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公開番号
2024166212
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-11-28
出願番号
2024151465,2022205526
出願日
2024-09-03,2016-09-01
発明の名称
化合物
出願人
株式会社半導体エネルギー研究所
代理人
主分類
C07D
491/056 20060101AFI20241121BHJP(有機化学)
要約
【課題】新規の化合物を提供する。また、発光効率が高い発光素子を提供する。
【解決手段】ビカルバゾール骨格と、ベンゾフロピリミジン骨格またはベンゾチエノピリ
ミジン骨格と、を有する新規の化合物を提供する。また、当該化合物を有する発光素子を
提供する。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
下記式(G0)で表される化合物。
JPEG
2024166212000062.jpg
63
169
(式(G0)において、Aは、置換もしくは無置換のベンゾフロピリミジン骨格、または置換もしくは無置換のベンゾチエノピリミジン骨格を表し、R
1
乃至R
15
は、それぞれ独立に、水素、置換もしくは無置換の炭素数1乃至6のアルキル基、置換もしくは無置換の炭素数3乃至7のシクロアルキル基、または置換もしくは無置換の炭素数6乃至13のアリール基のいずれかを表し、Arは、置換もしくは無置換の炭素数6乃至25のアリーレン基、または単結合を表す。)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明の一態様は、ビカルバゾール骨格と、ベンゾフロピリミジン骨格またはベンゾチ
エノピリミジン骨格とを有する化合物に関する。または、該化合物を有する発光素子、ま
たは該発光素子を有する表示装置、電子機器、及び照明装置に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【0002】
なお、本発明の一態様は、上記の技術分野に限定されない。本明細書等で開示する発明
の一態様の技術分野は、物、方法、または、製造方法に関する。または、本発明の一態様
は、プロセス、マシン、マニュファクチャ、または、組成物(コンポジション・オブ・マ
ター)に関する。そのため、より具体的に本明細書で開示する本発明の一態様の技術分野
としては、半導体装置、表示装置、液晶表示装置、発光装置、照明装置、蓄電装置、記憶
装置、それらの駆動方法、または、それらの製造方法、を一例として挙げることができる
。
【背景技術】
【0003】
近年、エレクトロルミネッセンス(Electroluminescence:EL)
を利用した発光素子の研究開発が盛んに行われている。これら発光素子の基本的な構成は
、一対の電極間に発光性の材料を含む層(EL層)を挟んだ構成である。この素子の電極
間に電圧を印加することにより、発光性の材料からの発光が得られる。
【0004】
上述の発光素子は自発光型であるため、これを用いた表示装置は、視認性に優れ、バッ
クライトが不要であり、消費電力が少ない等の利点を有する。さらに、薄型軽量に作製で
き、該表示装置は、応答速度が高いなどの利点も有する。
【0005】
発光性の材料に有機材料を用い、一対の電極間に当該発光性の有機材料を含むEL層を
設けた発光素子(例えば、有機EL素子)の場合、一対の電極間に電圧を印加することに
より、陰極から電子が、陽極から正孔(ホール)がそれぞれ発光性のEL層に注入され、
電流が流れる。そして、注入された電子及び正孔が再結合することによって発光性の有機
材料が励起状態となり、励起された発光性の有機材料から発光を得ることができる。
【0006】
有機材料が形成する励起状態の種類としては、一重項励起状態(S
*
)と三重項励起状
態(T
*
)があり、一重項励起状態からの発光が蛍光、三重項励起状態からの発光が燐光
と呼ばれている。また、発光素子におけるそれらの統計的な生成比率は、S
*
:T
*
=1
:3である。そのため、蛍光を発する材料(蛍光材料)を用いた発光素子より、燐光を発
する材料(燐光材料)を用いた発光素子の方が、高い発光効率を得ることが可能となる。
したがって、三重項励起状態のエネルギーを発光に変換することが可能な燐光材料を用い
た発光素子の開発が近年盛んに行われている(例えば、特許文献1参照)。
【0007】
燐光材料を用いた発光素子のうち、特に青色の発光を呈する発光素子においては、高い
三重項励起エネルギー準位を有する安定な材料の開発が困難であるため、未だ実用化に至
っていない。そのため、青色の発光を呈する発光素子においては、より安定な蛍光材料を
用いた発光素子の開発が行われており、蛍光材料を用いた発光素子の発光効率を高める手
法が探索されている。
【0008】
三重項励起状態のエネルギーの一部を発光に変換することが可能な材料として、熱活性
化遅延蛍光(Thermally Activated Delayed Fluore
scence:TADF)材料が知られている。熱活性化遅延蛍光材料では、逆項間交差
により三重項励起状態から一重項励起状態が生成され、一重項励起状態から発光に変換さ
れる。特許文献2および特許文献3では、熱活性化遅延蛍光を発する材料について開示さ
れている。
【0009】
また、熱活性化遅延蛍光材料と、蛍光材料と、を有する発光素子において、熱活性化遅
延蛍光材料の一重項励起エネルギーを、蛍光材料へと移動させ、蛍光材料から発光を得る
方法が提案されている(特許文献4参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0010】
特開2010-182699号公報
特開2004-241374号公報
特開2006-24830号公報
特開2014-45179号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
(【0011】以降は省略されています)
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