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公開番号
2024166249
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-11-28
出願番号
2024153148,2023074871
出願日
2024-09-05,2016-05-20
発明の名称
映像送信方法、映像受信方法、映像送信装置及び映像受信装置
出願人
パナソニックIPマネジメント株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
H04N
21/2343 20110101AFI20241121BHJP(電気通信技術)
要約
【課題】映像受信装置における輝度ダイナミックレンジの切り替え処理を容易化する。
【解決手段】映像送信方法は、第1輝度ダイナミックレンジの第1映像データと、第1輝度ダイナミックレンジより広い第2ダイナミックレンジの第2映像データとを含む送信信号212Bを生成する生成ステップ(S204、S201、S202)と、送信信号212Bを送信する送信ステップ(S203)とを含み、生成ステップ(S204)では、第1映像データから第2映像データへの切り替えにおける第2映像データの表示開始前の遷移期間において、輝度値に対応する信号のレベルを、下限値である0に制限する。
【選択図】図20
特許請求の範囲
【請求項1】
第1輝度ダイナミックレンジの第1映像データと、前記第1輝度ダイナミックレンジより広い第2ダイナミックレンジの第2映像データとを含む送信信号を生成する生成ステップと、
前記送信信号を送信する送信ステップとを含み、
前記生成ステップでは、前記第1映像データから前記第2映像データへの切り替えにおける前記第2映像データの表示開始前の遷移期間において、輝度値に対応する信号のレベルを、下限値である0に制限し、
前記生成ステップは、
前記第1映像データ及び前記第2映像データを符号化することで映像信号を生成する符号化ステップを含み、
前記送信信号は、前記符号化ステップで生成された前記映像信号を含む
映像送信方法。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
表示部を備える映像受信装置における映像受信方法であって、
第1輝度ダイナミックレンジの第1映像データと、前記第1輝度ダイナミックレンジより広い第2ダイナミックレンジの第2映像データとを含む受信信号を受信する受信ステップを含み、
前記受信信号では、前記第1映像データから前記第2映像データへの切り替えにおける前記第2映像データの表示開始前の遷移期間において、輝度値に対応する信号のレベルが、下限値である0に制限されており、
前記映像受信方法は、さらに、
輝度ダイナミックレンジの切り替え処理に許容される時間の間に、前記表示部の前記輝度ダイナミックレンジを切り替える切り替えステップと、
前記受信信号に含まれる映像信号を復号することで、前記第1映像データ及び前記第2映像データを取得する復号ステップとを含む
映像受信方法。
【請求項3】
第1輝度ダイナミックレンジの第1映像データと、前記第1輝度ダイナミックレンジより広い第2ダイナミックレンジの第2映像データとを含む送信信号を生成する生成部と、
前記送信信号を送信する送信部とを備え、
前記生成部は、前記第1映像データから前記第2映像データへの切り替えにおける前記第2映像データの表示開始前の遷移期間において、輝度値に対応する信号のレベルを、下限値である0に制限し、
前記生成部は、
前記第1映像データ及び前記第2映像データを符号化することで映像信号を生成する符号化部を備え、
前記送信信号は、前記符号化部で生成された前記映像信号を含む
映像送信装置。
【請求項4】
表示部を備える映像受信装置であって、
第1輝度ダイナミックレンジの第1映像データと、前記第1輝度ダイナミックレンジより広い第2ダイナミックレンジの第2映像データとを含む受信信号を受信する受信部を備え、
前記受信信号では、前記第1映像データから前記第2映像データへの切り替えにおける前記第2映像データの表示開始前の遷移期間において、輝度値に対応する信号のレベルが、下限値である0に制限されており、
前記映像受信装置は、さらに、
輝度ダイナミックレンジの切り替え処理に許容される時間の間に、前記表示部の前記輝度ダイナミックレンジを切り替える表示制御部と、
前記受信信号に含まれる映像信号を復号することで、前記第1映像データ及び前記第2映像データを取得する復号部とを備える
映像受信装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、映像送信方法、映像受信方法、映像送信装置及び映像受信装置に関する。
続きを表示(約 2,500 文字)
【背景技術】
【0002】
従来の映像における暗部階調を維持しつつ、現行のTV信号では表現不能な鏡面反射光などの明るい光を、より現実に近い明るさで表現するために最大輝度値を拡大した輝度範囲に対応させた方式として、HDR(High Dynamic Range)が注目されている。具体的には、これまでのTV信号が対応している輝度範囲の方式は、SDR(Standard Dynamic Range)と呼ばれ、最大輝度値が100nitであったのに対して、HDRでは1000nit以上まで最大輝度値を拡大することが想定されている。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0003】
