TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2024167285
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-03
出願番号
2024143254,2021538996
出願日
2024-08-23,2020-01-03
発明の名称
カプセル化ポリヌクレオチド及び使用方法
出願人
オンコラス, インコーポレイテッド
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
C12N
15/88 20060101AFI20241126BHJP(生化学;ビール;酒精;ぶどう酒;酢;微生物学;酵素学;突然変異または遺伝子工学)
要約
【課題】カプセル化ポリヌクレオチド及び使用方法の提供。
【解決手段】本開示は、腫瘍溶解性ウイルスをコードする組換えRNA分子に関する。本開示はさらに、組換えRNA分子のカプセル化、ならびにがんの治療及び予防のための組換えRNA分子及び/または粒子の使用に関する。いくつかの実施形態では、本開示は、腫瘍溶解性ウイルスをコードする合成RNAウイルスゲノムを含む脂質ナノ粒子(LNP)を提供する。いくつかの実施形態では、腫瘍溶解性ウイルスが、一本鎖RNA(ssRNA)ウイルスである。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
明細書に記載の発明。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
関連出願の相互参照
本出願は、2019年1月4日に出願された米国仮出願第62/788,504号、及び2019年9月3日に出願された米国仮出願第62/895,135号の優先権を主張し、それらの内容はそれらの全体が参照により本明細書に組み込まれる。
続きを表示(約 3,000 文字)
【0002】
電子的に提出されたテキストファイルの説明
本明細書とともに電子的に提出されたテキストファイルの説明の内容は、その全体が参照により本明細書に組み込まれる。配列表のコンピュータ可読フォーマットのコピー(ファイル名:ONCR-015_01WO_SeqList_ST25.txt、記録された日付:2020年1月2日、ファイルサイズ:265キロバイト)。
【0003】
本開示は概して、免疫学、炎症、及びがん治療の分野に関する。より具体的には、本開示は、粒子をカプセル化したウイルスゲノムに関する。本開示はさらに、がんなどの増殖性障害の治療及び予防に関する。
【背景技術】
【0004】
腫瘍溶解性ウイルスは、腫瘍細胞に感染して溶解することができる溶解性ライフサイクルを備えた複製可能なウイルスである。直接的な腫瘍細胞溶解は、細胞死をもたらすだけでなく、局所的な抗原提示細胞によって取り込まれ提示される腫瘍抗原に指向する適応免疫応答の生成ももたらす。したがって、腫瘍溶解性ウイルスは、直接的な細胞溶解、及びウイルスクリアランス後の抗腫瘍応答を維持できる抗原特異的適応応答の促進の両方を通じて、腫瘍細胞成長に対抗する。
【0005】
しかしながら、複製可能なウイルスの臨床使用は、いくつかの課題を提示する。一般に、ウイルス曝露は自然免疫経路を活性化し、幅広い非特異的な炎症応答を引き起こす。患者が以前にウイルスに曝露されていない場合、この最初の自然免疫応答は、適応性抗ウイルス応答の発生及び中和抗体の産生につながり得る。患者が以前にウイルスに曝露されている場合、既存の中和抗ウイルス抗体が、所望される溶解効果を妨げ得る。どちらの場合も、中和抗体の存在は、標的細胞のウイルス溶解を妨げるだけでなく、ウイルス治療の再投与を無効にする。これらの要因は、転移性がんの治療におけるウイルス治療の使用を制限し、かかるがんの治療に必要な繰り返し全身投与の有効性が、自然に発生する抗ウイルス応答によって妨げられるためである。かかる障害の非存在下でさえ、非疾患性細胞におけるその後のウイルス複製は、周囲の細胞及び組織への実質的な疾患外の付随的損傷をもたらし得る。
【0006】
複製可能なウイルスの治療的使用に関連する組成物及び方法について、当技術分野において長い間感じられてきた満たされていない必要性が残存する。本開示は、かかる組成物及び方法などを提供する。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0007】
いくつかの実施形態では、本開示は、腫瘍溶解性ウイルスをコードする合成RNAウイルスゲノムを含む脂質ナノ粒子(LNP)を提供する。いくつかの実施形態では、腫瘍溶解性ウイルスが、一本鎖RNA(ssRNA)ウイルスである。いくつかの実施形態では、腫瘍溶解性ウイルスが、ポジティブセンス((+)-センス)ssRNAウイルスである。いくつかの実施形態では、(+)-センスssRNAウイルスが、表1に列挙されるものから選択される。いくつかの実施形態では、(+)-センスssRNAウイルスが、ピコルナウイルスである。いくつかの実施形態では、ピコルナウイルスが、Seneca
Valleyウイルス(SVV)またはCoxsackieウイルスである。いくつかの実施形態では、SVVが、野生型SVV-A(配列番号1)、S177A-SVVA変異体(配列番号2)、SVV-IR2変異体(配列番号3)、及びSVV-IR2-S177A変異体(配列番号4)から選択されるSVV-Aである。いくつかの実施形態では、Coxsackieウイルスが、CVB3、CVA21、及びCVA9から選択される。いくつかの実施形態では、Coxsackieウイルスが、配列番号27を含む修飾CVA21ウイルスである。
