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公開番号2024167041
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-29
出願番号2024000726
出願日2024-01-05
発明の名称ダイスタックアップ及び接続プラットフォームを有する半導体デバイスパッケージ
出願人サンディスク テクノロジーズ インコーポレイテッド
代理人個人
主分類H01L 25/07 20060101AFI20241122BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】積層されたダイとの間で伝送される電気信号のノイズを低減し、かつ、電気的短絡のリスクを低減する半導体デバイスパッケージを提供する。
【解決手段】半導体デバイスパッケージ100は、基板102と、基板上に位置付けられた、半導体ダイ104a~104lを含む半導体ダイのスタック104と、を含む。プラットフォーム106、108は、半導体ダイのスタックがそれらの間に位置付けられるように、基板上に位置付けられている。複数の貫通ビア112は、基板に電気的に接続され、夫々のプラットフォームを貫通して延在する。複数のボンドワイヤ116は夫々、貫通ビア及び基板ボンドパッド118を夫々を各半導体ダイに電気的に接続する。貫通ビアは、ボンドワイヤの必要とされる長さを低減し、それによって信号ノイズを低減し、プラットフォームは、ボンドワイヤを互いに垂直方向に離間させて電気的短絡回路を防止する。
【選択図】図1A
特許請求の範囲【請求項1】
半導体デバイスパッケージであって、
基板と、
前記基板上に位置付けられ、第1の半導体ダイ及び第2の半導体ダイを含む半導体ダイのスタックと、
前記基板上に位置付けられた第1のプラットフォームと、
前記基板上で前記第1のプラットフォームの反対側に位置付けられた第2のプラットフォームであって、前記半導体ダイのスタックが前記第1のプラットフォームと前記第2のプラットフォームとの間に位置付けられている、第2のプラットフォームと、
前記基板に電気的に接続され、前記第1のプラットフォームを貫通して延在する第1の貫通ビアと、
前記基板に電気的に接続され、前記第2のプラットフォームを貫通して延在する第2の貫通ビアと、
前記第1の貫通ビアを前記第1の半導体ダイに電気的に接続する第1のボンドワイヤと、
前記第2の貫通ビアを前記第2の半導体ダイに電気的に接続する第2のボンドワイヤと、を含む、半導体デバイスパッケージ。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記第1のプラットフォームが、第1の段差面と、前記第1の段差面から垂直方向にオフセットされた第2の段差面と、前記第1の段差面に露出し、前記第1の貫通ビアに電気的に接続された第1のボンドパッドと、を含み、
前記第1の貫通ビアが、前記第1のボンドパッドから前記基板まで前記第1のプラットフォームを貫通して延在する、請求項1に記載の半導体デバイスパッケージ。
【請求項3】
前記第1のプラットフォームが、前記第2の段差面に露出した第2のボンドパッドと、前記基板及び前記第2のボンドパッドに電気的に接続された第3の貫通ビアと、を含み、
前記第3の貫通ビアが、前記第2のボンドパッドから前記基板まで前記第1のプラットフォームを貫通して延在する、請求項2に記載の半導体デバイスパッケージ。
【請求項4】
前記半導体ダイのスタックに含まれる第3の半導体ダイであって、前記第1及び第2の半導体ダイの上方に位置付けられている、第3の半導体ダイと、
前記第3の半導体ダイを前記第3の貫通ビアに電気的に接続する第3のボンドワイヤと、を更に含む、請求項3に記載の半導体デバイスパッケージ。
【請求項5】
前記第3のボンドワイヤの少なくとも一部が、前記第1のボンドワイヤの垂直上方に位置付けられ、前記第1のボンドワイヤに直接接触しない、請求項4に記載の半導体デバイスパッケージ。
【請求項6】
前記第1及び第2のプラットフォームが、互いに積み重ねられた一連のセクションを含み、各セクションは、導電層及び誘電層を含む、請求項1に記載の半導体デバイスパッケージ。
【請求項7】
前記第1のプラットフォームの表面に露出したボンドパッドであって、前記第1のボンドワイヤが前記ボンドパッドに電気的に接続されている、ボンドパッドと、
前記ボンドパッド及び前記基板に電気的に接続された2つ以上の貫通ビアと、
を更に含む、請求項1に記載の半導体デバイスパッケージ。
【請求項8】
