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公開番号2024164859
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-28
出願番号2023080522
出願日2023-05-16
発明の名称ヒスチジン亜鉛2水和物の製造方法
出願人ノーベルファーマ株式会社
代理人個人
主分類C07D 233/64 20060101AFI20241121BHJP(有機化学)
要約【課題】 医薬として有用な高純度のヒスチジン亜鉛2水和物を提供する。
【解決手段】 以下の工程1~4を含む、ヒスチジン亜鉛2水和物の製造方法である。
工程1:水に、L-ヒスチジンを添加して溶解した後、酸化亜鉛を添加して、攪拌及び加熱しながら反応させる工程、
工程2:反応液を、フィルターで濾過し、未反応の酸化亜鉛及び異物を除去する工程、
工程3:得られた濾液を、温度4℃~30℃で結晶化し、得られた固形物を分離する工程、および
工程4:分離した固形物を、加温し、乾燥させる工程。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
以下の工程1~4を含む、ヒスチジン亜鉛2水和物の製造方法。
工程1:水に、L-ヒスチジンを添加して溶解した後、酸化亜鉛を添加して、攪拌及び加熱しながら反応させる工程、
工程2:反応液を、フィルターで濾過し、未反応の酸化亜鉛及び異物を除去する工程、
工程3:得られた濾液を、温度4℃~30℃で結晶化し、得られた固形物を分離する工程、および
工程4:分離した固形物を、加温し、乾燥させる工程。
続きを表示(約 240 文字)【請求項2】
工程1において、L-ヒスチジンが、酸化亜鉛に対して、モル比にして2倍以上である、請求項1に記載の製造方法。
【請求項3】
工程4において、加温温度が20℃~35℃、乾燥時間が4時間~120時間である、請求項1または2に記載の製造方法。
【請求項4】
工程1において、温度70℃~85℃で反応させる、請求項1または2に記載の製造方法。
【請求項5】
工程1において、30分~90分間反応させる、請求項4に記載の製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ヒスチジン亜鉛2水和物(JAN:ヒスチジン亜鉛水和物)の製造方法に関する。具体的には、医薬(例えば、ウィルソン病や低亜鉛血症等の治療用の医薬)として有用な高純度のヒスチジン亜鉛2水和物の製造方法に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
ヒスチジン亜鉛の調製方法は公知であり、例えば、中国公開特許113185464号では、ヒスチジン亜鉛について以下の調製方法が記載されている。
【0003】
ここでは、L-ヒスチジンおよび亜鉛源(酸化亜鉛または水酸化亜鉛)を水と混合し、キレート反応を実施してキレート化生成物系を得て、キレート化生成物系を濃縮し、次いで冷却して結晶化してヒスチジン亜鉛を得ている。ここでは、酸化亜鉛または水酸化亜鉛が亜鉛源として使用され、反応系のpH値を調整するためにアルカリ試薬は必要なく、L-ヒスチジン、亜鉛源および水が直接混合され、ヒスチジン亜鉛はワンステップ方式で製造されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
中国公開特許113185464号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明者らは、ヒスチジン亜鉛2水和物の製造方法を検討するにあたって、特許文献1の内容を検討したところ、後述するように、特許文献1に記載の製造方法では高純度のヒスチジン亜鉛2水和物が得られないことを見出した。
【0006】
即ち、本発明は、高純度のヒスチジン亜鉛2水和物の製造方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
すなわち本発明は、以下の[1]~[5]を提供する;
[1] 以下の工程1~4を含む、ヒスチジン亜鉛2水和物の製造方法。
工程1:水に、L-ヒスチジンを添加して溶解した後、酸化亜鉛を添加して、攪拌及び加熱しながら反応させる工程、
工程2:反応液を、フィルターで濾過し、未反応の酸化亜鉛及び異物を除去する工程、
工程3:得られた濾液を、温度4℃~30℃で結晶化し、得られた固形物を分離する工程、および
工程4:分離した固形物を、加温し、乾燥させる工程。
[2] 工程1において、L-ヒスチジンが、添加する酸化亜鉛に対して、モル比で2倍以上である、[1]に記載の製造方法。
[3] 工程4において、加温温度が20℃以上40℃未満、乾燥時間が4時間~120時間である、[1]または[2]に記載の製造方法。
[4] 工程1において、温度70℃~85℃で反応させる、[1]または[2]に記載の製造方法。
[5] 工程1において、30分~90分間反応させる、[4]に記載の製造方法。
【発明の効果】
【0008】
本発明により、高純度のヒスチジン亜鉛2水和物の製造方法を提供することが可能となる。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下に、本発明の方法を具体的に説明する。
【0010】
本発明の方法は、ヒスチジン亜鉛2水和物の製造方法であり、以下の工程1~4を含む:
工程1:水に、L-ヒスチジンを添加して溶解した後、酸化亜鉛を添加して、攪拌及び加熱しながら反応させる工程、
工程2:反応液を、フィルターで濾過し、未反応の酸化亜鉛及び異物を除去する工程、
工程3:得られた濾液を、温度4℃~30℃で結晶化し、得られた固形物を分離する工程、および
工程4:分離した固形物を、加温し、乾燥させる工程。
(【0011】以降は省略されています)

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