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公開番号
2024166661
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-11-29
出願番号
2023082893
出願日
2023-05-19
発明の名称
回転電機の冷却構造
出願人
スズキ株式会社
代理人
弁理士法人日誠国際特許事務所
主分類
F16H
57/04 20100101AFI20241122BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約
【課題】キャッチタンクに供給されるオイル量に対してキャッチタンクからの排出量が上回る場合に、キャッチタンクに貯留されるオイルが偏ることを防止でき、回転電機の広い範囲にオイル供給できる回転電機の冷却構造を提供すること。
【解決手段】駆動モータ3の冷却構造において、駆動モータ3の上方に配置されたキャッチタンク8を有し、キャッチタンク8は、駆動モータ3の外周に沿って湾曲する下壁10Bを備えている。下壁10Bは、駆動モータ3の軸線方向に沿って延び、下壁10Bから上方に突出する複数のリブ11を有し、隣り合うリブ11の間の下壁10Bにはキャッチタンク8に貯留されるオイルを駆動モータ3に滴下するオイル排出孔が形成されている。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
回転電機の上方に配置され、オイル通路から供給されるオイルを一時的に貯留するキャッチタンクを備えた回転電機の冷却構造であって、
前記キャッチタンクは、前記回転電機の外周に沿って湾曲する下壁を備えており、
前記下壁は、前記回転電機の軸線方向に沿って延び、前記下壁から上方に突出する複数のリブを有し、
隣り合う前記リブの間の前記下壁に、前記キャッチタンクに貯留されるオイルを前記回転電機に滴下するオイル排出孔が形成されていることを特徴とする回転電機の冷却構造。
続きを表示(約 400 文字)
【請求項2】
前記下壁は、前記回転電機の軸線方向の一方側の前記キャッチタンクの一方側側壁側から前記回転電機の軸線方向の他方側の前記キャッチタンクの他方側側壁に向かうに従って高く傾斜しており、
前記オイル通路は、前記キャッチタンクに収容され、前記他方側側壁に向かって開口するオイル吐出口を有する配管部を備えており、
前記配管部は、前記一方側側壁から前記他方側側壁に向かって前記回転電機の軸線方向の略中央部まで延びており、前記下壁の最も低い部位よりも高い位置に設けられた前記下壁の部位の上方に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の回転電機の冷却構造。
【請求項3】
隣接する前記リブにおいて、前記下壁の高さ方向で上側に位置するリブの上端位置に対して下側に位置するリブの上端位置が低いことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の回転電機の冷却構造。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、回転電機の冷却構造に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
電動機や発電機等の回転電機を備え、車両等に搭載される動力伝達装置にあっては、回転電機の発熱による効率低下を抑制するために、回転電機を冷却する必要がある。従来、回転電機を冷却するものとして、特許文献1に記載される車両の電動機冷却装置が知られている。
【0003】
特許文献1に記載される車両の電動機冷却装置は、第2電動機のコイルエンドの鉛直上方にキャッチタンクが設けられており、キャッチタンクは、コイルエンドの外周に沿って湾曲している。
【0004】
キャッチタンクにはコイルエンドにオイルを滴下させるための油孔が形成されており、第2ノズルから噴射されてキャッチタンクに一時的に貯留されるオイルは、油孔からコイルエンドに滴下されることにより、電動機が冷却される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2011-117553号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、従来の車両の電動機冷却装置にあっては、キャッチタンクに供給されるオイル量に対してキャッチタンクからの排出量が上回る低車速域等において、キャッチタンクに貯留されるオイルの油面がキャッチタンクの下壁の低い部分に極端に偏り、油孔からモータの一部に偏って滴下されるおそれがある。これにより、モータの広い範囲にオイルが行き渡らないおそれがある。
【0007】
本発明は、上記のような問題点に着目してなされたものであり、キャッチタンクに供給されるオイル量に対してキャッチタンクからの排出量が上回る場合に、キャッチタンクに貯留されるオイルが偏ることを防止でき、回転電機の広い範囲にオイル供給できる回転電機の冷却構造を提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、回転電機の上方に配置され、オイル通路から供給されるオイルを一時的に貯留するキャッチタンクを備えた回転電機の冷却構造であって、前記キャッチタンクは、前記回転電機の外周に沿って湾曲する下壁を備えており、前記下壁は、前記回転電機の軸線方向に沿って延び、前記下壁から上方に突出する複数のリブを有し、隣り合う前記リブの間の前記下壁に、前記キャッチタンクに貯留されるオイルを前記回転電機に滴下するオイル排出孔が形成されていることを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
このように上記の本発明によれば、キャッチタンクに供給されるオイル量に対してキャッチタンクからの排出量が上回る場合に、キャッチタンクに貯留されるオイルが偏ることを防止でき、回転電機の広い範囲にオイル供給できる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1は、本発明の一実施例に係る回転電機の冷却構造を備えた動力伝達装置の右側面断面図であり、回転電機を縦断面で切断した図である。
図2は、本発明の一実施例に係る回転電機の冷却構造を備えた動力伝達装置の左側面断面図であり、オイル通路を縦断面で切断した図である。
図3は、本発明の一実施例に係るキャッチタンクの左斜め後方から見た斜視図である。
図4は、本発明の一実施例に係るキャッチタンクの断面図であり、パイプを縦断面で切断したキャッチタンクの断面図である。
図5は、本発明の一実施例に係るキャッチタンクのタンク本体を左斜め下方から見た図である。
図6は、本発明の一実施例に係るキャッチタンクのタンク本体を左斜め上方から見た図である。
図7は、本発明の一実施例に係るキャッチタンクの一部を上方から見た図であり、リブの間を流れるオイルを示す。
図8は、本発明の一実施例に係るキャッチタンクの下壁とリブの高さの関係を示す模式図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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