TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2025010816
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-23
出願番号2023113049
出願日2023-07-10
発明の名称車両の下部構造
出願人マツダ株式会社
代理人個人,個人
主分類B62D 25/20 20060101AFI20250116BHJP(鉄道以外の路面車両)
要約【課題】車載部材を保護しつつフレーム部材の変形を抑制できる車両の下部構造を提供する。
【解決手段】車載部材6に対し車幅方向の外側から対向するようにフレーム部材2の下方に配置された保護部材40と、フレーム部材2の下面に固定されて、保護部材40を支持する支持部材50,60とを設ける。支持部材50,60に、保護部材40の上端部43Aと上下方向に対向する対向部61Aを含み且つフレーム部材2の下面2Fに沿って延びる底壁部61と、当該底壁部61の車幅方向の内側縁を基端として下向きに延びる縦壁部6とを設け、縦壁部62に、車幅方向の内側に膨出するように湾曲する湾曲部62Cと、湾曲部62Cから先端側に延びるとともに湾曲部62Cよりも車幅方向の外側に位置する延長部62Dとを設ける。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
車両のフロアパネルの下方に配設された車載部材と、
前記車載部材の車幅方向の外側に配設されたフレーム部材と、
前記車載部材に対し車幅方向の外側から対向するように前記フレーム部材の下方に配置された保護部材と、
前記フレーム部材の下面に固定されて、前記保護部材を支持する支持部材とを備え、
前記支持部材は、前記保護部材の上端部と上下方向に対向する対向部を含み且つ前記フレーム部材の下面に沿って延びる底壁部と、当該底壁部の車幅方向の内側縁を基端として下向きに延びる縦壁部とを有し、
前記縦壁部は、車幅方向の内側に膨出するように湾曲する湾曲部と、前記湾曲部から先端側に延びるとともに前記湾曲部よりも車幅方向の外側に位置する延長部とを有する、ことを特徴とする車両の下部構造。
続きを表示(約 800 文字)【請求項2】
請求項1に記載の車両の下部構造において、
前記支持部材は、前記底壁部と前記縦壁部とを含む第1支持部材と、これと別体で形成されて前記フレーム部材の下面に固定される第2支持部材とを有し、
前記第2支持部材は、前記底壁部の下方または当該底壁部と前記フレーム部材との間において当該底壁部に沿って延び、且つ、前記対向部と上下方向に対向する第2対向部を含む第2底壁部を有する、ことを特徴とする車両の下部構造。
【請求項3】
請求項2に記載の車両の下部構造において、
前記第2支持部材は、前記第2底壁部の車幅方向の内側縁から下方に延びる第2縦壁部を有する、ことを特徴とする車両の下部構造。
【請求項4】
請求項3に記載の車両の下部構造において、
前記第2縦壁部の下端は、前記湾曲部よりも上方に位置している、ことを特徴とする車両の下部構造。
【請求項5】
請求項2に記載の車両の下部構造において、
前記第1支持部材と前記第2支持部材とは、共通の締結部材により前記フレーム部材に締結されているとともに、前記締結部材よりも車両前後方向の前方および後方の位置で互いに接合されている、ことを特徴とする車両の下部構造。
【請求項6】
請求項5に記載の車両の下部構造において、
前記第1支持部材と前記第2支持部材とは、前記締結部材によって前記対向部よりも車両前後方向の前側の位置で前記フレーム部材に締結されているとともに、前記対向部の車両前後方向の中央よりも後方の位置で互いに接合されている、ことを特徴とする車両の下部構造。
【請求項7】
請求項1~6のいずれか1項に記載の車両の下部構造において、
前記延長部は、前記湾曲部から下方に延びている、ことを特徴とする車両の下部構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車両の下部構造に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1に開示されるように、燃料タンク等の車載部材が下部に搭載される車両では、当該車載部材を保護するために、車載部材の車幅方向の側方に保護部材(特許文献1における保護バー)を設けることが検討されている。
【0003】
具体的に、特許文献1には、下向きにクランク状に屈曲成形された保護部材(特許文献1における保護バー)が、燃料タンクの車幅方向の側方に配設されて車両のフレーム部材(特許文献1におけるリアサイドフレーム)の下面に固定された構成が開示されている。また、特許文献1には、保護部材の中間部がフレーム部材の下方で且つ燃料タンクの底部とほぼ同じ高さ位置に配設された構成が開示されている。
【0004】
