を200ポイント(1p=50銭の利益)とかなり少なく見積もっても、100億円余りに上り国庫を潤してくれる。
【0009】
更に、マイナポイントの普及に寄与させるスタジアムイベント「ホームラン回数券」。回数券は1回~9回まである9イニングのことで、乗車券等の複数回乗車の為に綴られたものではない。プロ野球記録を紐解くとホームランの出現率は2試合で1.3本。そこで、フランチャイズで開催される対戦カード3連戦を一括りとし、30イニング(既定の27イニングスに、延長回3イニング×3試合分をエキストラ3イニングとして加える)分を、いつ飛び出すか予測が付かないホームランに対して、イニング別に分けて販売する。内訳はソロ 2ラン 3ラン グランドスラムの4パターン。1パターンにつき100円での販売。更に、イニング毎に1,000pが割り振られ、当該イニングにホームランが出なかった場合には次のイニングにキャリーオーバーされる。一方、当該イニングに2ランホームランが飛び出した場合は、キャリーオーバー分の1,000p×N回分が倍付で支給される。更に当該イニングに複数本飛び出した場合には、キャリーオーバー分のポイントにホームランに絡んだ得点数を乗じる。収益は選手懸賞金、懸賞ポイントへの補填金(総務省へ上納)、球団収入に分類される。
【図面の簡単な説明】
【0010】
マイナポイントの㊙テク「顧客循環」
【発明を実施する為の形態】
(【0011】以降は省略されています)
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