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公開番号2024166989
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-29
出願番号2023083470
出願日2023-05-19
発明の名称フィーダ
出願人株式会社FUJI
代理人弁理士法人 共立特許事務所
主分類H05K 13/02 20060101AFI20241122BHJP(他に分類されない電気技術)
要約【課題】変形が生じたテープリールがカバーエッジに引っ掛かるのを抑制してそのテープリールのスムースな回転を確保すること。
【解決手段】フィーダは、キャリアテープを搬送支持する搬送路を有するフィーダ本体と、フィーダ本体に設けられ、キャリアテープが巻回されたテープリールを回転可能に支持するリール保持軸と、リール保持軸に支持されたテープリールのフランジ部に対向してフランジ部の一部を覆いフィーダ本体との間にリール収容空間を形成し、リール保持軸の軸方向視においてフランジ部の少なくとも外縁に交差するエッジ部位にテープリールの回転中にフランジ部がリール収容空間の外側から内側へ進入するのを案内するガイド部が設けられたカバーと、を備える。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
キャリアテープを搬送支持する搬送路を有するフィーダ本体と、
前記フィーダ本体に設けられ、前記キャリアテープが巻回されたテープリールを回転可能に支持するリール保持軸と、
前記リール保持軸に支持された前記テープリールのフランジ部に対向して前記フランジ部の一部を覆い前記フィーダ本体との間にリール収容空間を形成し、前記リール保持軸の軸方向視において前記フランジ部の少なくとも外縁に交差するエッジ部位に前記テープリールの回転中に前記フランジ部が前記リール収容空間の外側から内側へ進入するのを案内するガイド部が設けられたカバーと、
を備える、フィーダ。
続きを表示(約 670 文字)【請求項2】
前記ガイド部は、前記カバーの厚み方向にかけて丸みを帯びるように形成されている、請求項1に記載されたフィーダ。
【請求項3】
前記ガイド部は、前記カバーの本体側と一体に形成されてヘミング曲げ又はカール曲げされた部位である、請求項1又は2に記載されたフィーダ。
【請求項4】
前記ガイド部は、前記カバーの本体側から前記リール収容空間側に曲げられている、請求項3に記載されたフィーダ。
【請求項5】
前記カバーは、
金属製の本体部材と、
前記本体部材の表面をコーティングする樹脂製の被覆部材と、
を有し、
前記ガイド部は、前記被覆部材により形成されている、請求項1又は2に記載されたフィーダ。
【請求項6】
前記カバーは、
本体部材と、
前記本体部材とは別体に形成され、前記エッジ部位を覆うように前記本体部材に取り付けられた保護部材と、
を有し、
前記ガイド部は、前記保護部材により形成されている、請求項1又は2に記載されたフィーダ。
【請求項7】
前記テープリールは、前記リール保持軸に支持された状態で、前記キャリアテープを送り搬送する正転方向及び前記キャリアテープを戻し搬送する逆転方向の双方に回転可能であり、
前記ガイド部は、前記リール保持軸の軸方向視において前記フランジ部に交差する前記エッジ部位の全域に亘って設けられている、請求項1又は2に記載されたフィーダ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本明細書は、フィーダに関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
従来、自動フィーダのように、キャリアテープが巻回されたテープリールをフィーダ内に設けたリール収容空間に収容するフィーダが知られている(例えば、特許文献1参照)。このフィーダは、キャリアテープを搬送支持する搬送路を有するフィーダ本体と、フィーダ本体に設けられ、テープリールを回転可能に収容するリール収容部と、を備えている。リール収容部は、テープリールを回転可能に支持するリール保持軸と、フィーダ本体との間にリール収容空間を形成するカバーと、を有している。カバーは、リール保持軸に支持されたテープリールのフランジ部の一部を覆う閉状態と、リール収容空間へのテープリールの着脱を可能とする開状態と、の間で開閉することが可能である。
【0003】
更に、上記のフィーダは、リール収容空間に収容するテープリールをフィーダ本体に対して幅方向に移動させる変位機構を備えている。この変位機構は、リール収容部のカバーをフィーダ本体に対して幅方向に移動させることにより、リール保持軸に支持されたテープリールをカバーと一体で幅方向に移動させる。この構造によれば、テープリールのリール幅が通常よりも幅広であったときにも、変位機構によってフィーダ本体に対するカバーの幅方向位置を変えることにより、テープリールをリール収容空間に収容することが可能である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第6437010号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、テープリールには、段ボールなどの変形し易い素材で形成されたものがある。このようなテープリールにおいては、フィーダのリール収容空間への着脱が繰り返され或いは液体などが付着すると、そのフランジ部(特に、その外縁部)に初期の所望状態からの変形(特に、軸方向外側に飛び出るような変形)が生じ易くなる。このテープリールがリール保持軸に支持されてリール収容空間に収容された状態で回転すると、そのテープリールの変形したフランジ部がフィーダのカバーに接触することがある。特に、リール幅が幅広であるテープリールがリール収容空間に収容されているときは、そのフランジ部がカバーに接触し易い。
【0006】
フィーダのカバーは、金属などで薄い板状に形成されており、テープリールの回転時にそのフランジ部の回転方向に対して交差する方向に延びるエッジ部位を有する。この構造では、テープリールのフランジ部がリール回転に伴うカバーとの接触時にそのカバーのエッジ部位に引っ掛かるおそれがある。かかる引っ掛かりは、テープリールの回転を阻害するので、キャリアテープの搬送不良の要因となりかねない。
【0007】
本明細書は、変形が生じたテープリールがカバーエッジに引っ掛かるのを抑制してそのテープリールのスムースな回転を確保することが可能なフィーダを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本明細書は、キャリアテープを搬送支持する搬送路を有するフィーダ本体と、前記フィーダ本体に設けられ、前記キャリアテープが巻回されたテープリールを回転可能に支持するリール保持軸と、前記リール保持軸に支持された前記テープリールのフランジ部に対向して前記フランジ部の一部を覆い前記フィーダ本体との間にリール収容空間を形成し、前記リール保持軸の軸方向視において前記フランジ部の少なくとも外縁に交差するエッジ部位に前記テープリールの回転中に前記フランジ部が前記リール収容空間の外側から内側へ進入するのを案内するガイド部が設けられたカバーと、を備える、フィーダを開示する。
【0009】
本開示によれば、変形が生じたテープリールがカバーエッジに引っ掛かるのを抑制してそのテープリールのスムースな回転を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
一実施形態に係るフィーダをセットする部品装着機のフィーダセット台の斜視図である。
キャリアテープが巻回されたテープリールの斜視図である。
実施形態のフィーダの側面図である。
実施形態のフィーダが備えるカバーの要部の斜視図である。
実施形態のフィーダが備えるカバーを図4に示す平面Sで切断した際の斜視断面図である。
実施形態のフィーダ(同図(B)に示す)による効果を対比形態のフィーダ(同図(A)に示す)と対比して説明するための図である。
一変形形態に係るフィーダが備えるカバーの構造を表した斜視図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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