ARIB STANDARD ARIB STD-B67 Version 1.0 July 3, 2015
BBC Research & Development White Paper WHP 283, July 2014
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
このような、複数の輝度ダイナミックレンジに対応した映像信号の送信又は受信においては、映像受信装置における輝度ダイナミックレンジの切り替え処理を容易化できることが望まれている。
【0005】
そこで、本発明は、映像受信装置における輝度ダイナミックレンジの切り替え処理を容易化できる映像送信方法、映像受信方法、映像送信装置又は映像受信装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様に係る映像送信方法は、第1輝度ダイナミックレンジの第1映像データと、前記第1輝度ダイナミックレンジより広い第2ダイナミックレンジの第2映像データとを含む送信信号を生成する生成ステップと、前記送信信号を送信する送信ステップとを含み、前記生成ステップでは、前記第1映像データから前記第2映像データへの切り替えにおける前記第2映像データの表示開始前の遷移期間において、輝度値に対応する信号のレベルを、下限値である0に制限し、前記生成ステップは、前記第1映像データ及び前記第2映像データを符号化することで映像信号を生成する符号化ステップを含み、前記送信信号は、前記符号化ステップで生成された前記映像信号を含む。
【0007】
本発明の一態様に係る映像受信方法は、表示部を備える映像受信装置における映像受信方法であって、第1輝度ダイナミックレンジの第1映像データと、前記第1輝度ダイナミックレンジより広い第2ダイナミックレンジの第2映像データとを含む受信信号を受信する受信ステップを含み、前記受信信号では、前記第1映像データから前記第2映像データへの切り替えにおける前記第2映像データの表示開始前の遷移期間において、輝度値に対応する信号のレベルが、下限値である0に制限されており、前記映像受信方法は、さらに、輝度ダイナミックレンジの切り替え処理に許容される時間の間に、前記表示部の前記輝度ダイナミックレンジを切り替える切り替えステップと、前記受信信号に含まれる映像信号を復号することで、前記第1映像データ及び前記第2映像データを取得する復号ステップとを含む。
【0008】
なお、これらの全般的または具体的な態様は、システム、方法、集積回路、コンピュータプログラムまたはコンピュータ読み取り可能なCD-ROMなどの記録媒体で実現されてもよく、システム、方法、集積回路、コンピュータプログラム及び記録媒体の任意な組み合わせで実現されてもよい。
【発明の効果】
【0009】
本発明は、映像受信装置における輝度ダイナミックレンジの切り替え処理を容易化できる映像送信方法、映像受信方法、映像送信装置又は映像受信装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1は、実施の形態1に係る映像受信装置のブロック図である。
図2は、実施の形態1に係る表示制御部による処理のフローチャートである。
図3は、実施の形態1に係る映像受信処理のフローチャートである。
図4は、実施の形態1に係る伝達特性変化時の動作を示す図である。
図5は、実施の形態1に係る伝達特性変化時の動作を示す図である。
図6は、実施の形態1に係る映像送信装置のブロック図である。
図7は、実施の形態1に係る映像送信処理のフローチャートである。
図8は、実施の形態2に係る伝達特性変化時の異常動作を示す図である。
図9は、実施の形態2に係る映像受信装置のブロック図である。
図10は、実施の形態1に係る表示制御部による処理のフローチャートである。
図11は、実施の形態3に係るタイムスタンプ記述子の一例を示す図である。
図12は、実施の形態3に係る拡張タイムスタンプ記述子の一例を示す図である。
図13は、実施の形態3に係る映像コンポーネント記述子の一例を示す図である。
図14は、実施の形態3に係る表示制御部による処理のフローチャートである。
図15は、実施の形態3に係る映像受信処理のフローチャートである。
図16は、実施の形態4に係るHDR及びSDRの電気信号レベルと輝度との関係を示すカーブの一例を示す図である。
図17は、実施の形態4に係るSDRからHDRへの切り替え時に動作を示す図である。
図18は、実施の形態4に係る実施の形態4に係るHDRからSDRへの切り替え時に動作を示す図である。
図19は、実施の形態4に係る映像送信装置のブロック図である。
図20は、実施の形態4に係る映像送信処理のフローチャートである。
図21は、実施の形態4に係る映像受信装置のブロック図である。
図22は、実施の形態4に係る映像受信処理のフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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