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公開番号
2024167445
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-03
出願番号
2024159437,2021574435
出願日
2024-09-13,2020-01-31
発明の名称
端末、基地局、及び通信方法
出願人
株式会社NTTドコモ
代理人
弁理士法人ITOH
主分類
H04W
72/02 20090101AFI20241126BHJP(電気通信技術)
要約
【課題】NRのFR2の周波数帯域以上の高周波数帯においてランダムアクセスプリアンブルを送信するための設定を、端末が適切に行うことを可能とする技術を提供する。
【解決手段】所定サブキャリア間隔において用いられるスロット長内に含まれる複数のスロットから、無線通信システムの第1の周波数帯におけるランダムアクセスプリアンブルの送信に用いられるランダムアクセスチャネルスロットを決定する制御部と、前記ランダムアクセスチャネルスロットを用いて、前記ランダムアクセスプリアンブルを送信する送信部と、を備え、前記ランダムアクセスチャネルスロットは、前記ランダムアクセスプリアンブルの送信に適用されるサブキャリア間隔及び前記所定サブキャリア間隔において用いられるスロット長内に含まれる前記ランダムアクセスチャネルスロットの数に基づき決定され、前記無線通信システムにより用いられる周波数帯は、前記第1の周波数帯又は前記第1の周波数帯より低い第2の周波数帯である、端末。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
所定サブキャリア間隔において用いられるスロット長内に含まれる複数のスロットから、無線通信システムの第1の周波数帯におけるランダムアクセスプリアンブルの送信に用いられるランダムアクセスチャネルスロットを決定する制御部と、
前記ランダムアクセスチャネルスロットを用いて、前記ランダムアクセスプリアンブルを送信する送信部と、を備え、
前記ランダムアクセスチャネルスロットは、前記ランダムアクセスプリアンブルの送信に適用されるサブキャリア間隔及び前記所定サブキャリア間隔において用いられるスロット長内に含まれる前記ランダムアクセスチャネルスロットの数に基づき決定され、
前記無線通信システムにより用いられる周波数帯は、前記第1の周波数帯又は前記第1の周波数帯より低い第2の周波数帯である、端末。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
前記ランダムアクセスチャネルスロットは、前記複数のスロットのうち、時間領域における最後のスロットを含む、請求項1に記載の端末。
【請求項3】
前記所定サブキャリア間隔において用いられるスロット長内に含まれる前記ランダムアクセスチャネルスロットの数が2である場合、前記ランダムアクセスチャネルスロットは、前記複数のスロットの時間領域における前半のスロットのうちの最後のスロット及び前記複数のスロットの時間領域における後半のスロットのうちの最後のスロットである、請求項1に記載の端末。
【請求項4】
前記サブキャリア間隔は、240kHZ以上である、請求項1に記載の端末。
【請求項5】
前記所定サブキャリア間隔において用いられるスロットは、60kHZのスロットである、請求項1に記載の端末。
【請求項6】
前記第1の周波数帯は、24.25GHzから71GHzまでの周波数帯である、請求項1に記載の端末。
【請求項7】
無線通信システムの第1の周波数帯におけるランダムアクセスプリアンブルの送信に用いられるプリアンブルフォーマットを示す情報を端末に送信する送信部と、
ランダムアクセスチャネルスロットを用いて前記端末から送信された前記ランダムアクセスプリアンブルを受信する受信部と、を備え、
前記ランダムアクセスチャネルスロットは、前記ランダムアクセスプリアンブルの送信に適用されるサブキャリア間隔及び所定サブキャリア間隔において用いられるスロット長内に含まれる前記ランダムアクセスチャネルスロットの数に基づき決定され、
前記無線通信システムにより用いられる周波数帯は、前記第1の周波数帯又は前記第1の周波数帯より低い第2の周波数帯である、基地局。
【請求項8】
端末により実行される通信方法であって、
所定サブキャリア間隔において用いられるスロット長内に含まれる複数のスロットから、無線通信システムの第1の周波数帯におけるランダムアクセスプリアンブルの送信に用いられるランダムアクセスチャネルスロットを決定するステップと、
前記ランダムアクセスチャネルスロットを用いて、前記ランダムアクセスプリアンブルを送信するステップと、を備え、
前記ランダムアクセスチャネルスロットは、前記ランダムアクセスプリアンブルの送信に適用されるサブキャリア間隔及び前記所定サブキャリア間隔において用いられるスロット長内に含まれる前記ランダムアクセスチャネルスロットの数に基づき決定され、
前記無線通信システムにより用いられる周波数帯は、前記第1の周波数帯又は前記第1の周波数帯より低い第2の周波数帯である、通信方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、無線通信システムにおける端末及び基地局に関連するものである。
続きを表示(約 2,800 文字)
【背景技術】
【0002】
3GPP(Third Generation Partnership Project)のリリース15のNR(New Radio)及びリリース16のNRでは、上限が52.6GHzまでの周波数帯を対象としている。52.6GHz以上の周波数帯にNRを拡張することについて、リリース16で、各種規制(regulation)、ユースケース、要求条件(requirement)等を検討するTSG RAN(Technical Specification Group Radio Access Network)レベルのstudy itemが存在する。このstudy itemの検討は、2019年12月に完了しており、リリース17で、仕様を実際に52.6GHz以上に拡張するためのstudy item及びwork itemが合意されている。
