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10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2024166162
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-11-28
出願番号
2024079855
出願日
2024-05-16
発明の名称
フルオロポリエーテル基含有化合物
出願人
ダイキン工業株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
C08G
65/333 20060101AFI20241121BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約
【課題】摩擦耐久性に優れた表面処理層を形成できるフルオロポリエーテル基含有化合物の提供。
【解決手段】下記式(A)[式中、各記号は、明細書の記載と同意義である。]で表されるフルオロポリエーテル基含有化合物。
<com:Image com:imageContentCategory="Drawing"> <com:ImageFormatCategory>TIFF</com:ImageFormatCategory> <com:FileName>2024166162000046.tif</com:FileName> <com:HeightMeasure com:measureUnitCode="Mm">50</com:HeightMeasure> <com:WidthMeasure com:measureUnitCode="Mm">105</com:WidthMeasure> </com:Image> 【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
下記式(A):
TIFF
2024166162000042.tif
50
105
[式中:
R
A
は、それぞれ独立して、C
1-6
アルキル基により置換されていてもよい、エポキシ基又はオキセタン基を含む基であり、
R
B
は、フルオロポリエーテル基を含有する1価又は2価の基であり、
R
C
は、それぞれ独立して、水素原子又は1価の基であり、
αは、1又は2である。]
で表されるフルオロポリエーテル基含有化合物。
続きを表示(約 1,700 文字)
【請求項2】
R
A
は、それぞれ独立して、下記式:
-X
A1
(-X
A2
-R
1
)
n
[式中:
X
A1
は、2~3価の基であり、
X
A2
は、それぞれ独立して、単結合又は2価の基であり、
R
1
は、それぞれ独立して、C
1-6
アルキル基により置換されていてもよい、エポキシ基もしくはオキセタン基、水素原子、水酸基、またはC
1-6
アルキル基であり、
nは、1又は2である。]
で表される基である、請求項1に記載のフルオロポリエーテル基含有化合物。
【請求項3】
X
A1
は、-NR
2
-、-O-、-S-、-OC(O)-、又は2価の含窒素環であり、
R
2
は、水素原子又はC
1-6
アルキル基であり、
nは、1である、
請求項2に記載のフルオロポリエーテル基含有化合物。
【請求項4】
前記2価の含窒素環は、1,4-ピペラジンジイルである、請求項3に記載のフルオロポリエーテル基含有化合物。
【請求項5】
X
A1
は、Nであり、
nは、2である、
請求項2に記載のフルオロポリエーテル基含有化合物。
【請求項6】
X
A2
は、C
1-20
アルキレン基、-(CH
2
)
z1
-O-(CH
2
)
z2
-(式中、z1は、0~10の整数であり、z2は、0~10の整数である)、又は、-(CH
2
)
z3
-フェニレン-(CH
2
)
z4
-(式中、z3は、0~10の整数であり、z4は、0~10の整数である)である、請求項2に記載のフルオロポリエーテル基含有化合物。
【請求項7】
R
1
は、エポキシ基である、請求項2に記載のフルオロポリエーテル基含有化合物。
【請求項8】
R
1
は、C
1-6
アルキル基により置換されていてもよいオキセタン基である、請求項2に記載のフルオロポリエーテル基含有化合物。
【請求項9】
R
B
は、-X
B1
-R
F1
、又は-X
B1
-R
F2
-X
B1
-であり、
R
F1
は、1価のフルオロポリエーテル基であり、
R
F2
は、2価のフルオロポリエーテル基であり、
X
B1
は、それぞれ独立して、単結合、又は2価の有機基である、
請求項1に記載のフルオロポリエーテル基含有化合物。
【請求項10】
R
F1
は、Rf
1
-R
F
-O
q
-であり、
R
F2
は、-Rf
2
p
-R
F
-O
q
-であり、
Rf
1
は、1個又はそれ以上のフッ素原子により置換されていてもよいC
1-16
アルキル基であり、
Rf
2
は、1個又はそれ以上のフッ素原子により置換されていてもよいC
1-6
アルキレン基であり、
R
F
は、それぞれ独立して、2価のフルオロポリエーテル基であり、
pは、0又は1であり、
qは、それぞれ独立して、0又は1である、