前記第1のプラットフォームが、前記第2のプラットフォームよりも大きい全高を有する、請求項1に記載の半導体デバイスパッケージ。
【請求項9】
前記第1のプラットフォーム及び第2のプラットフォームが、前記基板と同じ材料から構成されている、請求項1に記載の半導体デバイスパッケージ。
【請求項10】
前記半導体ダイのスタックがメモリダイを含む、請求項1に記載の半導体デバイスパッケージ。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
(関連出願の相互参照)
本出願は、2023年5月19日に出願された「Semiconductor Device Package with Die Stackup and Connection Platform」と題する米国特許仮出願第63/503,381号の利益を主張し、その全体が参照により本明細書に組み込まれる。
続きを表示(約 3,600 文字)【背景技術】
【0002】
本開示は、概して、ダイのスタックを有する半導体デバイスパッケージに関し、より詳細には、ダイスタックアップと、電気信号をダイスタックアップにルーティングするためのプラットフォームとを含む半導体デバイスパッケージに関する。
【0003】
半導体パッケージは、複数の積層されたダイを含み得る。例えば、半導体メモリパッケージは、基板上に一緒にパッケージ化され、成形コンパウンド内に封入された、複数の半導体メモリダイ及びコントローラを含み得る。メモリダイは積層され得、スタック内のメモリダイは、それぞれの複数のボンドワイヤで基板に電気的に結合されている。ダイスタックは、中央積層方式で互いに上に配置された複数の異なるサブスタックを含み得る。基板は、ボンドワイヤとコントローラとの間で、及び外部接続に、電気信号(例えば、電力、接地、入力/出力(IO)信号)をルーティングする通信ライン又はトレースを含む。従来、基板に直接接続された連続ボンドワイヤは、ダイスタックに含まれる各メモリダイに電力信号及び接地信号を伝送する。しかしながら、ボンドワイヤの長さが増加するにつれて、メモリダイとの間で伝送される、一般にノイズと呼ばれる、電気信号の望ましくない外乱も同様に増加する。加えて、ボンドワイヤの長さが増加するにつれてインダクタンスが増加し、その結果、電気信号の電圧降下が生じる。更に、メモリダイ上の隣接するボンドパッド間のピッチが減少するにつれて、ボンドワイヤが互いに接触することによる電気的短絡が発生するリスクも増加する。したがって、積層されたダイとの間で伝送される電気信号のノイズを低減し、かつ電気的短絡のリスクを低減するように構成された半導体デバイスパッケージを提供する必要がある。
【発明の概要】
【0004】
一実施形態では、基板と、基板上に位置付けられ、第1の半導体ダイ及び第2の半導体ダイを含む半導体ダイのスタックと、基板上に位置付けられた第1のプラットフォームと、基板上で第1のプラットフォームの反対側に位置付けられた第2のプラットフォームであって、半導体ダイのスタックが第1のプラットフォームと第2のプラットフォームとの間に位置付けられている、第2のプラットフォームと、基板に電気的に接続され、第1のプラットフォームを貫通して延在する第1の貫通ビアと、基板に電気的に接続され、第2のプラットフォームを貫通して延在する第2の貫通ビアと、第1の貫通ビアを第1の半導体ダイに電気的に接続する第1のボンドワイヤ、第2の貫通ビアを第2の半導体ダイに電気的に接続する第2のボンドワイヤと、を含む、半導体デバイスパッケージがある。
【0005】
いくつかの実施形態では、第1のプラットフォームは、第1の段差面と、第1の段差面から垂直方向にオフセットされた第2の段差面と、第1の段差面に露出し、第1の貫通ビアに電気的に接続された第1のボンドパッドとを含み、第1の貫通ビアは、第1のボンドパッドから基板まで第1のプラットフォームを貫通して延在する。いくつかの実施形態では、第1のプラットフォームは、第2の段差面に露出した第2のボンドパッドと、基板及び第2のボンドパッドに電気的に接続された第3の貫通ビアとを含み、第3の貫通ビアは、第2のボンドパッドから基板まで第1のプラットフォームを貫通して延在する。いくつかの実施形態では、半導体デバイスパッケージは、半導体ダイのスタックに含まれる第3の半導体ダイであって、第1及び第2の半導体ダイの上方に位置付けられている、第3の半導体ダイと、第3の半導体ダイを第3の貫通ビアに電気的に接続する第3のボンドワイヤとを更に含む。
【0006】