特許文献1の構成によれば、車両に車幅方向の側方から障害物が衝突したときに、保護部材によって障害物と燃料タンクとの接触を防止でき、燃料タンクを保護できる。また、路面の段差等を車両が通過する際に、保護部材の中間部と段差等との接触によって段差等と燃料タンクとを離間した状態に維持でき、燃料タンクと段差等との接触を防止できる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2006-123584号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
上記特許文献1の構成では、保護部材がフレーム部材の下面に直接固定されている。そのため、段差等が保護部材に衝突した際に、衝突荷重を受けてフレーム部材が変形しやすいという問題がある。
【0007】
本発明は、上記のような事情に鑑みてなされたものであり、車載部材を保護しつつフレーム部材の変形を抑制できる車両の下部構造を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するためのものとして、本発明は、車両のフロアパネルの下方に配設された車載部材と、前記車載部材の車幅方向の外側に配設されたフレーム部材と、前記車載部材に対し車幅方向の外側から対向するように前記フレーム部材の下方に配置された保護部材と、前記フレーム部材の下面に固定されて、前記保護部材を支持する支持部材とを備え、前記支持部材は、前記保護部材の上端部と上下方向に対向する対向部を含み且つ前記フレーム部材の下面に沿って延びる底壁部と、当該底壁部の車幅方向の内側縁を基端として下向きに延びる縦壁部とを有し、前記縦壁部は、車幅方向の内側に膨出するように湾曲する湾曲部と、前記湾曲部から先端側に延びるとともに前記湾曲部よりも車幅方向の外側に位置する延長部とを有する、ことを特徴とする車両の下部構造、ことを特徴とする。
【0009】
本発明によれば、車載部材の車幅方向の外側において車載部材と対向する位置に保護部材が配設されているとともに、保護部材がフレーム部材の下方に配設されていることで、車両に車幅方向の側方や下方から障害物が衝突したときに、保護部材によって障害物と車載部材との接触を防止して車載部材を保護できる。そして、本発明では、保護部材の上端部とフレーム部材との間に支持部材が配設されている。そのため、保護部材からフレーム部材に衝突荷重が直接加えられるのを回避でき、フレーム部材の変形を抑制できる。また、支持部材に、フレーム部材の下面に沿って延びる底壁部に加えて、当該底壁部の車幅方向の内側縁を基端として下向きに延びる縦壁部が設けられている。そのため、支持部材の剛性を高めることができ、支持部材によって保護部材を安定して支持できるとともに支持部材の変形ひいてはフレーム部材の変形をより確実に抑制できる。
【0010】
しかも、上記の縦壁部に、車幅方向の内側に膨出するように湾曲する湾曲部が設けられて、湾曲部から先端側に延びる延長部が当該湾曲部よりも車幅方向の外側に配置されている。そのため、車両の側突時等において車幅方向の外側からフレーム部材に荷重が加えられることに伴って縦壁部がその上方の位置を中心として車幅方向の内側に揺動したときに、縦壁部のうち上記の湾曲部を最初に車載部材に接触させることができる。従って、縦壁部のうち鋭利な先端が車載部材に接触するのを防止でき、車載部材の損傷を抑制できる。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許

マツダ株式会社
二次電池
3日前
マツダ株式会社
車室構造
6日前
マツダ株式会社
車室構造
6日前
マツダ株式会社
車室構造
6日前
マツダ株式会社
車室構造
6日前
マツダ株式会社
車両の下部構造
今日
マツダ株式会社
車載電池の冷却装置
6日前
マツダ株式会社
電池セル、及び、電池セルの製造方法
3日前
トヨタ自動車株式会社
通信装置及び通信装置の動作方法
3日前
ジーケーエヌ オートモーティブ リミテッド
デファレンシャル装置
6日前
個人
折り畳み自転車
1か月前
個人
重量物移動台車
9か月前
個人
自転車用傘捕捉具
2か月前
個人
自転車用荷台
6か月前
井関農機株式会社
作業機
10か月前
個人
車両用横転防止装置
10か月前
個人
体重掛けリフト台車
2か月前
三甲株式会社
保護具
10か月前
井関農機株式会社
作業車両
7か月前
個人
自転車用荷物台
2か月前
個人
クリアレインシェード
9か月前
日本精機株式会社
表示装置
11か月前
個人
アタッチメント
2か月前
株式会社ホシプラ
台車
9か月前
株式会社クラベ
面状ユニット
8か月前
株式会社CPM
駐輪機
3か月前
個人
ステアリングの操向部材
5か月前
個人
ステアリングの操向部材
3日前
個人
スライドレインプルーフ
8か月前
株式会社北誠商事
被覆構造体
11か月前
三甲株式会社
台車
5か月前
三甲株式会社
台車
5か月前
株式会社三五
リアサブフレーム
1か月前
三甲株式会社
台車
10か月前
帝人株式会社
車両構造体
8か月前
祖峰企画株式会社
平台車
6か月前
続きを見る