請求項9に記載のフルオロポリエーテル基含有化合物。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、フルオロポリエーテル基含有化合物に関する。
続きを表示(約 2,500 文字)
【背景技術】
【0002】
ある種のフルオロポリエーテル基含有化合物は、基材の表面処理に用いると、優れた撥水性、撥油性、防汚性などを提供し得ることが知られている。フルオロポリエーテル基含有化合物を含む表面処理剤から得られる層(以下、「表面処理層」とも言う)は、いわゆる機能性薄膜として、例えばガラス、プラスチック、繊維、建築資材など種々多様な基材に施されている(特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2015-160902号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
摩擦耐久性に優れた表面処理層を形成できるフルオロポリエーテル基含有化合物を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示は、以下の態様を含む。
[1] 下記式(A):
TIFF
2024166162000001.tif
50
105
[式中:
R
A
は、それぞれ独立して、C
1-6
アルキル基により置換されていてもよい、エポキシ基又はオキセタン基を含む基であり、
R
B
は、フルオロポリエーテル基を含有する1価又は2価の基であり、
R
C
は、それぞれ独立して、水素原子又は1価の基であり、
αは、1又は2である。]
で表されるフルオロポリエーテル基含有化合物。
[2] R
A
は、それぞれ独立して、下記式:
-X
A1
(-X
A2
-R
1
)
n
[式中:
X
A1
は、2~3価の基であり、
X
A2
は、それぞれ独立して、単結合又は2価の基であり、
R
1
は、それぞれ独立して、C
1-6
アルキル基により置換されていてもよい、エポキシ基もしくはオキセタン基、水素原子、水酸基、又はC
1-6
アルキル基であり、
nは、1又は2である。]
で表される基である、上記[1]に記載のフルオロポリエーテル基含有化合物。
[3] X
A1
は、-NR
2
-、-O-、-S-、-OC(O)-、又は2価の含窒素環であり、
R
2
は、水素原子又はC
1-6
アルキル基であり、
nは、1である、
上記[2]に記載のフルオロポリエーテル基含有化合物。
[4] 前記2価の含窒素環は、1,4-ピペラジンジイルである、上記[3]に記載のフルオロポリエーテル基含有化合物。
[5] X
A1
は、Nであり、
nは、2である、
上記[2]に記載のフルオロポリエーテル基含有化合物。
[6] X
A2
は、C
1-20
アルキレン基、-(CH
2
)
z1
-O-(CH
2
)
z2
-(式中、z1は、0~10の整数であり、z2は、0~10の整数である)、又は、-(CH
2
【発明の効果】
【0006】
本開示によれば、摩擦耐久性に優れたフルオロポリエーテル基含有化合物を提供することができる。
【発明を実施するための形態】
【0007】
本明細書において用いられる場合、「有機基」とは、炭素を含有する1価の基を意味する。1価の有機基としては、特に記載が無い限り、炭化水素基又はその誘導体であり得る。炭化水素基の誘導体とは、炭化水素基の末端又は分子鎖中に、1つ又はそれ以上のN、O、S、Si、アミド、スルホニル、スルホキシド、シロキサン、カルボニル、カルボニルオキシ等を有している基を意味する。また、「2価の有機基」とは、炭素を含有する2価の基を意味する。かかる2価の有機基としては、特に限定されないが、有機基からさらに1個の水素原子を脱離させた2価の基が挙げられる。
【0008】
本明細書において用いられる場合、「炭化水素基」とは、炭素及び水素を含む基であって、炭化水素から1個の水素原子を脱離させた基を意味する。かかる炭化水素基としては、特に限定されるものではないが、C
1-20
炭化水素基、例えば、脂肪族炭化水素基、芳香族炭化水素基等が挙げられる。上記「脂肪族炭化水素基」は、直鎖状、分枝鎖状又は環状のいずれであってもよく、飽和又は不飽和のいずれであってもよい。また、炭化水素基は、1つ又はそれ以上の環構造を含んでいてもよい。上記炭化水素基は、1つ又はそれ以上の置換基により置換されていてもよい。
【0009】
本明細書において用いられる場合、「炭化水素基」の置換基としては、特に限定されないが、例えば、ハロゲン原子、1個又はそれ以上のハロゲン原子により置換されていてもよい、C
1-6
アルキル基、C
2-6
アルケニル基、C
2-6
アルキニル基、C
3-10
シクロアルキル基、C
3-10
不飽和シクロアルキル基、5~10員のヘテロシクリル基、5~10員の不飽和ヘテロシクリル基、C
6-10
アリール基及び5~10員のヘテロアリール基から選択される1個又はそれ以上の基が挙げられる。
【0010】
以下、本開示のフルオロポリエーテル基含有化合物について説明する。
(【0011】以降は省略されています)
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