【0008】
いくつかの実施形態では、細胞へのLNPの送達が、細胞によるウイルス粒子の産生をもたらし、ウイルス粒子が、感染性及び溶解性である。いくつかの実施形態では、コードされた腫瘍溶解性ウイルスが、対象へのLNP投与部位から遠隔である腫瘍のサイズを減少させることができる。
【0009】
いくつかの実施形態では、合成RNAウイルスゲノムが、外因性ペイロードタンパク質をコードする異種ポリヌクレオチドをさらに含む。いくつかの実施形態では、LNPが、外因性ペイロードタンパク質をコードする組換えRNA分子をさらに含む。いくつかの実施形態では、外因性ペイロードタンパク質が、蛍光タンパク質、酵素タンパク質、サイトカイン、ケモカイン、細胞表面受容体と結合することができる抗原結合分子、または細胞表面受容体のリガンドである。いくつかの実施形態では、サイトカインが、IL-12、GM-CSF、IL-18、IL-2、及びIL-36γから選択される。いくつかの実施形態では、細胞表面受容体のリガンドが、Flt3リガンドまたはTNFSF14である。いくつかの実施形態では、ケモカインが、CXCL10、CCL4、CCL21、及びCCL5から選択される。いくつかの実施形態では、抗原結合分子が、免疫チェックポイント受容体と結合して阻害することができる。いくつかの実施形態では、免疫チェックポイント受容体が、PD-1である。いくつかの実施形態では、抗原結合分子が、腫瘍抗原と結合することができる。いくつかの実施形態では、抗原結合分子が、二重特異性T細胞会合分子(BiTE)または二重特異性軽T細胞会合分子(LiTE)である。いくつかの実施形態では、腫瘍抗原が、DLL3またはEpCAMである。
【0010】
いくつかの実施形態では、合成RNAウイルスゲノム及び/または組換えRNA分子が、マイクロRNA(miRNA)標的配列(miR-TS)カセットを含み、miR-TSカセットが、1つ以上のmiRNA標的配列を含む。いくつかの実施形態では、1つ以上のmiRNAが、miR-124、miR-1、miR-143、miR-128、miR-219、miR-219a、miR-122、miR-204、miR-217、miR-137、及びmiR-126から選択される。いくつかの実施形態では、miR-TSカセットが、miR-124標的配列の1つ以上のコピー、miR-1標的配列の1つ以上のコピー、及びmiR-143標的配列の1つ以上のコピーを含む。いくつかの実施形態では、miR-TSカセットが、miR-128標的配列の1つ以上のコピー、miR-219a標的配列の1つ以上のコピー、及びmiR-122標的配列の1つ以上のコピーを含む。いくつかの実施形態では、miR-TSカセットが、miR-128標的配列の1つ以上のコピー、miR-204標的配列の1つ以上のコピー、及びmiR-219標的配列の1つ以上のコピーを含む。いくつかの実施形態では、miR-TSカセットが、miR-217標的配列の1つ以上のコピー、miR-137標的配列の1つ以上のコピー、及びmiR-126標的配列の1つ以上のコピーを含む。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
個人
酒類
1か月前
池田食研株式会社
納豆菌発酵液
3か月前
東レ株式会社
RNAの検出方法
3か月前
豊田合成株式会社
細胞回収具
3か月前
東レ株式会社
RNA溶液の製造方法
3か月前
株式会社オシキリ
発酵検査装置
1か月前
長谷川香料株式会社
抗菌活性評価方法
3か月前
株式会社日本バイオデータ
品質管理方法
3か月前
個人
セルロース性物質の製造方法
11日前
株式会社 資生堂
融解装置
3か月前
個人
アルコール飲料の味覚改良方法
3か月前
松谷化学工業株式会社
澱粉分解物の製造方法
1か月前
東ソー株式会社
ポリマーコートビーズの製造方法
1か月前
株式会社GSP研究所
miRNA検出方法
22日前
株式会社写真化学
菌体観察装置
2か月前
インヒブルクス バイオサイエンシズ インコーポレイテッド
CLEC12a結合性ポリペプチド及びその使用
2か月前
株式会社雷神の風
試料採取装置
3か月前
メルス ナムローゼ フェンノートシャップ
CLEC12AxCD3二重特異性抗体及び疾患の治療方法
3か月前
新東工業株式会社
培養装置
3か月前
サッポロビール株式会社
アルコール飲料
14日前
サッポロビール株式会社
アルコール飲料
14日前
豊田合成株式会社
細胞培養膜及び細胞培養方法
2か月前
本田技研工業株式会社
培養システム
2か月前
アサヒビール株式会社
容器詰麦芽発酵飲料
8日前
新東工業株式会社
培養システム
3か月前
横河電機株式会社
観察培養装置
3か月前
学校法人君が淵学園
核酸の部位特異的アシル修飾剤
10日前
株式会社アテクト
培養シート
3か月前
住友化学株式会社
積層体
2か月前
国立大学法人東京海洋大学
ウイルス不活化用組成物
2か月前
東ソー株式会社
アデノ随伴ウイルスのスクリーニング方法
1か月前
株式会社エムスタイル
微生物群の賦活化方法
22日前
東ソー株式会社
免疫グロブリン結合性タンパク質の製造方法
7日前
東ソー株式会社
免疫グロブリン結合性タンパク質の製造方法
7日前
ヤマサ醤油株式会社
アルギニン非分解性乳酸菌株の取得方法
今日
三井化学株式会社
培養容器
1か月前
続きを見る
他の特許を見る