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公開番号2024166793
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-29
出願番号2023083136
出願日2023-05-19
発明の名称履帯用ゴムパッド及びその取付方法
出願人三菱製鋼株式会社,株式会社昭和ゴム化学
代理人個人,個人,個人,個人
主分類B62D 55/28 20060101AFI20241122BHJP(鉄道以外の路面車両)
要約【課題】履帯用ゴムパッドのリサイクルを可能にする。
【解決手段】履帯用ゴムパッド10は、履帯を構成する履板100に取り付けるものであって、履板100に接する装着面11から装着面11に対向する踏面13に向けて第1高さH1までを構成する、第1ゴム材を含む第1材料層10aと、第1高さH1を越えて踏面13までを構成する、第2ゴム材を含む第2材料層10bとを有し、第1ゴム材は、第2ゴム材よりも高い硬度を有する。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
履帯を構成する履板に取り付ける履帯用ゴムパッドであって、
前記履板に接する装着面から前記装着面に対向する踏面に向けて所定の高さまでを構成する、第1ゴム材を含む第1材料層と、
前記所定の高さを越えて前記踏面までを構成する、第2ゴム材を含む第2材料層と
を含み、
前記第1ゴム材は、前記第2ゴム材よりも高い硬度を有する履帯用ゴムパッド。
続きを表示(約 700 文字)【請求項2】
前記第1ゴム材の硬度は95°より大きく、前記第2ゴム材の硬度は85°より小さい請求項1に記載の履帯用ゴムパッド。
【請求項3】
前記第1ゴム材の硬度は、前記第2ゴム材の硬度よりも10°を越えて高い請求項1に記載の履帯用ゴムパッド。
【請求項4】
前記第1ゴム材は、前記第2ゴム材よりも大きな強度を有する請求項1に記載の履帯用ゴムパッド。
【請求項5】
前記第1ゴム材は、繊維を含む複合材である請求項1に記載の履帯用ゴムパッド。
【請求項6】
前記第1材料層の高さは、前記第2材料層の高さの1/3よりも小さい請求項1に記載の履帯用ゴムパッド。
【請求項7】
前記装着面及び前記踏面の間を貫通するように形成された、前記履帯用ゴムパッドを前記履板に取り付けるボルトを挿通する通孔と、
前記踏面から所定の深さまで前記通孔の径を拡張してなり、前記通孔に挿通されたボルトの頭部を収容する凹部と
をさらに含む請求項1に記載の履帯用ゴムパッド。
【請求項8】
前記所定の高さは、少なくとも前記凹部の底までの高さを有する請求項7に記載の履帯用ゴムパッド。
【請求項9】
前記凹部に嵌め込まれて前記踏面から所定の深さまでを埋めるゴム栓をさらに含む請求項7に記載の履帯用ゴムパッド。
【請求項10】
前記凹部と前記履帯用ゴムパッドの側面とを結ぶ前記踏面から切り下げた切下面をさらに含む請求項7に記載の履帯用ゴムパッド。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
この発明は、金属製の履帯に取り付ける履帯用ゴムパッド及びその取付方法に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
従来、建設機械や土木機械の足回りとして用いられる金属製の履帯には、舗装路面を傷つけないように履帯用ゴムパッドが取り付けられることがあった。履帯用ゴムパッドは、舗装路面を走行する際に、車体重量による衝撃力をゴムの弾性変形により吸収するとともに、車体重量を極力均一に分散させて路面の損傷防止を図っている。
【0003】
履帯用ゴムパッドは、金属製の板状の芯金にゴム材が固着されて形成され、芯金の一側部の鉤部材で履板の一側部に係合し、他側部の鉤部材で履板の他側部に着脱可能に係合する構造のものが提供されている(例えば特許文献1を参照)。また、芯金から突出する取付ボルトを用いて履板に取り付ける履帯用ゴムパッドも提供されている(例えば特許文献2を参照)。このような履帯用ゴムパッドは、金属製の芯金にゴム材が固着されて形成されているため、使用後に芯金とゴム材とを分離して金属とゴム材とを別途リサイクルすることが難しく、産業廃棄物として処理していた。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
実開平6-10088号公報
実開平7-37873号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、近年、持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals;SDGs)の観点からも、持続可能な循環社会を構築するために、使用後の履帯用ゴムパッドを廃棄せずにリサイクルにより資源として循環することが求められている。
【0006】
この発明は、上述の実情に鑑みて提案されるものであって、リサイクル可能な履帯用ゴムパッド及びその取付方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上述の課題を解決するために、この出願に係る履帯用ゴムパッドは、履帯を構成する履板に取り付けるものであって、履板に接する装着面から装着面に対向する踏面に向けて所定の高さまでを構成する、第1ゴム材を含む第1材料層と、所定の高さを越えて踏面までを構成する、第2ゴム材を含む第2材料層とを含み、第1ゴム材は、第2ゴム材よりも高い硬度を有する。
【0008】
第1ゴム材の硬度は95°より大きく、第2ゴム材の硬度は85°より小さくてもよい。第1ゴム材の硬度は、第2ゴム材の硬度よりも10°を越えて高くてもよい。第1ゴム材は、第2ゴム材よりも大きな強度を有してもよい。第1ゴム材は、繊維を含む複合材であってもよい。第1材料層の高さは、第2材料層の高さの1/3よりも小さくてもよい。
【0009】
装着面及び踏面の間を貫通するように形成された、履帯用ゴムパッドを履板に取り付けるボルトを挿通する通孔と、踏面から所定の深さまで通孔の径を拡張してなり、通孔に挿通されたボルトの頭部を収容する凹部とをさらに含んでもよい。所定の高さは、少なくとも凹部の底までの高さを有してもよい。
【0010】
凹部に嵌め込まれて踏面から所定の深さまでを埋めるゴム栓をさらに含んでもよい。凹部と履帯用ゴムパッドの側面とを結ぶ踏面から切り下げた切下面をさらに含んでもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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