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公開番号2024166097
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-28
出願番号2024071929
出願日2024-04-25
発明の名称光学部材、面光源装置、及び表示装置
出願人大日本印刷株式会社
代理人個人,個人
主分類F21S 2/00 20160101AFI20241121BHJP(照明)
要約【課題】面光源装置を用いた表示装置における視野角を効率的に拡大させる。
【解決手段】面光源装置20の光学部材28は、出光面31と出光面31に対面する裏面32とを含む導光板30と、裏面32に対面する反射シート70を含む。裏面32は、第1方向D1に交互に配置された複数の傾斜面37及び傾斜面37と非平行な複数の接続面39を含む。傾斜面37は、第1方向D1において出光面31に接近するように傾斜している。反射シート70の拡散反射率は、50%以上である。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
出光面と、出光面に対面する裏面と、を含む導光板と、
前記裏面に対面する反射シートと、を備え、
前記裏面は、第1方向に交互に配置された複数の傾斜面及び前記傾斜面と非平行な複数の接続面を含み、
前記傾斜面は、前記第1方向における第1側において前記出光面に接近するように前記第1方向に対して傾斜し、
前記反射シートは、前記導光板からの順で、表面層、内部拡散層、及び金属層を含み、
前記内部拡散層は、ベース層と、前記ベース層内に保持された光拡散成分と、を含む、面光源装置の光学部材。
続きを表示(約 1,700 文字)【請求項2】
前記反射シートの入射角20°での鏡面光沢度は、200以下であり、
前記反射シートの入射角85°での鏡面光沢度は、75以上である、請求項1に記載の光学部材。
【請求項3】
出光面と、出光面に対面する裏面と、を含む導光板と、
前記裏面に対面する反射シートと、を備え、
前記裏面は、第1方向に交互に配置された複数の傾斜面及び前記傾斜面と非平行な複数の接続面を含み、
前記傾斜面は、前記第1方向における第1側において前記出光面に接近するように前記第1方向に対して傾斜し、
前記反射シートの入射角20°での鏡面光沢度は、200以下であり、
前記反射シートの入射角85°での鏡面光沢度は、75以上である、面光源装置の光学部材。
【請求項4】
前記反射シートの入射角20°での鏡面光沢度G(20)、前記反射シートの入射角60°での鏡面光沢度G(60)、及び、前記反射シートの入射角85°での鏡面光沢度G(85)は、次の関係を満たす、請求項1又は3に記載の光学部材。
|G(60)-G(85)|<|G(20)-G(60)|
【請求項5】
出光面と、出光面に対面する裏面と、を含む導光板と、
前記裏面に対面する反射シートと、を備え、
前記裏面は、第1方向に交互に配置された複数の傾斜面及び前記傾斜面と非平行な複数の接続面を含み、
前記傾斜面は、前記第1方向における第1側において前記出光面に接近するように前記第1方向に対して傾斜し、
前記反射シートの入射角20°での鏡面光沢度G(20)、前記反射シートの入射角60°での鏡面光沢度G(60)、及び、前記反射シートの入射角85°での鏡面光沢度G(85)は、次の関係を満たす、面光源装置の光学部材。
|G(60)-G(85)|<|G(20)-G(60)|
【請求項6】
前記反射シートの入射角20°での鏡面光沢度G(20)、前記反射シートの入射角60°での鏡面光沢度G(60)、及び、前記反射シートの入射角85°での鏡面光沢度G(85)は、次の関係を満たす、請求項1、3、又は5に記載の光学部材。
|G(60)-G(85)|/((G(60)+G(85))/2)<|G(20)-G(60)|/((G(20)+G(60))/2)
【請求項7】
出光面と、出光面に対面する裏面と、を含む導光板と、
前記裏面に対面する反射シートと、を備え、
前記裏面は、第1方向に交互に配置された複数の傾斜面及び前記傾斜面と非平行な複数の接続面を含み、
前記傾斜面は、前記第1方向における第1側において前記出光面に接近するように前記第1方向に対して傾斜し、
前記反射シートの入射角20°での鏡面光沢度G(20)、前記反射シートの入射角60°での鏡面光沢度G(60)、及び、前記反射シートの入射角85°での鏡面光沢度G(85)は、次の関係を満たす、面光源装置の光学部材。
|G(60)-G(85)|/((G(60)+G(85))/2)<|G(20)-G(60)|/((G(20)+G(60))/2)
【請求項8】
前記反射シートの拡散反射率は、65%以上90%以下である、請求項1、3、5、又は7に記載の光学部材。
【請求項9】
出光面と、出光面に対面する裏面と、を含む導光板と、
前記裏面に対面する反射シートと、を備え、
前記裏面は、第1方向に交互に配置された複数の傾斜面及び前記傾斜面と非平行な複数の接続面を含み、
前記傾斜面は、前記第1方向における第1側において前記出光面に接近するように前記第1方向に対して傾斜し、
前記反射シートの拡散反射率は、65%以上90%以下である、面光源装置の光学部材。
【請求項10】
