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公開番号
2024158500
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-11-08
出願番号
2023073745
出願日
2023-04-27
発明の名称
化合物、腫瘍崩壊剤及び医薬組成物
出願人
学校法人日本大学
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
C07D
317/58 20060101AFI20241031BHJP(有機化学)
要約
【課題】腫瘍細胞同士の接着を抑制でき、細胞毒性が低減された化合物、その化合物若しくはその塩又はそれらの溶媒和物を有効成分として含有する、腫瘍崩壊剤、及び、その腫瘍崩壊剤を含む医薬組成物を提供する。
【解決手段】一般式(a0)で表される化合物を選択する。式中、R
1
は、アルコキシ基、アルキル基又は水素原子である。R
2
は、置換基を有してもよい炭化水素基である。
[化1]
<com:Image com:imageContentCategory="Drawing"> <com:ImageFormatCategory>TIFF</com:ImageFormatCategory> <com:FileName>2024158500000024.tif</com:FileName> <com:HeightMeasure com:measureUnitCode="Mm">43</com:HeightMeasure> <com:WidthMeasure com:measureUnitCode="Mm">170</com:WidthMeasure> </com:Image> 【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
下記一般式(a0)で表される化合物。
TIFF
2024158500000022.tif
43
170
[式中、R
1
は、アルコキシ基、アルキル基又は水素原子である。R
2
は、置換基を有してもよい炭化水素基である。]
続きを表示(約 630 文字)
【請求項2】
下記一般式(a1)で表される化合物である、請求項1に記載の化合物。
TIFF
2024158500000023.tif
43
170
[式中、R
11
は、炭素原子数1~3のアルコキシ基又は水素原子である。R
21
は、ハロゲン原子、炭素原子数1~3のアルキル基、炭素原子数1~3のハロゲン化アルキル基、炭素原子数1~3のアルコキシ基、又はニトロ基である。n
2
は、0~5の整数である。n
2
が2以上の整数である場合、複数のR
21
は、それぞれ同じでもよく異なってもよい。]
【請求項3】
前記一般式(a1)中、R
11
は、メトキシ基であり、
R
21
は、ハロゲン原子、メチル基、ハロゲン化メチル基、メトキシ基、又はニトロ基である、請求項2に記載の化合物。
【請求項4】
請求項1~3のいずれか一項に記載の化合物若しくはその塩又はそれらの溶媒和物を有効成分として含有する、腫瘍崩壊剤。
【請求項5】
請求項4に記載の腫瘍崩壊剤の有効量及び薬学的に許容される担体を含む、腫瘍を治療するための医薬組成物。
【請求項6】
前記腫瘍が固形悪性腫瘍であり、抗癌剤と組み合わせて用いられる、請求項5に記載の医薬組成物。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、化合物、腫瘍崩壊剤及び医薬組成物に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
癌の治療では、抗癌剤を用いる化学療法が多く用いられる。癌の中でも、固形癌は細胞同士が密に接着し細胞塊を形成するため、抗癌剤はその細胞塊の内部へ送達されにくい。固形癌の治療では、抗癌剤の投与量、回数を高める必要があり、その結果、患者に対し副作用を引き起しやすいという問題がある。
【0003】
これに対し、発明者らは、細胞接着に関与する細胞表面糖鎖の構築を担うゴルジマンノシダーゼに着目した。発明者らは、ゴルジマンノシダーゼ阻害剤を固形癌に接触させることにより、未成熟型N結合型糖鎖が癌細胞表面に蓄積し、癌細胞同士の接着が阻害され、固形癌の形成が阻害されることを見出した(非特許文献1)。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0004】
Koyama R et al., A novel Golgi mannosidase inhibitor: Molecular design, synthesis, enzyme inhibition, and inhibition of spheroid formation, Bioorganic & Medicinal Chemistry, June 2020, Vol. 28, no. 11, 115492.
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、非特許文献1に記載のゴルジマンノシダーゼ阻害剤は、細胞に対する毒性が高いという問題があった。そこで、本発明は、腫瘍細胞同士の接着を抑制でき、細胞毒性が低減された化合物、その化合物若しくはその塩又はそれらの溶媒和物を有効成分として含有する、腫瘍崩壊剤、及び、その腫瘍崩壊剤を含む医薬組成物を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、以下の態様を含む。
[1]下記一般式(a0)で表される化合物。
【0007】
TIFF
2024158500000001.tif
43
170
[式中、R
1
は、アルコキシ基、アルキル基又は水素原子である。R
2
は、置換基を有してもよい炭化水素基である。]
【0008】
[2]下記一般式(a1)で表される化合物である、[1]に記載の化合物。
【0009】
TIFF
2024158500000002.tif
43
170
[式中、R
11
は、炭素原子数1~3のアルコキシ基又は水素原子である。R
21
は、ハロゲン原子、炭素原子数1~3のアルキル基、炭素原子数1~3のハロゲン化アルキル基、炭素原子数1~3のアルコキシ基、又はニトロ基である。n
2
は、0~5の整数である。n
2
が2以上の整数である場合、複数のR
21
は、それぞれ同じでもよく異なってもよい。]
【0010】
[3]前記一般式(a1)中、R
11
は、メトキシ基であり、R
21
は、ハロゲン原子、メチル基、ハロゲン化メチル基、メトキシ基、又はニトロ基である、[2]に記載の化合物。
[4][1]~[3]のいずれかに記載の化合物若しくはその塩又はそれらの溶媒和物を有効成分として含有する、腫瘍崩壊剤。
[5][4]に記載の腫瘍崩壊剤の有効量及び薬学的に許容される担体を含む、腫瘍を治療するための医薬組成物。
[6]前記腫瘍が固形悪性腫瘍であり、抗癌剤と組み合わせて用いられる、[5]に記載の医薬組成物。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
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