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公開番号2025064680
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-17
出願番号2023174609
出願日2023-10-06
発明の名称車両の衝撃吸収構造
出願人マツダ株式会社
代理人弁理士法人前田特許事務所
主分類B62D 21/15 20060101AFI20250410BHJP(鉄道以外の路面車両)
要約【課題】スモールオーバーラップ衝突時の衝突性能を、車両重量を増大させずに向上させる。
【解決手段】車両の衝撃吸収構造1は、サイドフレーム20と、バンパビーム25と、車両の前方からバンパビームに入力された衝撃荷重に対し圧縮変形する衝撃吸収部材3と、を備え、衝撃吸収部材は、第1部分31と、サイドフレームの前端から車両の前方へ向かって車幅方向の外側へ傾いて延びると共に、バンパビームのビーム端部251に接合される第2部分と、を有し、第2部分の曲げ剛性であって車幅方向の荷重に対する曲げ剛性は、第1部分の曲げ剛性であって車幅方向の荷重に対する曲げ剛性よりも高い。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
車両の前部において車両前後方向に延びるサイドフレームと、
前記サイドフレームの前側において車幅方向に延びるバンパビームであって、前記サイドフレームよりも前記車幅方向の外側に位置するビーム端部を有するバンパビームと、
前記サイドフレームの前端と前記バンパビームとを前記車両前後方向に連結する衝撃吸収部材であって、前記車両の前方から前記バンパビームに入力された衝撃荷重に対し圧縮変形する衝撃吸収部材と、を備え、
前記衝撃吸収部材は、
前記サイドフレームの前記前端から前記車両の前方へ、前記車両前後方向に延びると共に、前記バンパビームに接合される第1部分と、
前記サイドフレームの前記前端から前記車両の前方へ向かって前記車幅方向の外側へ傾いて延びると共に、前記バンパビームの前記ビーム端部に接合される第2部分と、を有し、
前記第2部分の曲げ剛性であって前記車幅方向の荷重に対する曲げ剛性は、前記第1部分の曲げ剛性であって前記車幅方向の荷重に対する曲げ剛性よりも高い、
車両の衝撃吸収構造。
続きを表示(約 830 文字)【請求項2】
請求項1に記載の車両の衝撃吸収構造において、
前記第2部分の断面積は、前記第1部分の断面積よりも大きい、
車両の衝撃吸収構造。
【請求項3】
請求項1に記載の車両の衝撃吸収構造において、
前記第2部分の車幅方向の幅は、前記第1部分の車幅方向の幅よりも大きい、
車両の衝撃吸収構造。
【請求項4】
請求項1~3のいずれか1項に記載の車両の衝撃吸収構造において、
前記第1部分は、上下に並んだ第1閉断面と第2閉断面とを有する閉断面構造である、
車両の衝撃吸収構造。
【請求項5】
請求項4に記載の車両の衝撃吸収構造において、
前記第2部分は、上板部と下板部とを上下に重ねて接合した閉断面構造であり、
前記上板部及び前記下板部の少なくとも一方は、接合フランジを有している、
車両の衝撃吸収構造。
【請求項6】
請求項1に記載の車両の衝撃吸収構造において、
前記第1部分及び前記第2部分はそれぞれ、角部を含む閉断面構造であり、
前記第2部分の前記角部の稜線は、前記バンパビームから前記サイドフレームの前記前端まで連続し、
前記第1部分の前記後端の一部は、前記第2部分の側部に当接している、
車両の衝撃吸収構造。
【請求項7】
請求項1に記載の車両の衝撃吸収構造において、
前記衝撃吸収部材は、前記第1部分と前記第2部分とにまたがり、かつ前記第1部分及び前記第2部分それぞれの一部を形成する共通部材を有している、
車両の衝撃吸収構造。
【請求項8】
請求項1に記載の車両の衝撃吸収構造において、
前記第2部分の後端の少なくとも一部は、前記第1部分の後端に対して前記車幅方向の外側に位置している、
車両の衝撃吸収構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
ここに開示する技術は、車両の衝撃吸収構造に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、従来の車体前部構造が記載されている。従来の車体前部構造は、スモールオーバーラップ衝突時に、衝撃荷重を車体骨格部材に伝達させる。尚、スモールオーバーラップ衝突は、車体と衝突物とが車幅方向にずれて衝突するオフセット衝突のうち、衝突範囲が、車幅方向の側端部の狭い範囲である衝突を言う。
【0003】
具体的に、従来の車体前部構造は、エクステンションサイドメンバ14と、エクステンションクロスメンバ16とを備える。エクステンションサイドメンバ14は、サイドメンバ12の前端面とクロスメンバ15との間に位置し、衝突時に座屈変形して衝撃荷重を吸収する。エクステンションクロスメンバ16は、クロスメンバ15の後面におけるエクステンションサイドメンバ14よりも車幅方向外側において、クロスメンバ15の後面から車体後方側に向けて突出する。
【0004】
スモールオーバーラップ衝突時に、クロスメンバ15の車幅方向側端部が、クロスメンバ15とエクステンションサイドメンバ14との交点15bを回転中心として、車幅方向内側に向けて変形する。クロスメンバ15の変形に伴い、エクステンションクロスメンバ16が、交点15bを回転中心として、車幅方向内側に向けて回転する。エクステンションクロスメンバ16は、エクステンションサイドメンバ14の側面に接触する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2018-118565号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
従来の車体前部構造におけるエクステンションクロスメンバ16は、スモールオーバーラップ衝突時に衝撃荷重をサイドメンバ12へ伝達する機能のみを有している。エクステンションクロスメンバ16自体は、衝突時に変形しないような高い剛性を有しており、その重量は比較的重い。
【0007】
エクステンションクロスメンバ16は、スモールオーバーラップ衝突ではないオフセット衝突時にサイドメンバ12に接触しないよう、配置されている。高い剛性を有しているエクステンションクロスメンバ16とサイドメンバ12との接触が、エクステンションサイドメンバ14の座屈変形を妨げるおそれがあるためである。エクステンションクロスメンバ16は、オフセット衝突時及びフルラップ衝突時には、何の機能も果たさない。
【0008】
エクステンションクロスメンバ16は、その機能の乏しさに対して、車両重量を大幅に増やしてしまうという不都合がある。
【0009】
また、エクステンションサイドメンバ14は、補強板17を有している。スモールオーバーラップ衝突時に、エクステンションクロスメンバ16がエクステンションサイドメンバ14の側面に当たるためである。補強板17は、エクステンションサイドメンバ14の車幅方向の潰れ変形を抑制する。エクステンションクロスメンバ16は、エクステンションサイドメンバ14の重量の増大を招いている。
【0010】
ここに開示する技術は、スモールオーバーラップ衝突時の衝突性能を、車両重量を増大させずに向上させる。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)

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