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公開番号2024166102
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-28
出願番号2024074494
出願日2024-05-01
発明の名称デューティサイクル送信の枯渇を通知するための無線信号送信方法および装置
出願人モース マイクロ ピーティーワイ. リミテッド.
代理人SK弁理士法人,個人,個人
主分類H04W 28/16 20090101AFI20241121BHJP(電気通信技術)
要約【課題】デューティサイクル制約に適合する無線通信のシグナリング方法及び装置を提供する。
【解決手段】無線通信システムにおいて、シグナリング方法は、デューティサイクル制約および観測ウィンドウ内の累積送信時間に基づいて導出される送信バジェットが枯渇しようとしているかどうかを判定するステップと、送信バジェットが枯渇しようとすると判定したことに応答して、電力管理ビットを搬送する第1データフレームをピア装置に送信し、送信バジェットが枯渇したとマークするステップと、送信バジェットを経時的に更新し、電力管理ビットを搬送する第2データフレームをピア装置に送信し、更新された送信バジェットに従ってピア装置との通信を再開するステップと、を含む。
【選択図】図3A
特許請求の範囲【請求項1】
無線通信ネットワークに無線接続するピア装置に通知するためのシグナリング方法であって、前記シグナリング方法は、
送信バジェットが枯渇しようとしているかどうかを判定するステップであって、前記送信バジェットは、デューティサイクル制約および観測ウィンドウ内の累積送信時間に基づいて導出されるステップと、
前記送信バジェットが枯渇しようとすると判定されたことに応答して、電力管理ビットを搬送する第1データフレームをピア装置に送信し、前記送信バジェットが枯渇したとマークするステップと、
前記送信バジェットを経時的に更新し、電力管理ビットを搬送する第2データフレームをピア装置に送信し、更新された送信バジェットに従ってピア装置との通信を再開するステップとを含む、ことを特徴とするシグナリング方法。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
電力管理ビットを搬送する前記第1データフレームは、電力管理モードに入ることをピア装置に通知するために使用され、
電力管理ビットを搬送する前記第2データフレームは、電力管理モードを終了することをピア装置に通知するために使用される、ことを特徴とする請求項1に記載のシグナリング方法。
【請求項3】
電力管理ビットを搬送する前記第1データフレームは、サービス品質ヌル(QOS)[asleep]フレームであり、電力管理ビットを搬送する前記第2データフレームは、サービス品質ヌル[awake]フレームである、ことを特徴とする請求項2に記載のシグナリング方法。
【請求項4】
前記送信バジェットが閾値を下回るとき、前記送信バジェットが枯渇しようとし、前記閾値は、1つまたは1つ以上のフレームを送信するための通信時間に従って設定される、ことを特徴とする請求項1に記載のシグナリング方法。
【請求項5】
前記閾値は、電力管理ビットを搬送する第1データフレームを送信するための通信時間より長く設定される、ことを特徴とする請求項1に記載のシグナリング方法。
【請求項6】
前記ピア装置内にバッファリングされたデータトラフィックがあるかどうかを判定することと、
前記ピア装置内にバッファリングされたデータトラフィックある場合にのみ、電力管理ビットを搬送する前記第2データフレームを送信することと、を更に含むことを特徴とする請求項1に記載のシグナリング方法。
【請求項7】
前記ピア装置からの1つまたは1つ以上のビーコンフレームを受信することと、
前記1つまたは1つ以上のビーコンフレームに従って、前記ピア装置内にバッファリングされたデータトラフィックがあるかどうかを判定することと、を更に含む、ことを特徴とする請求項6に記載のシグナリング方法。
【請求項8】
前記送信バジェットが枯渇しているとマークされた場合、電力管理モードに入ることを更に含む、ことを特徴とする請求項1に記載のシグナリング方法。
【請求項9】
前記ピア装置との通信を再開するために前記送信バジェットが更新される時点を計算することと、
前記時点に対応する情報を第3フレームに挿入することと、
前記第3フレームを前記ピア装置に送信することと、を更に含む、ことを特徴とする請求項1に記載のシグナリング方法。
【請求項10】
前記第3フレームは、ベンダー固有アクションフレームであり、
前記時点は、時刻同期機能(TSF)の観点から計算される、ことを特徴とする請求項9に記載のシグナリング方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
<関連出願に対する相互参照>
本出願は、2023年5月17日に出願されたオーストラリア仮特許出願第2023901522号に基づく優先権を主張し、その内容は相互参照により本明細書に組み込まれる。
続きを表示(約 2,900 文字)【0002】
本開示は、無線通信に関する。具体的には、本開示の態様は、デューティサイクル制約に適合する無線通信装置に関する。
【背景技術】
【0003】
