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公開番号2024166642
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-29
出願番号2023082858
出願日2023-05-19
発明の名称給湯装置
出願人株式会社ノーリツ
代理人弁理士法人深見特許事務所
主分類H04W 12/06 20210101AFI20241122BHJP(電気通信技術)
要約【課題】パスコード入力を伴わないペアリングによる給湯装置との近距離無線通信におけるセキュリティ性および利便性の両立を図る。
【解決手段】給湯装置100は、携帯通信端末30等の外部機器との間で、通信接続の確立に応じて自動的に接続先の外部機器を認証する態様で、近距離無線通信を実行する。給湯装置100からの近距離無線通信の送信出力は、外部機器との通信接続の確立前第1出力に設定され、外部機器との通信接続が確立されると第1出力から第2出力に上昇される。さらに、給湯装置100からの近距離無線通信の送信出力は、一旦通信接続された外部機器との通信接続が切断されると、基準時間が経過するまでの間は第2出力に維持されて当該外部機器との再接続を待機する一方で、基準時間が経過しても再接続されない場合には第2出力から第1出力に低下される。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
外部機器との間の近距離無線通信のための通信部と、
前記通信部による前記近距離無線通信の送信出力を制御する制御部とを備え、
前記通信部は、前記近距離無線通信の通信接続の確立に応じて自動的に接続先の前記外部機器を認証するように構成され、
前記制御部は、前記外部機器との通信接続の確立前は前記送信出力を第1出力とする一方で、前記外部機器との通信接続が確立されると前記送信出力を前記第1出力から第2出力に上昇し、さらに、
一旦通信接続された前記外部機器との通信接続が切断されると、基準時間が経過するまでの間は前記送信出力を前記第2出力に維持して当該外部機器との再接続を待機する一方で、前記基準時間が経過しても前記再接続されない場合には、前記送信出力を前記第2出力から前記第1出力に低下する、給湯装置。
続きを表示(約 440 文字)【請求項2】
前記制御部は、前記通信部の初期化処理において、前記送信出力を前記第1出力に設定する、請求項1記載の給湯装置。
【請求項3】
前記通信部は、前記近距離無線通信における受信電波強度を検出する検出部を含み、
前記制御部は、一旦通信接続された前記外部機器との通信接続が切断される直前での前記受信電波強度に応じて、前記受信電波強度が高いと前記基準時間が短くなるように、前記基準時間を可変に設定する、請求項1記載の給湯装置。
【請求項4】
前記外部機器は、携帯通信端末であり、
前記携帯通信端末は、所定のアプリケーションソフトが起動されると、前記通信部からの前記近距離無線通信の送信信号の受信に応じて、前記給湯装置に対する通信接続要求を出力するように構成され、
前記通信部は、前記通信接続要求の受信に応じて、当該通信接続要求を出力した前記携帯通信端末との前記通信接続を確立する、請求項1~3のいずれか1項に記載の給湯装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は給湯装置に関し、より特定的には、近距離無線通信機能を有する給湯装置に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
加熱調理器等の厨房機器と、携帯端末と、給湯リモコンと、サーバとを備えた通信システムにおいて、加熱調理器と、携帯端末および給湯リモコンとの間でBluetooth(登録商標)方式による通信(BT通信)を行うとともに、給湯リモコンがWiFi(登録商標)方式による通信(Wi-Fi通信)を実行してインターネット経由でサーバに通信接続する構成が、特開2020-112319号公報(特許文献1)に記載されている。
【0003】
特許文献1には、上記通信システムにおいて、給湯リモコンおよび加熱調理器の間でBT通信が確立されている場合に、サーバに格納されたレシピデータが、中継装置として動作する給湯リモコンを経由して、加熱調理器に送信されることが記載される。又、給湯リモコンの代わりに、加熱調理器の近傍に配置される機器、例えばレンジフードを、中継装置として使用してもよいことが記載されている。
【0004】
また、特開2013-157896号公報(特許文献2)には、予めペアリングされた複数の電子機器との近距離無線通信において、ペアリング時の電波強度に基づいて再接続の順序を制御することが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2020-112319号公報
特開2013-157896号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
近距離無線通信は、ペアリングされた機器間で実行されることが一般的である。しかしながら、給湯装置本体については、給湯装置のリモコンとは異なり、文字等の情報を表示するためのユーザインターフェイスが乏しいことが一般的である。このため、給湯装置本体と外部機器との間で近距離無線通信する際には、ワンタイムパスコードを用いたペアリングを行うことが困難である。
【0007】
一方で、パスコードを用いないペアリングによって、給湯装置本体と外部機器とを通信接続する態様では、電波が届く範囲内の電子機器が給湯装置と通信接続可能となるため、セキュリティ性が懸念される。
【0008】
しかしながら、セキュリティ性を考慮して給湯装置から電波が届く範囲を狭くすると、給湯装置本体との通信接続を伴った配設作業等の際に、外部機器の移動等に伴い一旦確立された通信接続が頻繁に切断されることによる利便性の低下が懸念される。一方で、通信接続の確立前後の間で、電波が届く範囲を単純に切り替える制御としても、通信接続が切断された後に再接続する際に、利便性が低下することが懸念される。
【0009】
本発明は、このような課題を解決するためになされたものであって、本発明の目的は、パスコード入力を伴わないペアリングによる給湯装置との近距離無線通信におけるセキュリティ性および利便性の両立を図ることである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明のある局面では、給湯装置は、外部機器との間の近距離無線通信のための通信部と、通信部による前記近距離無線通信の送信出力を制御する制御部とを備える。通信部は、前記近距離無線通信の通信接続の確立に応じて自動的に接続先の前記外部機器を認証するように構成される。制御部は、前記外部機器との通信接続の確立前は前記送信出力を第1出力とする一方で、前記外部機器との通信接続が確立されると前記送信出力を前記第1出力から第2出力に上昇する。さらに、制御部は、一旦通信接続された前記外部機器との通信接続が切断されると、基準時間が経過するまでの間は前記送信出力を前記第2出力に維持して当該外部機器との再接続を待機する一方で、前記基準時間が経過しても前記再接続されない場合には、前記送信出力を前記第2出力から前記第1出力に低下する。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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