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公開番号2024166368
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-28
出願番号2024161201,2021011275
出願日2024-09-18,2021-01-27
発明の名称スクリーン印刷装置
出願人パナソニックIPマネジメント株式会社
代理人弁理士法人栄光事務所
主分類B41F 15/12 20060101AFI20241121BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】基板の反りをより効果的に矯正でき、基板とマスクとの密着性を向上させて高品質な印刷を実現できる。
【解決手段】スクリーン印刷装置は、所定位置に基板を搬送する一対の基板搬送コンベアと、所定位置の基板を下方から支持する下受け部材と、基板の対向する側辺を保持する一対の基板クランプ部材と、一対の基板搬送コンベアの間に配置され、負圧源の駆動により側辺と交差する方向に沿う所定の吸着領域でマスクを吸着するマスク吸着部と、パターン孔が形成されたマスクに基板を接触させて、パターン孔を介してペーストを基板に印刷する印刷部と、を備える。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
所定位置に基板を搬送する一対の基板搬送コンベアと、
前記所定位置の基板を下方から支持する下受け部材と、
前記基板の対向する側辺を保持する一対の基板クランプ部材と、
少なくとも1つのマスク吸着ユニットにより構成され、前記一対の基板搬送コンベアの間に配置され、負圧源の駆動により前記側辺と交差する方向に沿う所定の吸着領域でマスクを吸着するマスク吸着部と、
パターン孔が形成された前記マスクに前記基板を接触させて、前記パターン孔を介してペーストを前記基板に印刷する印刷部と、
前記マスク吸着ユニットを昇降可能に移動させる昇降部と、をさらに備え、
前記マスク吸着部は、前記マスクと接触する接触面に少なくとも1つの第1の吸引孔を有し、
前記昇降部は、前記下受け部材の設置面と同じ面上に配置される、
スクリーン印刷装置。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
所定位置に基板を搬送する一対の基板搬送コンベアと、
前記所定位置の基板を下方から支持する下受け部材と、
前記基板の対向する側辺を保持する一対の基板クランプ部材と、
少なくとも1つのマスク吸着ユニットにより構成され、前記一対の基板搬送コンベアの間に配置され、負圧源の駆動により前記側辺と交差する方向に沿う所定の吸着領域でマスクを吸着するマスク吸着部と、
パターン孔が形成された前記マスクに前記基板を接触させて、前記パターン孔を介してペーストを前記基板に印刷する印刷部と、
前記マスク吸着ユニットを昇降可能に移動させる昇降部と、をさらに備え、
前記マスク吸着部は、前記マスクに接触し、前記マスクを吸着可能な少なくとも1つの第1の吸引孔の個数または配置に基づく前記吸着領域を有し、
前記マスク吸着部は、前記マスクと接触する接触面に少なくとも1つの前記第1の吸引孔を有し、
前記昇降部は、前記下受け部材の設置面と同じ面上に配置される、
スクリーン印刷装置。
【請求項3】
複数の前記マスク吸着ユニットのそれぞれは、互いに結合されて1つの前記マスク吸着部を構成し、少なくとも1つの前記マスク吸着ユニットが前記負圧源と接続されて前記マスクを吸着する、
請求項1または2に記載のスクリーン印刷装置。
【請求項4】
前記マスク吸着ユニットは、前記マスク吸着ユニットの内部に前記接触面に沿う空間を有し、前記空間によって前記第1の吸引孔と前記負圧源とを接続する吸引路を形成する、
請求項3に記載のスクリーン印刷装置。
【請求項5】
前記マスク吸着部は、2つ以上の前記マスク吸着ユニットにより構成される場合、前記2つ以上の前記マスク吸着ユニットのそれぞれが個別に前記負圧源と接続されて前記マスクを吸着する、
請求項1または2に記載のスクリーン印刷装置。
【請求項6】
前記昇降部は、前記設置面と接触する面に磁性体を有する、
請求項5に記載のスクリーン印刷装置。
【請求項7】
前記一対の基板クランプ部材のそれぞれに設けられ、前記側辺の方向に沿って前記マスクを吸着する複数の第2の吸引孔と、をさらに備え、
前記第1の吸引孔と前記第2の吸引孔とは前記負圧源に接続されて前記マスクを吸着する、
請求項2に記載のスクリーン印刷装置。
【請求項8】
前記第1の吸引孔は、前記マスクの前記パターン孔の位置に対応する位置に配置される、
請求項2に記載のスクリーン印刷装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、スクリーン印刷装置に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
