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公開番号
2024166292
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-11-28
出願番号
2024154757,2020542161
出願日
2024-09-09,2019-02-12
発明の名称
マクロファージ分極のための方法及び組成物
出願人
ロンザ セールス アーゲー
,
LONZA SALES AG
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
C12N
15/113 20100101AFI20241121BHJP(生化学;ビール;酒精;ぶどう酒;酢;微生物学;酵素学;突然変異または遺伝子工学)
要約
【課題】マクロファージ分極のための方法及び組成物の提供。
【解決手段】遺伝子を標的とする核酸を含む細胞外小胞を含み、腫瘍関連マクロファージのマクロファージ分極をもたらす組成物及び方法が、本明細書に開示される。特定の実施形態では、がんの治療のためにマクロファージ分極を増加させるための方法及び組成物が、本明細書に開示される。本開示の態様は、マクロファージとの接触の際に、マクロファージをM2表現型からM1表現型に選択的に再分極させる1つ以上の免疫調節成分(複数可)を含む細胞外小胞を包含する。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
明細書に記載の発明。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、遺伝子を標的とする核酸を保持する細胞外小胞を含み、腫瘍関連マクロファージのマクロファージ分極をもたらす組成物及び方法に関する。
続きを表示(約 2,600 文字)
【背景技術】
【0002】
免疫療法は、免疫応答を誘発、増強、または抑制することによる疾患の治療である。がん免疫療法は、通常、化学療法及び放射線療法のような従来のがん療法よりも少ない副作用を有する。1つのアプローチでは、がん免疫療法は、患者自身のマクロファージを刺激してがん細胞を攻撃するために使用されている。マクロファージは異なる表現型を示し、例えば、マクロファージはがん促進性であり得るか、またはマクロファージは抗がん活性を持つことができる。M2表現型、または「代替的に活性化されたマクロファージ」は、典型的には、免疫系の抑制ならびに細胞外のマトリックス及び組織リモデリング活動の産生のような、がん促進活性を呈する。M1表現型、または「古典的に活性化されたマクロファージ」は、典型的には、腫瘍細胞が認識及び攻撃され得るように、腫瘍細胞の食作用及び獲得免疫の刺激のような抗がん活性を呈する。マクロファージ分極(すなわち、M1表現型への変換)を促進する免疫調節方法及び組成物の改善が必要である。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0003】
本開示の態様は、マクロファージとの接触の際に、マクロファージをM2表現型からM1表現型に選択的に再分極させる1つ以上の免疫調節成分(複数可)を含む細胞外小胞を包含する。いくつかの態様では、本開示は、マクロファージとの接触の際に、マクロファージをM2表現型からM1表現型に選択的に再分極させる1つ以上の免疫調節成分を含むエキソソームである細胞外小胞を包含する。
【0004】
いくつかの態様では、細胞外小胞、例えば、エキソソームは、マクロファージとの接触の際に、マクロファージをM2表現型からM1表現型に選択的に再分極させる1つ以上の免疫調節成分(複数可)を含み、免疫調節成分(複数可)は、核酸、例えば、阻害性RNA、例えば、アンチセンスRNA、siRNA、shRNA、miRNA、lncRNA、pri-miRNAもしくはpre-miRNA、または、例えば、アンチセンスオリゴヌクレオチド(ASO)であるか、または、例えば、免疫調節成分は、配列番号1~6から選択される配列に少なくとも95%同一の配列を含むアンチセンスオリゴヌクレオチドである。
【0005】
いくつかの態様では、細胞外小胞、例えば、エキソソームは、マクロファージとの接触の際に、マクロファージをM2表現型からM1表現型に選択的に再分極させる1つ以上の免疫調節成分(複数可)を含み、免疫調節(成分)、例えば、核酸、例えば、阻害性RNA、例えば、アンチセンスRNA、siRNA、shRNA、miRNA、lncRNA、pri-miRNAもしくはpre-miRNA、または、例えば、アンチセンスオリゴヌクレオチド(ASO)、または、例えば、免疫調節成分は、配列番号1~6から選択される配列に少なくとも95%同一の配列を含むアンチセンスオリゴヌクレオチドであり、例えば、少なくとも1つの遺伝子が、KRAS、HRAS、NRAS、HIF1-アルファ、HIF1-ベータ、Sp1、P300、LKB1、AMPK、STAT3、STAT6、n-MYC、c-MYC、HCAR1、A2AB、IDO、TDO、アルギナーゼ、グルタミナーゼ、CEBP/β、Pi3Kγ、及びPKM2、例えば、STAT3、STAT6、CEBP/β、Pi3Kγ、KRAS、及びHIF1-アルファ、例えば、STAT3、例えば、KRASからなる群から選択される、少なくとも1つのマクロファージ標的遺伝子を阻害する。
【0006】
いくつかの態様では、細胞外小胞、例えば、エキソソームは、マクロファージと接触の際に、マクロファージをM2表現型からM1表現型に選択的に再分極させる1つ以上の免疫調節成分(複数可)を含み、免疫調節成分はSTAT3を標的とするアンチセンスオリゴヌクレオチドである。
【0007】
いくつかの態様では、細胞外小胞、例えば、エキソソームは、マクロファージと接触の際に、マクロファージをM2表現型からM1表現型に選択的に再分極させる1つ以上の免疫調節成分(複数可)を含み、免疫調節成分はKRASを標的とするアンチセンスオリゴヌクレオチドである。
【0008】
いくつかの態様では、細胞外小胞、例えば、エキソソームは、マクロファージと接触の際に、マクロファージをM2表現型からM1表現型に選択的に再分極させる1つ以上の免疫調節成分(複数可)を含み、免疫調節成分は、KRAS、例えば、野生型ヒトKRAS、または野生型ヒトKRAS及びマウスKRAS
G12D
も標的とする阻害性RNA、例えば、アンチセンスRNA、siRNA、shRNA、miRNA、lncRNA、pri-miRNAまたはpre-miRNAである。
【0009】
上記の態様のいずれかでは、細胞外小胞、例えば、エキソソームは、マクロファージとの接触の際に、マクロファージをM2表現型からM1表現型に選択的に再分極させる1つ以上の免疫調節成分(複数可)、例えば、核酸、阻害性RNA、アンチセンスRNA、siRNA、shRNA、miRNA、lncRNA、pri-miRNAまたはpre-miRNA、またはASOを含み、マクロファージは腫瘍(例えば、膵腫瘍)常在マクロファージである。
【0010】
上記の態様のいずれかでは、細胞外小胞、例えば、エキソソームは、マクロファージとの接触の際に、マクロファージをM2表現型からM1表現型に選択的に再分極させる1つ以上の免疫調節成分(複数可)、例えば、核酸、阻害性RNA、アンチセンスRNA、siRNA、shRNA、miRNA、lncRNA、pri-miRNAまたはpre-miRNA、またはASOを含み、追加的な免疫調節成分、例えば、小分子薬剤、抗体もしくはその活性断片、例えば、CTLA-4、PD-1、もしくはPD-L1に結合する免疫チェックポイント阻害剤、またはCSF1-Rに結合する阻害剤、または治療用タンパク質もしくはその活性断片を更に含む。
(【0011】以降は省略されています)
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