【0003】
リリース16での検討項目では、NRの周波数帯として、52.6GHzから114.25GHzまで拡張することを想定していたが、リリース17では、検討の時間が限られていることもあり、検討の対象とする周波数帯を、52.6GHzから71GHzまでに限定することが想定されている。さらに、NRの周波数帯を、52.6GHzから71GHzまでに拡張する際に、現在のNRのFR2(Frequency Range 2)のデザインに基づいて拡張を行うことが想定されている。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0004】
3GPP TSG RAN Meeting #86、RP-193229、Sitges、Spain、December 9-12、2019
3GPP TS 38.101-2 V15.8.0 (2019-12)
3GPP TSG-RAN4 Meeting #92bis、R4-1912870、Chongqing、China、14-18 Oct、2019
3GPP TSG-RAN4 Meeting #93、R4-1916167、Reno、United States、18th-22nd November、2019
3GPP TSG-RAN4 Meeting #92bis、R4-1912982、Chongqing、China、14th-18th October 2019
3GPP TSG-RAN4 Meeting #93、R4-1915982、Reno、US、November 18-22、2019
3GPP TS 38.331 V15.8.0 (2019-12)
3GPP TS 38.213 V15.8.0 (2019-12)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
52.6GHzから71GHzまでの周波数帯では、新しいサブキャリア間隔が導入されることが想定されている。
【0006】
NRのFR2の周波数帯域以上の高周波数帯においてランダムアクセスプリアンブルを送信するための設定を、端末が適切に行うことを可能とする技術が必要とされている。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一態様によれば、所定サブキャリア間隔において用いられるスロット長内に含まれる複数のスロットから、無線通信システムの第1の周波数帯におけるランダムアクセスプリアンブルの送信に用いられるランダムアクセスチャネルスロットを決定する制御部と、前記ランダムアクセスチャネルスロットを用いて、前記ランダムアクセスプリアンブルを送信する送信部と、を備え、前記ランダムアクセスチャネルスロットは、前記ランダムアクセスプリアンブルの送信に適用されるサブキャリア間隔及び前記所定サブキャリア間隔において用いられるスロット長内に含まれる前記ランダムアクセスチャネルスロットの数に基づき決定され、前記無線通信システムにより用いられる周波数帯は、前記第1の周波数帯又は前記第1の周波数帯より低い第2の周波数帯である、端末、が提供される。
【発明の効果】
【0008】
実施例によれば、NRのFR2の周波数帯域以上の高周波数帯においてランダムアクセスプリアンブルを送信するための設定を、端末が適切に行うことを可能とする技術が提供される。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本実施の形態における通信システムの構成図である。
NRの周波数帯の拡張の例を示す図である。
図3は、リリース15のNRのロングシーケンスに基づくPRACHフォーマットの例を示す図である。
図4は、リリース15のNRのショートシーケンスに基づくPRACHフォーマットの例を示す図である。
OCB(occupied channel bandwidth)の要求条件の例及びPSD(power spectral density)の要求条件の例を示す図である。
PRACHフォーマットに適用する系列長、PRACHのSCS、及びPUSCHのSCSの組み合わせ例を示す図である。
52.6GHzから71GHzの周波数帯に対して、新たに導入するテーブルの例を示す図である。
フォーマットA0、A1、A2、A3、B1、B2、B3、B4、C0、C2の例を示す図である。
PRACHの各OFDMシンボルに対してサイクリックプレフィックスが挿入されるフォーマットの例を示す図である。
PRACH OFDMシンボルの繰り返しの回数が多いフォーマットの例を示す図である。
サイクリックプレフィックス(又はガードピリオド)の長さが短いフォーマットの例を示す図である。
FR2に適用可能なPRACH configurationとPRACH configuration indexとの間の対応関係を規定するテーブルの例を示す図である。
テーブルにパラメータの新たな値を導入する例を示す図である。
端末の機能構成の一例を示す図である。
基地局の機能構成の一例を示す図である。
端末及び基地局のハードウェア構成の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。なお、以下で説明する実施の形態は一例に過ぎず、本発明が適用される実施の形態は、以下の実施の形態に限られるわけではない。
(【0011】以降は省略されています)
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