無線通信システム、例えば、無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)は、典型的には、1つまたは1つ以上のステーション(STA)と通信する少なくともアクセスポイント(AP)を含む複数の無線通信装置を含む。無線通信システムのAPは、インターネット等の別のネットワークに結合されることがあり、STAが双方向通信することを可能にするか、またはSTAがAPを介してネットワーク内の他の装置と通信することを可能にすることがある。利用可能な周波数帯域は、WLAN内の膨大な数の無線通信装置と共有される可能性があり、特定の規制ドメインでは、基本サービスセット(BSS)内のAPとSTAの両方の媒体を使用する送信装置によって使用される通信時間に関するいくつかの周波数帯域の規制制約があり、これはデューティサイクル制約と呼ばれる。欧州や日本などの規制領域で動作する無線通信装置は、任意の観測ウィンドウ(観測ウィンドウ、observation window)において送信比率が所定のデューティサイクル以下になるように送信通信時間を制限する必要がある。観測期間に等しい長さを有する観測ウィンドウは、累積された送信時間を測定するために使用されるが、観測ウィンドウの開始が定義されていないため、パケットを送信するために各APまたはSTAによって使用される通信時間の割合は、任意の時間から始まる観測ウィンドウ内でデューティサイクル制約よりも小さくなければならない。観測期間はパケット送信時間に比べて比較的長く、例えば、いくつかの規制領域における観測期間は1時間に設定されている。このような制限されたチャネル内のオペレータが如何にこのデューティサイクル要件を達成するかは、ベンダーによって異なる。
【0004】
デューティサイクル制約に適合する無線通信装置は、各送信成功後に一定時間待機するように構成される。例えば、10%のデューティサイクル制約の場合、最近1ミリ秒(ms)の間無線チャネルを使用した無線通信装置は、このワイヤレスチャネルが再び利用できるようになるまで、さらに9ms待たなければならない。デューティサイクル制約を導入する目的は、周波数帯域を競合するすべての接続装置の無線メディアへの公平なアクセスを保証することである。多数の接続された装置がリアルタイムで長距離にわたって無線でデータを送信する必要があるリアルタイムモノのインターネット(IoT)システムの設計では、デューティサイクルの制約を考慮する必要がある。
【発明の概要】
【0005】
以下の要約は、本明細書に開示される1つまたは1つ以上の態様に関連する技術的特徴を提示するものであり、企図されるすべての態様に関連する広範な概要とみなされるべきではなく、また、以下の要約は、企図されるすべての態様に関連する重要な要素または重要な要素を特定するもの、または任意の態様に関連する範囲を画定するものとみなされるべきではない。従って、以下の要約は、以下に提示される詳細な説明に先立ち、簡略化された形態で、本明細書に開示されるシグナリング方法に関連する1つまたは1つ以上の実施例に関連する特定の概念を提示することのみを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
無線通信ネットワークに無線接続された1つまたは1つ以上のピア装置に送信バジェットの枯渇を通知するためのシグナリング方法を開示する。シグナリング方法の実施例は、送信バジェットが枯渇しようとしているかどうかを判定することと、電力管理ビットを搬送する第1データフレームをピア装置に送信し、前記送信バジェットが枯渇しようとしている場合、前記送信バジェットが枯渇しているとマークすることと、送信バジェットを経時的に更新し、更新された前記送信バジェットに従ってピア装置との通信を再開するために、電力管理ビットを搬送する第2データフレームをピア装置に送信することとを含む。前記送信バジェットは、デューティサイクル制約と、観測ウィンドウ内の累積送信時間とに基づいて導出される。ピア装置の一実施例は、無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)のアクセスポイント(AP)である。
【0007】
一部の実施例において、電力管理ビットを搬送する前記第1データフレームは、電力管理モードに入ることをピア装置に通知するために使用され、電力管理ビットを搬送する前記第2データフレームは、電力管理モードを終了することをピア装置に通知するために使用される。例えば、電力管理ビットを搬送する前記第1データフレームは、サービス品質ヌル(QOS)[asleep]フレームであり、電力管理ビットを搬送する前記第2データフレームは、サービス品質ヌル[awake]フレームである。一部の実施例において、前記シグナリング方法は、 前記送信バジェットが枯渇しているとマークされた場合、電力管理モードに入ることを更に含む。
【0008】
一部の実施例において、前記送信バジェットが閾値を下回るとき、前記送信バジェットが枯渇しようとし、前記閾値は、1つまたは1つ以上のフレームを送信するための通信時間に従って設定される。例えば、前記閾値は、電力管理ビットを搬送する第1データフレームを送信するための通信時間より長く設定される。
【0009】
本発明の実施例によれば、前記シグナリング方法は、前記ピア装置内にバッファリングされたデータトラフィックがあるかどうかを判定することと、前記ピア装置内にバッファリングされたデータトラフィックある場合にのみ、電力管理ビットを搬送する第2データフレームを送信することと、を更に含む。前記シグナリング方法は、前記ピア装置からの1つまたは1つ以上のビーコンフレームを受信することと、前記1つまたは1つ以上のビーコンフレームに従って、前記ピア装置内にバッファリングされたデータトラフィックがあるかどうかを判定することと、を更に含む。
【0010】
一実施例において、独自のシグナリング方法は、前記ピア装置との通信を再開するために前記送信バジェットが更新される時点を計算することと、前記時点に対応する情報を第3フレームに挿入することと、前記第3フレームを前記ピア装置に送信することと、を更に含む。本実施例では、前記第3フレームは、ベンダー固有アクションフレームであってもよく、管理フレームの一種であってもよい。前記時点は、時刻同期機能(TSF)の観点から計算される. 前記送信バジェットは、前記第1データフレーム及び前記第3フレームの両方を送信するための通信時間より長い閾値を設定することにより、前記第1データフレーム及び前記第3フレームの送信のために確保され、前記送信バジェットが前記閾値を下回ると、前記送信バジェットが枯渇しようとする。
(【0011】以降は省略されています)

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