前記反射シートの入射角85°での鏡面光沢度は、75以上である、請求項1、3、5、7、又は9に記載の光学部材。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、光学部材、面光源装置、及び表示装置に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1に開示されているように、発光面を含む面光源装置が知られている。特許文献1に開示された従来の面光源装置は、エッジライト型として、反射シート、導光板、及び光学シートを含んでいる。特許文献1の面光源装置において、導光板は、出光面と、出光面に対向する裏面と、を含む。従来の裏面は、出光面に対して傾斜した傾斜面を含む。導光板内を進む光の出光面への入射角は、傾斜面で反射される度に、傾斜面の角度の2倍の角度だけ小さくなる。傾斜面での反射を繰り返すことによって、光の出光面への入射角が全反射臨界角未満となり、光は導光板から出光可能となる。この面光源装置において、導光板の出光面から出光する光の出光方向は、導光板及び光学シートの積層方向に対して大きく傾斜した非常に狭い角度範囲内に偏る。
【0003】
特許文献1の面光源装置において、光学シートは、導光板の出光面に対面するプリズム面を含む。プリズム面は、第1プリズム面及び第2プリズム面を繰り返し含む。第2プリズム面は、導光板からの光の入光面となる。第1プリズム面は、第2プリズム面を通過した光を反射する。第2プリズムでの反射によって、導光板及び光学シートの積層方向と光の進行方向との間の角度は小さくなる。このような導光板及び光学シートを用いた面光源装置では、正面方向等の特定方向への輝度を高くできる。
【0004】
第1プリズム面のうちの導光板に近い先端側となる部分には、積層方向に対して大きく傾斜した方向に進む光が入射し得る。第1プリズム面のうちの導光板から離れた基端側となる部分には、積層方向に対して比較的に小さな角度をなす方向に進む光が入射する。特許文献1に開示された面光源装置では、第1プリズム面は、折れ面となっている。導光板に近い先端側において、第1プリズム面の積層方向に対する角度は比較的に大きい。導光板から離れた基端側において、第1プリズム面の積層方向に対する角度は比較的に小さい。第1プリズム面を折れ面とすることにより、正面方向等の特定方向への輝度を更に高くできる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2016-95347号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
以上のように、従来の面光源装置では、導光板及び光学シートを含む光学部材が優れた集光機能を発揮する。これにより、正面方向等の特定方向への輝度を高くできる。その一方で、特定方向以外への光量が少ないので、視野角が狭くなる。本開示は、面光源装置を用いた表示装置における視野角を効率的に拡大させることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の一実施の形態による第1の面光源装置の光学部材は、
出光面と、出光面に対面する裏面と、を含む導光板と、
前記裏面に対面する反射シートと、を備え、
前記裏面は、第1方向に交互に配置された複数の傾斜面及び前記傾斜面と非平行な複数の接続面を含み、
前記傾斜面は、前記第1方向における第1側において前記出光面に接近するように前記第1方向に対して傾斜し、
前記反射シートは、前記導光板からの順で、表面層、内部拡散層、及び金属層を含み、
前記内部拡散層は、ベース層と、前記ベース層内に保持された光拡散成分と、を含む。
【0008】
本開示の一実施の形態による第2の面光源装置の光学部材は、
出光面と、出光面に対面する裏面と、を含む導光板と、
前記裏面に対面する反射シートと、を備え、
前記裏面は、第1方向に交互に配置された複数の傾斜面及び前記傾斜面と非平行な複数の接続面を含み、
前記傾斜面は、前記第1方向における第1側において前記出光面に接近するように前記第1方向に対して傾斜し、
前記反射シートの入射角20°での鏡面光沢度は、200以下であり、
前記反射シートの入射角85°での鏡面光沢度は、75以上である。
【0009】
本開示の一実施の形態による第3の面光源装置の光学部材は、
出光面と、出光面に対面する裏面と、を含む導光板と、
前記裏面に対面する反射シートと、を備え、
前記裏面は、第1方向に交互に配置された複数の傾斜面及び前記傾斜面と非平行な複数の接続面を含み、
前記傾斜面は、前記第1方向における第1側において前記出光面に接近するように前記第1方向に対して傾斜し、
前記反射シートの入射角20°での鏡面光沢度G(20)、前記反射シートの入射角60°での鏡面光沢度G(60)、及び、前記反射シートの入射角85°での鏡面光沢度G(85)は、次の関係を満たす。
|G(60)-G(85)|<|G(20)-G(60)|
【0010】
本開示の一実施の形態による第4の面光源装置の光学部材は、
出光面と、出光面に対面する裏面と、を含む導光板と、
前記裏面に対面する反射シートと、を備え、
前記裏面は、第1方向に交互に配置された複数の傾斜面及び前記傾斜面と非平行な複数の接続面を含み、
前記傾斜面は、前記第1方向における第1側において前記出光面に接近するように前記第1方向に対して傾斜し、
前記反射シートの入射角20°での鏡面光沢度G(20)、前記反射シートの入射角60°での鏡面光沢度G(60)、及び、前記反射シートの入射角85°での鏡面光沢度G(85)は、次の関係を満たす。
|G(60)-G(85)|/((G(60)+G(85))/2)<|G(20)-G(60)|/((G(20)+G(60))/2)
(【0011】以降は省略されています)

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