電子部品を基板に実装する部品実装ラインのスクリーン印刷装置は、基板に部品を結合するためのはんだを供給するためのスクリーン印刷を行う。スクリーン印刷装置は、保持部材によって基板の両側を保持した状態で基板を上昇させて、マスク下面に基板上面を接触させる。スクリーン印刷装置は、保持部材に形成された吸引孔によってマスクを吸引し、マスクと基板とを密着させることでマスクと基板との間の密着性を十分確保した上で、スキージをマスク上で摺動させることによりマスク開口部を介してはんだ供給対象である基板上のランドにはんだを転写する。
【0003】
このようなスクリーン印刷方法において、スクリーン印刷装置は、基板の反り部分がマスク吸引の吸引位置に近い場合には、基板クランプ部材を用いてマスクを吸引することで基板の反りを矯正する。しかし、基板の反り部分がマスク吸着の吸引位置から遠い場合には、スクリーン印刷装置は、基板クランプ部材を用いたマスクの吸引によって基板の反りを矯正することが困難であり、この基板の反りによってマスクと基板との間の密着性を十分に得られない。このため、スクリーン印刷装置は、マスクと基板との間のギャップにはんだが侵入した状態で基板上のランドにはんだが転写されることで印刷不良が生じることがあった。
【0004】
このような印刷不良を防ぐため、特許文献1は、基板保持部材で保持されていない基板の一対の側辺の外側にマスク支持面を配置し、基板の下面を支持する基板支持面とマスク支持面とが一体化した凹状の基板支持台により、基板保持部材と凹状部材の一部であるマスク支持面とでマスクを吸着し、マスクと基板との間の密着性を高める技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2016-179669号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、特許文献1に記載のスクリーン印刷装置は、マスク支持面と基板支持面とが一体化した凹状の基板支持台が使用されるため、基板の寸法に対応して異なる大きさの基板支持台を複数作成する必要があり、コストが増大するという問題がある。
【0007】
本開示は、上述した従来の事情に鑑みて案出され、基板の反りをより効果的に矯正でき、基板とマスクとの密着性を向上させて高品質な印刷を実現できるスクリーン印刷装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本開示は、所定位置に基板を搬送する一対の基板搬送コンベアと、前記所定位置の基板を下方から支持する下受け部材と、前記基板の対向する側辺を保持する一対の基板クランプ部材と、少なくとも1つのマスク吸着ユニットにより構成され、前記一対の基板搬送コンベアの間に配置され、負圧源の駆動により前記側辺と交差する方向に沿う所定の吸着領域でマスクを吸着するマスク吸着部と、パターン孔が形成された前記マスクに前記基板を接触させて、前記パターン孔を介してペーストを前記基板に印刷する印刷部と、前記マスク吸着ユニットを昇降可能に移動させる昇降部と、をさらに備え、前記マスク吸着部は、前記マスクと接触する接触面に少なくとも1つの第1の吸引孔を有し、前記昇降部は、前記下受け部材の設置面と同じ面上に配置される、スクリーン印刷装置を提供する。
【0009】
また、本開示は、所定位置に基板を搬送する一対の基板搬送コンベアと、前記所定位置の基板を下方から支持する下受け部材と、前記基板の対向する側辺を保持する一対の基板クランプ部材と、少なくとも1つのマスク吸着ユニットにより構成され、前記一対の基板搬送コンベアの間に配置され、負圧源の駆動により前記側辺と交差する方向に沿う所定の吸着領域でマスクを吸着するマスク吸着部と、パターン孔が形成された前記マスクに前記基板を接触させて、前記パターン孔を介してペーストを前記基板に印刷する印刷部と、前記マスク吸着ユニットを昇降可能に移動させる昇降部と、をさらに備え、前記マスク吸着部は、前記マスクに接触し、前記マスクを吸着可能な少なくとも1つの第1の吸引孔の個数または配置に基づく前記吸着領域を有し、前記マスク吸着部は、前記マスクと接触する接触面に少なくとも1つの前記第1の吸引孔を有し、前記昇降部は、前記下受け部材の設置面と同じ面上に配置される、スクリーン印刷装置を提供する。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、基板の反りをより効果的に矯正でき、基板とマスクとの密着性を向上させて高品質な印刷を実現できる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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