いくつかの実施形態では、第3のボンドワイヤの少なくとも一部は、第1のボンドワイヤの垂直上方に位置付けられ、第1のボンドワイヤに直接接触しない。いくつかの実施形態では、第1及び第2のプラットフォームは、互いに積み重ねられた一連のセクションを含み、各セクションは、導電層及び誘電層を含む。いくつかの実施形態では、半導体デバイスパッケージは、第1のプラットフォームの表面に露出したボンドパッドであって、第1のボンドワイヤがボンドパッドに電気的に接続されている、ボンドパッドと、ボンドパッド及び基板に電気的に接続された2つ以上の貫通ビアとを更に含む。いくつかの実施形態では、第1のプラットフォームは、第2のプラットフォームよりも大きい全高を有する。
【0007】
いくつかの実施形態では、第1のプラットフォーム及び第2のプラットフォームは、基板と同じ材料から構成されている。いくつかの実施形態では、半導体ダイのスタックはメモリダイを含む。いくつかの実施形態では、半導体デバイスパッケージは、基板に電気的に接続され、半導体ダイのスタックと第1のプラットフォームとの間に位置付けられた基板ボンドパッドと、基板ボンドパッドを半導体ダイのスタックに含まれる最下部の半導体ダイに電気的に接続するボンドワイヤとを更に含む。いくつかの実施形態では、第1のボンドワイヤは、第1の半導体ダイ及び第1の半導体ダイに隣接する別の半導体ダイに電気的に接続されている。いくつかの実施形態では、第1のボンドワイヤは、第1の半導体ダイ及び少なくとも2つの隣接する半導体ダイに電気的に接続されている。
【0008】
別の実施形態では、上面及び上面に露出したボンドパッドを含む基板と、基板の上面に位置付けられた半導体ダイのスタックと、基板の上面に位置付けられた第1のプラットフォームであって、基板に電気的に接続され、第1のプラットフォームを貫通して延在する複数の貫通ビアを含む、第1のプラットフォームと、第2のプラットフォームであって、半導体ダイのスタックが第1のプラットフォームと第2のプラットフォームとの間に位置付けられるように基板の上面上で第1のプラットフォームの反対側に位置付けられており、基板に電気的に接続され、第2のプラットフォームを貫通して延在する複数の貫通ビアを含む、第2のプラットフォームと、スタックの第1の半導体ダイを第1のプラットフォームの少なくとも1つの貫通ビアに接続する第1のボンドワイヤ、及びスタックの第2の半導体ダイを第2のプラットフォームの少なくとも1つの貫通ビアに接続する第2のボンドワイヤとを含む、半導体デバイスパッケージがある。
【0009】
いくつかの実施形態では、第1のプラットフォームは、互いに垂直方向にオフセットされた少なくとも2つの段差面を含み、段差面の各々は、第1のプラットフォームの複数の貫通ビアのうちの1つ以上に電気的に接続されたボンドパッドを含む。いくつかの実施形態では、ボンドパッドのうちの少なくとも1つは、第1のプラットフォームの複数の貫通ビアのうちの2つ以上に接続されている。いくつかの実施形態では、第1及び第2のプラットフォームは、互いに積み重ねられた一連のセクションを含み、各セクションは、導電層及び誘電層を含む。いくつかの実施形態では、複数の貫通ビアの各貫通ビアは、約10ミクロンの直径を有する。いくつかの実施形態では、第1のプラットフォーム及び第2のプラットフォームは、基板と同じ材料から構成されている。
【0010】
別の実施形態では、基板手段であって、基板手段に結合された電気部品間の電気的相互接続を提供するための基板手段と、基板手段から離間された隆起電気接点の第1のセットを提供するための第1のプラットフォーム手段であって、隆起電気接点の第1のセットを基板手段に電気的に接続するために第1のプラットフォーム手段を貫通して延在する第1の導電手段を含む、第1のプラットフォーム手段と、基板手段から離間された隆起電気接点の第2のセットを提供する第2のプラットフォーム手段であって、隆起接点の第2のセットを基板手段に電気的に接続するために第2のプラットフォーム手段を貫通して延在する第2の導電手段を含む、第2のプラットフォーム手段と、それぞれがある量のデータを記憶するための記憶手段のスタックであって、基板手段上で第1のプラットフォーム手段と第2のプラットフォーム手段との間に位置付けられ、隆起電気接点の第1のセットに電気的に接続された第1の記憶手段、及び隆起電気接点の第2のセットに電気的に接続された第2の記憶手段を含む、記憶手段のスタックとを含む、半導体デバイスパッケージがある。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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